戦後間もないころのこと【その7】子供の遊び
「戦後間もないころのこと」について、これまで「国民を勇気づける音楽」「敗戦から戦後へ」「当時の食糧事情と世相」「占領下の『性』の問題」「当時の職業」「NHKラジオ歌謡」と、とりとめもなく連載してきたが、その第7弾は「子供の遊び」。 次の「遊び」は、ちょっと遊びの意味が違う。●禁じられた遊び フランス映画「禁じられた遊び」(Jeux...
View Article森の曲
拙ブログ、こもれび(木漏れ日)(5/8)で、家の近くの「木もれびの森」(写真)を紹介したところだが、最近の研究成果により、「森林浴」には、「森林セラピー」という言葉があるように、精神的に快適ということだけでなく、科学的な効能として心身の改善効果をもたらすことが証明されてきているようだ。●森林浴の効用...
View Article自転車の歌
自転車が有酸素運動で、身体にいいことは分かっている。 中学校から高校のときはよく自転車に乗っていた。そのころ住んでいた広島県呉市はとても坂道が多いところ。友人の家に行くには何度もその坂を越えて行かなければならない。地図で調べてみると、片道9㎞ある。いつもではないが、自転車を漕いで彼の家に行ったこともある。今から思えばとても信じられない、人生において最も元気のある頃だった。●自転車の効用...
View Article自動車とバイクの歌【その1】(1960年代)
●クルマに関する自分史 クルマのことについては元々あまり関心が無かったのに加え、学生時代、地元で通った自動車教習所(写真)では何度か仮免許に失敗し、一時はもう永遠に運転免許が取れないのではないかと思うほど運転のへたくそさを痛感したので、車に対する興味を失っていた。 会社に入ってからもそれは続き、いわゆる「ペーパードライバー」だった。それが、入社3年後に突然「営業」への異動命令。...
View Article自動車とバイクの歌【その2】(交通戦争)
前作で「1960年までの自動車とバイク」のことについて述べたが、紙面の都合もあり、伝えたいことを大分積み残してしまった。 何しろ最近は集中力に欠け休み休みなので、ブログを作成するのにも時間がかかり、そのせいか、途中まで仕上げたのにみんなダメにして、やり直しをしなければならないケースが増えている。...
View Article自動車とバイクの歌【その3】(車のCM曲)
今回はクルマのCM特集をしようと思うが、せっかくクルマの特集を続けているからには、少し勉強もしなければと思い、下表の通り国産車の主要機種について年表を作ってみた。 すでにお分かりのように、車のことに詳しくないので、機種の選定などに問題があるかもしれないが、ご容赦いただきたい。 昨年度の国内の自動車メーカーの売上ランキングは次の通り。<年表>...
View Article自動車とバイクの歌【その4】(1970年代以降の曲)
「日米貿易摩擦」は、昔から存在したが、「車」がやり玉に挙がったのは1980年代ぐらいからである。 まず最初は、1960年代初頭の「繊維」だった。日本の輸出によって繊維産業が打撃を受けたアメリカは、日本に輸出規制を求めてきた。 政府間で調整が行なわれた結果、1972年の沖縄返還の見返りとして、日本は輸出を自主規制、『日本は「糸」を売って「縄」を買った』といわれたものである。(写真は沖縄返還の調印式)...
View Article最近の政治に対して思うこと
元々政治経済のテーマについてはこのブログのメインテーマではないが、調べてみると、これまで98件も記事にしていた。 それでも政治の話題は、忖度(そんたく)の国・日本(3月25日)以来、2ヶ月近く封印をしていた。 ブログの巻頭ではこんなことを記している。 正直に言うと、日本の政治については色んな問題がありすぎて、何を書いていいのやら分からないほどだったのだ。...
View Article世論調査
安倍首相の政治手法について、朝日新聞5月15日の(政治断簡)おごる首相がつかんだ「コツ」という記事に強く共感した。 「もはや皇帝気取り。常軌を逸していますよ。何でも『俺が言えばできるんだ』と過信している」(民進の長妻昭氏)。...
View Article私の好きなテレビ番組
最近は毎日家にいるので、テレビを見る機会が増えた。 2011年7月24日の地デジ全面移行(画像)以来、5年間「地デジ難民」を自称してきたが、昨年の2016年5月連休から再びテレビを見るようになった。 それまでは、家に帰ればテレビのスイッチに手が触れるほど生活になじんでいたというのに、テレビを見なくても生きていかれるのがわかったことは収穫だった。 もちろん、一日中テレビを見ているわけではない。...
View Article最近のブログ事情
定期的というほどではないが、ブログの状況をときどきチェックしている。 それは、書庫でいうと一番上段の「ブログ・PC・読書」欄にあるが、大体「最近のブログ事情」というタイトルで投稿している。 多分他人には全く興味のないことで恐縮だが、その結果はセルフチェックの資料として、とても面白い。 この作業は、まだまだ8年のキャリアではあるが、長くブログを続けられている理由の一つだと思っている。...
View Article素晴らしいイージーリスニング
中学・高校時代は、レコードのドーナッツ盤(写真右)が全盛の時代で、気に入った音楽があれば飛んでレコード屋に行って買ったものだ。 そういえば、レコード屋(写真左)って、もう何年も行ったことがない。時代は変わったと思うが、昔のレコード屋は街の中の一等地にあって、いつも若者が店の中でたむろをしていたものだ。...
View Article加計学園問題について
日本の官僚にも男がいたんだねえ! 拙ブログ、最近の政治に対して思うことで、トランプ大統領がFBIのコミー長官を解任したとき、国のトップはお互い腐っているが、政治家への官僚と、マスコミのチェック機能がアメリカと日本とは全く違うことを嘆き、こんなことをつぶやいた。...
View Article素晴らしいイージーリスニング【その2】
素晴らしいイージーリスニング【その1】で、『1960年代から70年代まで「ムード・ミュージック」(イージーリスニング)は、一大ジャンルをなしていた。 その代表曲である、パーシーフェイス楽団の「夏の日の恋」(1960年)は9週連続全米ヒットチャート1位という快挙を成し遂げ、同年のグラミー賞まで受賞したほどの人気で、ムード・ミュージックは、今では想像もできないメジャーな音楽だった』...
View Article相撲力士と国際化
相撲人気が高まっている。大相撲の前売り券は稀勢の里が新横綱として迎えた今年春場所から2場所続けて即日完売。特に夏場所では、ネットなどで先行販売した前売り券が想定外の売れ行きとなり、窓口に並んだファンが購入できない事態となった。今年の秋場所(9月10日初日)の前売り券について東京・国技館の窓口販売を中止すると発表した。...
View Article日本と外国人【その2】
日本が西洋に知られるようになったのは、1300年ごろ、マルコ・ポーロ(1324年、69歳で没、画像)の「東方見聞録」に「黄金の国ジパング」(Cipangu)として紹介された。▼マルコポーロ・東方見聞録 「ジパング」は日本の英名である「ジャパン」(Japan)の語源である。...
View Article日本と外国人【その3】
大航海時代(中世が終わる15世紀から17世紀まで)の主役は、ポルトガルとスペインだったが、17世紀末からは新興勢力のイギリスとフランスが覇権を激しく争うようになった。...
View Articleアル・カイオラ
アル・カイオラ(Al Caiola、2016年、96歳で没、画像)と言っても、もはや音楽ファンでも知らない人もいるだろう。 それでも彼が演奏した「荒野の七人」や「ボナンザ」の主題曲を聴くと、「ああ、あの曲!」と思い出す人も多いはずだ。 彼はエルヴィス・プレスリーやフランク・シナトラらの大物で多数の伴奏を担当したことでも知られるギタリスト/アレンジャー/作曲家である。...
View Articleスポーツ選手に比べて…
最近のスポーツには話題が多く、特に卓球世界大会の日本人選手の活躍は、時差の関係もあり睡眠不足にさせられた。 大関昇進の安(写真)の口上の「正々堂々」も胸に響いた。 四字熟語図書館によると、「正々堂々」とは、中国の古い言葉(出典:孫武「孫子」軍争篇)で 公正で偽りなく、真正面から事を行なうこと。正しく整っていて勢いの盛んなさま。 正々は正しく整っている様で、堂々は威厳があって立派な様を意味する。...
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