日本の官僚にも男がいたんだねえ! 拙ブログ、最近の政治に対して思うことで、トランプ大統領がFBIのコミー長官を解任したとき、国のトップはお互い腐っているが、政治家への官僚と、マスコミのチェック機能がアメリカと日本とは全く違うことを嘆き、こんなことをつぶやいた。
「最近の森友、加計事件の推移を見るにつけ、ため息が漏れそうだ。コミー前FBI長官の部下であるマッケイブ長官代行のように、日本でこんな場面で彼のような発言が出来る官僚がいるのだろうか。
上の人の顔色ばかり窺う「忖度の国」日本と、「法」の下に生きる民主主義が息づいている国・アメリカとの大きな差だ」
日本の官僚にもこんなトップがいたことに涙が出そうだ。部下は誇りに思うべきだ。
次作の世論調査では、霞が関の中央官庁のドアに、![イメージ 4]()
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関係者によると、同店では男性客が数千円の料金を払って入店。気に入った女性がいれば、店員を通じて声をかけ、同席する。
女性らは、「割り切り」と称して、売春や援助交際を男性客に持ちかけることが多い。報酬が折り合えば店を出て、ホテルやレンタルルームに向かうこともある。店は直接、こうした交渉には関与しないとされる。…
解説はあまりしたくないが、これを見ていると、つい46年前に起きた西山事件を思い出してしまう。そのとき権力の走句の役割を果たしたのは、この手では常習犯の「週刊新潮」だった。西山事件とは、1971年、第3次佐藤内閣当時、米リチャード・ニクソン政権との沖縄返還協定に際し、公式発表では米国が支払うことになっていた地権者に対する土地原状回復費400万ドルを、実際には日本政府が肩代わりして米国に支払うという密約をしているとの情報をつかみ、毎日新聞社政治部の西山太吉氏(現在83歳、写真)が日本社会党議員に漏洩したが、それを漏らした外務省女性事務官と西山記者が有罪の判決を受けた事件である。
このときも密約の究明に進まず、男女の不倫問題だけがクローズアップされた。
▼学校法人加計学園は、岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学、岡山理科大学附属高等学校、岡山理科大学附属中学校、岡山理科大学専門学校、玉野総合医療専門学校、御影インターナショナルこども園の8つの設置校を持つ学園。
彼の息子の加計孝太郎氏(写真)が、現在の理事長で、安倍首相の「腹心の友」と呼ばれる渦中の人だ。
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▼今治市(いまばりし)は、地元では「イマハル」、「イマハリ」、「イマバル」とか、いろんな呼び方をする不思議な町だ。
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今治市のゆるキャラは「バリィさん」(写真)。2012年にはゆるキャラ日本一に輝いた。
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「おかしいと言える雰囲気 言う勇気」(写真)が貼ってあるのを見つけ、「これが、ブラック・ジョークにならないよう、特に国家公務員の方は、ぜひこのスローガンを意識して仕事をして欲しい」と書いた。
日本では、前川喜平・前文科省事務次官(62歳、写真)が当たり前のことを言っても、称賛するどころか、世の中がモラルハザードの嵐になっていて、風当たりは強い。
早速菅官房長官が、彼の悪口を言いだした。アメリカFBI長官のコミー氏のことを言ったトランプ大統領と同じパターンだ。最低の男だね、これは。
その尻馬に乗った読売新聞の記事には、情けなさを通り越して思わず笑ってしまった。
これが日本で一番発行部数が多い新聞だなんて信じられない。遂にロシアのプラウダか中国の人民日報になったのか、民主主義国のマスコミとはとても思えない。
記事は次のような内容だ。題して、「辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り」(5月22日)
文部科学省による再就職あっせん問題で引責辞任した同省の前川喜平・前次官が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ。
関係者によると、同店では男性客が数千円の料金を払って入店。気に入った女性がいれば、店員を通じて声をかけ、同席する。
女性らは、「割り切り」と称して、売春や援助交際を男性客に持ちかけることが多い。報酬が折り合えば店を出て、ホテルやレンタルルームに向かうこともある。店は直接、こうした交渉には関与しないとされる。…
出会い系バーに行ったのも不純な理由ではなさそうだし、それが日本の大新聞の社会面のトップに載るとは…。暗澹たる気持ちだ。
読売新聞にはもう期待していないが、他のマスコミは、過去にも過ちを犯しているのだから、核心から問題を遠ざけようとする「罠」にハマらないようにして欲しい。(Wikipedia参照)
加計学園の本拠地の岡山市、岡山理科大獣医学部を建設しようとしている今治市は、自分が以前住んでいた広島県や松山市に近く、知らない土地ではない。
加計学園と今治について少し確認してみよう。
創設者の加計勉氏(2008年、85歳で没)により1961年に設立され、2011年に50周年を迎えた。
同郷の、広島県(豊田郡安芸津町)出身で、出身校は自分と同じだ。
岡山理科大学は、1964年に創設され2014年に50周年を迎えた。
「東京理科大学」とは何も関係がない。東京理科大学は、この件で随分迷惑していることだろう。
余談だが、夏目漱石の「坊ちゃん」は東京理科大学の前身、東京物理学校を卒業したといい、創立125周年の2006年、マドンナとともに同校のイメージキャラクターに選ばれている。(写真)
なお、「諏訪東京理科大学」と、「山口東京理科大学」(正式には「山陽小野田市立山口東京理科大学」という)は、東京理科大学の系列校である。
▼今治市(いまばりし)は、地元では「イマハル」、「イマハリ」、「イマバル」とか、いろんな呼び方をする不思議な町だ。
Wikipediaによると、1920年は人口が3万人の小さな都市だった。昭和の大合併で約10万人になり、2005年の越智郡11町村を合併して18万人となり、四国の中でも県都に次ぐ第5の都市になった。
大三島・伯方島・大島・岡村島・津島・来島・小島・鶏小島・怪島・馬島・四阪島など、島しょ部の占める人口の割合が、かなり大きいはずだ。
タオルの町として全国的に有名だが、クレジット(月賦販売)発祥の地としても知られる。
1895年(明治28年)、愛媛県越智郡桜井村(現在の今治市桜井)の「丸善」という呉服店の若主人である田坂善四郎が販売促進の手段として、従来からの頼母子講式販売を一歩進めた「月掛け売り」という割賦販売を行なったのが草分け。当地には日本における「月賦販売発祥記念の碑」(写真)が建っている。
▼その地方都市に激震が走っている。
今治市の中心地から少し外れた「今治新都市第2地区(いこいの丘)」(地図)は、16.8㎢の広大な土地で、評価額は36億7,500万円。
2018年4月に岡山理科大獣医学部開設を目指す学校法人加計学園に対し、その土地を無償譲渡し、市からはさらに建設費64億円を上限に助成しようとしている「大盤振る舞い」が疑惑の原点である。
生徒数160人、教師70人といわれ、愛媛県の経済効果は年間3,000万円と試算されている。わずか3,000万円のために、37億円の土地と64億円の建設費、計100億円以上をプレゼントするなんて尋常では考えられない。
森友学園の場合は8億円で揉めたのに、今度は37億円。建設助成費に至っては前者は1億円で、64億円は森友学園の影もかすむほど。桁違いの多さだ。
きれいごとを言うつもりはない。金額は別にしても、会社でもこんなことは起こりうる。
ある人から「社長が右と言えば右に向くもんだ」と注意されたことがある。忖度は日本では日常的で、どこの世界でも転がっている。
しかし、明らかに間違っていることをトップが言ったからと言って全てそれに従えば、北朝鮮のような全体主義に陥る。
ましては、今回は自分のカネではない。トップが自分のお友だちだからといって、ルール違反をしてまでこんなに優遇するのがいけないのは、子供でもわかる自明のことだ。。
それを諭すのが参謀のはずだが、全くその役割を果たしていないのが、今の日本のお寒い政治環境だ。
「安倍さん、もうアウトだよ」ーそれを言ったら菅官房長官のことを見直すよ。