前作・沖縄県知事選で、携帯電話に言及した。
携帯電話の価格は以前から高いと思っていた。
ところが、どうやらこれには隠された意図がありそうだと感じ、それが沖縄県知事選にこれをアピールしているのに及んで、それが確信に変わった。
携帯電話の契約や料金体系には問題があるが、民間企業の価格に政府が口をはさむ範囲は限られているし、それが本当に出来るぐらいなら、大企業の巨額の内部留保を吐き出させて、消費税を減額するほどのことをやって、辣腕を発揮して欲しいものだ。
●携帯電話の自分史
スマホの現状を語る前に、携帯電話の自分史を振り返ってみたいが、何度も携帯電話は買い替えたので、正確な記憶が蘇らない。
資料を探して調べてみると、携帯の電話番号は6回変わっている。会社を変わるたびに電話も替えている計算になる。
〇1996年…PHS(ピッチ)
〇2005年…携帯電話
それがマイナーな存在になって携帯に変えた。「第3世代化」のため買い換えせざるを得ないときもあったが、テレビのデジタル化と同じで、メーカーのエゴを感じたものだ。
おかげでブログが携帯で見れるようになった代わりに電話料金も上がり、ほとんど電話もしていないのに、平均して月9,000円支払っていた。
買い換え当初「パケットし放題」に加入していなかったせいで、48,000円も請求が来てあわてたことも。
2006年から始まったナンバー・ポータビリティ制度の前は、電話番号やメール・アドレスが変わるたびに知りあいが減ったように思う。
〇2015年…スマホ
〇2017年…個人所有の電話をスマホにする
そして、2016年末に退職。そのとき、スマホを個人譲渡してもらうか、解約して、個人所有のガラケーをそのまま継続して使うかの選択に迫られた。
随分迷ったが、普段よく使う電話は会社貸与のもので、退職しても電話番号を知っている人が多く便利だと思ったことと、ガラケーは近いうちに生産終了するという噂もその結論に影響した。
価格は当然スマホの方が高い。ガラケーは月2,000円台で、金額が少ないので、2ヶ月まとめて支払うこともあった。そして、契約期間の残りの分割残金の支払い(2270円/月、5ヶ月間)と、個人譲渡の手数料(3,000円)もかかる。
そして、翌年の2月に引っ越しをした際、思い切って固定電話(写真)も解約した。
〇2018年…格安スマホに変更
スマホに変えたが、毎月平均で8,000円かかる。年金生活の身には堪える。格安スマホのデメリットも聞いていたが、もうあまり電話もしないし、ましてやメールもしない。
しかし、2年間という契約期間はまだ随分残っている。こんなことだったら、機能は少ないし、電話番号は普段あまり使わなかった、個人所有のガラケーにしておけばよかったと悔やまれる。
ショップに出かけ、いろいろ相談したが、店員から「8,000円なんか安い方ですよ。普通、1万円以上かかりますよ」と逆襲され、がっくりしたことも。
翌月(3月)の支払いはもろもろの費用を合わせて、21,290円だった。その後は毎月4,000円程度。これまでの半額にはなった。
一時的に余計な21,290円が必要だったが、スマホの5ヶ月分で元が取れる。
それにしても、スマホの料金体系は分かりにくい。そして、買ってからもう8ヶ月経っているというのに、操作もよく分からない。
今はデータ容量2倍キャンペーンで1GBのところ、1年目は2GBまで同額。2年目は約1,100円/月にアップ、3年目は1GBになり、+540円で2年目の金額になるという複雑さだ。
買ったスマホは、ちょっと通信が混むと支障が起き、直ぐに容量が一杯になり、何もした覚えがないのに、誤動作ばかり起きていて、ストレスでいらいらの毎日。高齢者にとっては目くらましのようで、まるで「携帯詐欺」にかかっているよう。
携帯電話の契約の後も、内容は再度よく確認しておいた方が良さそうだ。
続く。