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春はまだかいな

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 寒い日が続く。やはり、寒いよりは暖かい方がいい。暖かい春が待ち遠しい。

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 ヒートショックという言葉をよく聞くようになった。風呂などでの寒暖差による身体への影響にも気を付けなければならない。冬でも熱中症があるそうだ。

寒い朝

 朝は特に寒い。自分は5時台に、息子は4時台に家を出て仕事に行く。食事を作る妻も大変だ。そして、毎日ではないが彼女は7時台に家を出る。

 昨日は午後も気温が上がらず、風が強いので、屋外にいるのが辛かった。今日はさらに小雨やみぞれまで降っている。

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 そのせいだろうか、最近こんな歌をいつも口ずさんでいる。

 吉永小百合(現在72歳、写真)のデビューシングルで、和田弘とマヒナスターズと共演した「寒い朝」だ。

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 石坂洋次郎(1900-1986年、86歳で没、写真)の原作『寒い朝』の映画化作品「赤い蕾と白い花」の主題歌として使用され、通算20万枚を売り上げるヒット曲となり、吉永は本楽曲で同年の「第13回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。(Wikipedia参照)
吉永小百合/寒い朝(1962年)


<歌詞>

 北風吹きぬく寒い朝も 心ひとつで 暖かくなる 清らかに咲いた可憐な花を みどりの髪にかざして今日もああ 北風の中にきこうよ春を 北風の中にきこうよ春を

 北風吹きぬく寒い朝も 若い小鳥は飛び立つ空へ 幸福求めて摘みゆくバラの さす刺いまは忘れて強くああ 北風の中に待とうよ春を 北風の中に待とうよ春を

 北風吹きぬく寒い朝も 野越え山越え来る来る春は いじけていないで手に手をとって 望みに胸を元気に張ってああ 北風の中に呼ぼうよ春を 北風の中に呼ぼうよ春を
 こんな歌もあるね。

北原ミレイ/ざんげの値打ちもない(1970年)【あれは寒い二月の夜】
  


春は何時ごろやって来るのか

 それでも昨日のテレビによると、3月に入ればグッと気温が上がるという。(下図は東京の気温予測)確かに、最低気温が零度を下回らなくなりそうだ。

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 上図は1月から4月までの新暦と旧暦の比較表である。
 
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 2月19日は二十四節気「雨水」。雪が雨に変わり、寒さも峠を越える。

 春一番が吹き、ウグイス(写真)の鳴き声が聞こえ始める地域もあり、昔から農耕の準備を始める目安の時期とされてきた。


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 3月6日の「啓蟄」。大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃。柳の若芽が芽吹き、ふきのとう(写真)の花が咲く。
 
 そして、3月21日の「春分」。昼と夜の時間がほぼ同じになる。この日から春と称する国も多い。

 「春分」までまだ1ヶ月も先だ。春はまだ遠いのだろうか。

童謡/春よ来い


童謡/どこかで春が


早春賦



記録的な大雪

 今年の冬は日本海側が記録的な大雪で大変だったと思う。

 福井市では積雪が2月6日午後に134センチに達した。これは、1981年の「56豪雪」以来37年ぶりで、平年の6・4倍だという。

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 福井県内の国道8号線で、最大約1500台が立ち往生(写真)した映像が繰り返しニュースで伝えられていた。

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 13日午前11時の積雪は、山形・大蔵村(地図)肘折(ひじおり)で433cmと、この冬、全国で初めて4mを超えたそうだ。それも5年ぶりというから、昔から大変な豪雪地帯として知られているようだ。

 また、北海道・幌加内(ほろかない)町は、271cmまで雪が積もり、観測史上1位の記録を、さらに更新したという。

中島美嘉/雪の華(2003年)


冬景色


福岡と東京の気温の差

 ところで、九州はどこでも暖かいと思っている人もいるようだが、北部九州は日本海に面していて決して暖かい地域ではない。自分も福岡に住んでみて実感したことがある。

 知り合いの方が、実家の福岡にしょっちゅう帰っているが、「今年は東京より福岡の方がずっと寒い」と言っていたので、ちょっと調べてみた。が東京、が福岡の今年2月の温度である。

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 これを見ると、確かに福岡の方が寒そうだ。

春一番

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 「福岡」といえば、気象庁は2月14日午後、九州北部と中国地方、北陸で春一番(画像)が吹いたと発表した。

 九州北部は昨年より2日、中国地方は8日、北陸は3日早い。

 なお、関東の春一番は今年はまだだが、昨年(2017年)は2月17日、一昨年(2016年)は2月14日、その前(2015年)は、発生しなかったそうだ。ちなみに、最早は1988年の2月5日、最遅は1972年の3月20日だという。

 春一番とは、立春から春分の間に初めて吹く南寄りの強い風(東京で最大風速が風速8.0m/s以上の風)。

 身体を刺すような寒さが落ち着き、少しずつ暖かくなり始める頃、春一番という言葉がよく聞かれるようになる。

 しかし、春一番が吹いた日は気温が上昇するが、翌日は寒さが戻ることが多く、このことを「寒の戻り」と言い、気温が冬並みに逆戻りするので、これで暖かくなると勘違いしてはいけない。

キャンディーズ/春一番(1976年)



梅は咲いたか 桜はまだかいな

 このブログのお題を「春はまだかいな」としたが、「梅は咲いたか 桜はまだかいな」という江戸端唄からとった言葉だ。

 「世界の民謡・童謡」によると、『梅は咲いたか』は、明治時代に流行した俗謡『しょんがえ節』を基にした江戸端唄・小唄。花柳界の芸妓たちを季節の花々や貝に例えて歌っている。今日ではお座敷唄として有名。

市丸/梅は咲いたか


 歌詞の中で繰り返される「しょんがいな」は、歌の調子をとるための囃子言葉で、「ああそうかいな」「それからどうした」といった軽い合いの手としての意味合いのようだ。

 歌詞に登場する単語の意味について補足すると、梅・桜・柳・山吹は花柳界の芸妓たちを暗示したもの。梅の花は若い芸妓、桜は上の姐さんといったところだろうか。柳はゆらゆらと移り気、山吹は実を結ばない浮気性。
 まだまだ、春の予感はしない。

南沙織/春の予感~I've been mellow~(1978年)




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