今年初めから、「毎日が日曜日」状態が続いている。
2011年7月24日の地デジ全面移行(画像)以来、テレビを見ることを止め、「地デジ難民」を自称してきたが、実は専用チューナーや携帯電話などでこっそり?と、気になる番組を見ていた。
それが、去年(2016年)の5月連休に購入し、正々堂々と?テレビを見るようになった。
元々、家に帰るとBGMのようにテレビをつける習慣があったので、5年もよく我慢が出来たものと我ながら感心していたものだ。テレビを見ない生活でも不自由しないこともわかった。
しかし、買ってしまえばテレビを見る機会が増えるのも必然で、今年に入ってからさらにそれが加速してきた。
ただし、一日中見ているわけではない。
ニュース番組や、NHK:ファミリー・ヒストリー(毎週木曜日19:30-)、ガッテン!(毎週水曜日19:30-)、鶴瓶の家族に乾杯(毎週月曜日19:30-)、テレビ朝日:就活家族〜きっと、うまくいく〜(毎週木曜日21:00-)、テレビ東京:Youは何しに日本へ?(毎週月曜日18:55-)、世界!日本に行きたい人応援団(毎週木曜日19:58-)ぐらいか。
これらの番組は同じ時間帯で重なるものが多い。それで、必ず見るということではないし、録画もしない。
前置きが長引いたが、いよいよこれからが本題だ。
はまっている番組が一つだけある。それが、世界!日本に行きたい人応援団(画像)だ。
世界の国々で大捜索し、ニッポンのことが大好きな外国人の熱い思いを紹介。その中からニッポンで夢を叶えたい人のお手伝いするため、ニッポンにご招待するという内容だ。
こんなに日本が大好きな外国人が多いのに驚く。海外の人が日本のことを好きになってくれているのは素直に嬉しい。
また、自分も知らなかった日本の匠の世界を知るとともに、改めて日本人の心の暖かさに触れることは、日本人として生まれて誇りに思う。
イギリスのジャパン祭りで出会ったジェリーさんはニッポンのお好み焼きが大好き。ニューヨークで初めて食べたとき、ソースとトッピングの豊富さに魅了されたのがきっかけで好きになった。インターネットでレシピを研究し、友人に自作したお好み焼きを食べてもらうのが楽しみ。
そんなジェリーさんをニッポンへご招待!とある。
来日して早速向かったのはお好み焼き文化が栄える大阪。
ちなみに、大阪府のお好み焼き屋の数(焼きそば、タコ焼きを含む)は2,850件もあり全国一位だそうだ。
そこではお好み焼きを美味しく作るコツを教えていただいた。
大切なことは「混ぜすぎないこと」「混ぜる時空気を入れること」→「ふんわりと仕上げる」。「あまり触らないこと」「返した後押すのは厳禁」→「さわると温度が下がる」「キャベツの食感を生かす」。「粉の量を減らす」→「キャベツの食感を生かす」など。
女将さんおすすめの「美津の焼き」(\1.405、写真)を食した。
ここで、地元の方に「美味しいお好み焼き」のお店を聞き込み開始!地元の人しか知らない名店にも行ってみたいのだとか。
〇街の方に紹介していただいた、ねぎ焼が有名な千日前の「福太郎」へ!
「すじねぎ焼」(\1,080、写真)の香ばしい醤油の風味が大変気に入ったようだ。
〇さらにこの日ジェリーさんは「道具屋筋」も訪れていた。お好み焼きの道具はなかなかイギリスでは買えないため、憧れのコテを購入した。
〇翌日、からほり商店街で出会った方に教えていただいた、商店街内の路地の奥にひっそりとたたずむ「ことみ」というお店へ。
古き良き時代の大阪の名残を残し、老人夫妻が長年やっている。
古き良き時代の大阪の名残を残し、老人夫妻が長年やっている。
ここでは、メニューにおでんもあり、おでんのじゃがいもを入れたお好み焼き「豚玉じゃがいも入り」(\600、写真)を味わった。
山根家では、お兄さんと妹さんが手作りのお好み焼きを作り、ジェリーさんはそれぞれの独特な食感に驚いたが、特に納豆と大和芋のお好み焼きが気に入ったようだった。
続いてジェリーさんが向かったのは広島。
言わずと知れたお好み焼きの町。お好み焼きは正に「広島のソウルフード」である(図)。
〇彼女は、広島のお好み焼きの元祖の一つと言われる「みっちゃん総本店」(地図)に行ってみたかったそうだ。
キャリア30年の上川さんに教えていただいた。 そばがたっぷり入るのが特徴の広島のお好み焼き。「そば肉玉子」(\750、写真)は、特に「麺のところが信じられないぐらい美味しい」と大満足だった。 そして、念願だった広島のお好み焼き作りに挑戦した。
〇お好み焼き屋尽くしの日本滞在
その他、大阪では「双月」、「千草」、「おかる」。広島では「八昌」、「Lopez」、お好み村「たけのこ」にも訪れた。
よく短期間の滞在でこれだけ胃袋に入ったものだ。
画像は広島・お好み村「たけのこ」での様子。
最後はこの映像。
日本のお好み焼き文化の奥深さに、我ながら驚いた番組だった。
いい番組をありがとう。