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1960年代に席巻したダンス音楽・ツイスト(Twist)は、社会人になった1971年以降もよく踊った記憶がある。音楽に合わせ腰をくねらせて踊る。
ツイストとは、1960年代初めに黒人歌手チャビー・チェッカー(現在75歳)が流行させたダンスの名称を言う。
一人でどこでも踊れるという利点が幸いしてあっという間に、世界中で大流行した。
「ツイストって何?」と言われ、当時彼はツイストの踊り方について、「両足でタバコを踏み消しながらお尻をタオルで拭う様な動作」だと答えていたそうだ。
この後音楽の世界は、ツイスト以外にもバラエティに富んだダンス音楽が次々と作り出され、それは70年代のディスコティックに移っていく。
チャビー・チェッカーは、アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア出身。
「 キング・オブ・ツイスト 」、「 ミスター・ツイスター 」という称号を与えられ、60年代のダンス「 ツイスト Twist 」を世界中で流行らせた第一人者である。
1959年パークウェイ・レーベルから 「 The Class 」( 全米38位 ) でデビュー。
1960年、「 The Twist ( ツイストNo.1 )」( 全米1位 ) が大ヒットしたが、これはハンク・バラード&ミッドナイターズが1958年に歌ったカバー曲。
1961年、チャビー・チェッカーがアメリカのCBSのバラエティー番組『エド・サリヴァン・ショー』で、歌ったことを切っ掛けに、アメリカのラジオ局が再び「ザ・ツイスト」をかけ始め、レコードを再発売した。ビルボード誌では、1962年1月13日に、再び週間ランキング第1位を獲得した。ビルボード誌1962年年間ランキングでも第1位を獲得した。
1位になった曲がチャートから消えて再び登場し、又1位となった例はこの曲以外には無い。
チャビー・チェッカー/ツイストNo.1(1960年)
ツイストを語る上で欠かせないのは、ジョイディー&スターライターズだ。
ジョイディー&スターライターズ/ペパミントツイスト(1962年)
チャビー・チェッカー/レッツ・ツイスト・アゲイン(1961年)
こうしてツイストは、我が国でもブームとなり、和製ツイスト・スターも登場した。
それが藤木孝(現在76歳、写真)だった。歌唱力とダンスの才を活かし、1960年代前半には『レージィ・ギター』『踊れツイスト』『ツイストNo.1』『ママのツイスト』『24000のキッス』などのヒット曲を連発、“ツイスト男”の異名で当時のツイスト・ブームを牽引した。(Wikipedia参照)
当時、ツイストの曲でなくともリズムに合わせて、アップテンポな音楽であればツイストを踊っていたような気がする。
例えばこんな曲だ。
コニー・フランシスL/カラーに口紅(1959 年)
ミーナ ・マッツィーニ/月影のナポリ(1960年)
ジェリー・リー・ルイス/火の玉ロック(1957年)
エディ・ホッジス/恋の売り込み(1961年)
ところで、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)において、1955年にタイムスリップした主人公のマーティ・マクフライが、指を負傷したマーヴィン・ベリーというギタリストの代理としてダンスパーティのバンドでギターを演奏し、アンコールでこの曲を演奏するシーンがある。映画の設定上ではマーヴィンはチャックの従兄弟であり、主人公の演奏中に「新しい音楽を探していた」というチャックに電話をかけ、受話器越しに演奏を聴かせている。
つまりチャック・ベリーは、未来からやってきたマーティの演奏を聴いてこの曲を着想した、というタイム・パラドックスになっている。
なお、演奏中にヒートアップしたマーティがベンチャーズのクロマティック・ラン奏法(いわゆる「テケテケ」)やピート・タウンゼントのウインドミル奏法、ジミ・ヘンドリックスの背中で弾くパフォーマンス、エドワード・ヴァン・ヘイレンのライトハンド奏法など、1955年以降の時代に流行する演奏スタイルを披露してしまったため、困惑した観客に向かって「君らには早いが子供の世代にはわかる」と言っている。(Wikipedia参照)
チャック・ベリー/ジョニー・B・グッド(1958年)
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より (1985年)
ツイスト・ブームも下火となって、ビートルズを中心とする新しい波が押し寄せてくると、ヒット曲が出なくなる。
ジョン・レノンがリード・ヴォーカルをとっている「ツイスト・アンド・シャウト」は、ビートルズの記念すべきデビュー盤で、1963年に発売された「Please Please Me」のアルバムの最後に収録されている。
作者はバート・ラッセル・バーンズとフィル・メドレー。1962年にアイズレー・ブラザーズがこの曲をリリースしてヒットさせており、彼らをオリジナル・アーティストとする資料も多くあるが、実は、最初にこの曲をリリースしたのは彼らではなく、アトランティック・レコードに所属していたトップ・ノーツというグループ。1961年、フィル・スペクターのプロデュースでリリースしたのが最初である。ビートルズがカヴァーした曲としても有名である。(Wikipedia参照)
ビートルズ/ツイスト&シャウト(1963年)