以前にも行った記憶があるが、何時のことだっただろうか。たぶん四半世紀ぶりだと思うが、先週の7月24日(日)、東京都内の日帰りはとバス観光に出かけた。(写真は、はとバス)
題して「東京NEWSなスポットめぐり」。こんな内容だ。
●高校のOB会
自分の出身は広島県だが、関東近辺在住の人も多く、ときどき高校の同級生の有志で小旅行を楽しんでいる。
その幹事の方からお誘いを受けた。以前から実施していたようだが、今年の4月2日(土)に上野公園で桜の見学を行い、そのOB会にデビューした。下がその時の写真だ。
そのときの参加者は11名。うち男性は4名いたが、今回全8名中、男性はたった一人、それが自分だ。これが記念写真。鼻の下が伸びている。
う~ん!人生マレに見るハーレム経験。でも、みんなの中にうまく溶け込めるかどうか心配。
初めての人もいるし、普段会っていない人たち。高校の時もあまり話をしたことの無い人たちばかりだ。
当時は内気で、話すのが苦手だったが、年の功というか、羞恥心を失ったというか、今は苦にならない。さて、結果はどうだったか…。
●東京NEWSなスポットめぐり
さて、「東京NEWSなスポットめぐり」はこんなコースだ。
まだパソコンにOfficeを搭載していない。それで、図では行き先が空欄になっているところもあるが、東京駅丸の内南口(9:50発)===皇居ドライブ(二重橋前=千鳥ヶ淵=半蔵門)===◎国会議事堂(衆議院見学・60分)===◎第一ホテル アネックス「トラットリア ラ・パランツァ」(イタリアンバイキングの昼食/50分)===○表参道===◎NHKスタジオパーク(見学・50分)===◎東京都庁展望台(展望・40分)===東京駅丸の内南口(16:30着予定)を巡る。
9時半の待ち合わせ。日曜日ということもあるのだろうが、待合所にはたくさんの人だかりだ。はとバスがひっきりなしに、往来している。
乗車する。若い女性のバスガイドさんが付いて観光案内をしてくれるのだが、隣に座った同級生の女性と話が弾み、全く説明を聞いていなかった。ガイドさん、ごめんなさい。![]()

●まずは国会議事堂
彼は、バスの乗客に広島県・呉の出身者が8名いることを知ってか知らずか、広島県人にとって面白い話を聞かせてくれた。
まず、国会議事堂の外壁には呉市の花崗岩が使われているということ。
正確にいうと、国会議事堂の外壁には、山口県の黒髪島花崗岩 (地下一階外壁と一階外壁)と、広島県の倉橋島花崗岩(正面玄関丸柱,二階外壁)が使われている。
倉橋島(地図)には、複数の採石業者があったが、現在では呉石材株式会社(地図矢印が場所)1件だけが明治、大正、昭和の日本建築の採石を伝承している。以前は建築材として使用されることが非常に多かったが、近年採掘される石の色彩が濃く安定しているので、墓石としての需要が大変多くなっているそうだ。
そしてもう一つは、国会議事堂が一時期、呉市にあったこと。
これはどうやらガイドの勘違いで、広島市に「広島臨時仮議事堂」として、国会議事堂が現存していた時期があったということだ。
これは、東京以外に唯一造られた国会議事堂である。(写真)
これもWikipediaを参照。1894年(明治27年)7月、日清戦争勃発。当時山陽鉄道は広島駅が西端であったこと、第5師団の拠点があったこと、宇品港(広島港)が事実上軍港として整備されていたことから、広島が臨戦地となり大本営が置かれた。
同年10月14日竣工。設計から竣工までほぼ20日間という突貫工事で作られたという。
今は、中国電力基町ビルの正面入口付近に「広島臨時帝国議会議事堂跡碑」が建立されている(写真)
今まで二つとも知らなかった。
国会の本会議場は衆議院と参議院に分かれるが、今回は衆議院議場を見ることが出来た。
本会議場は、各院の2階部分にあり、3階まで吹き抜けとなっている。天井の部分にはステンドグラスがあり、それを通して昼光が通るので本会議中以外は天井の蛍光灯は点灯させていない。議場の構造はいずれも、議長席・演壇をかなめとして扇形に広がり、会派ごとに議席が配分されて座る、いわゆる「大陸型」である。
正面中央奥には議長席があり、その左隣が事務総長席。演壇は議長席前方にあり、その下側には国会速記者席があって議事録を速記している。
また、議長席を中心に左右に2列の席があるが、前列が閣僚の座る国務大臣席(このうち最も議長席に近い側の席が内閣総理大臣席)、後列が議院事務局職員が座る事務局職員席となってある。
●最後の訪問は東京都庁
丹下健三(2005年、91歳で没、写真)の後期の代表作のひとつで、一般にデザインとしてはポストモダンに属するとも、第一本庁舎は一般にパリのノートルダム大聖堂の形態を引用しているともいわれている。デザインについては批判もあるが、特徴のある形態のため、ランドマークとしての機能を果たしている。
バブル景気の最中に計画された超高層ビルであり、「バベルの塔」をもじって「バブルの塔」、また投入された税金から「タックス・タワー」と揶揄されることもあるが、反面、東京の観光名所の一つとして、展望室に訪れる人が絶えない。。
何といっても圧巻は、四方に広がる東京の展望だ。(左下の富士山は、写真を拝借しました)23時まで滞在可能というから、夜の展望も素晴らしいはずだ。
東京スカイツリーはもちろん、新宿パークタワー、東京オペラシティ、東京タワーなど。西方面は、気温が低くて見通しがきく12月~2月は、富士山を望むことができる日が多いという。
●その他
第一ホテル アネックス「トラットリア ラ・パランツァ」(内幸町)では、窯焼きナポリ風ピザが大好評!みんなでおいしいイタリアンバイキングをいただいた。
NHKスタジオパークは以前行ったこともあるので想像はしていたが、生番組を見ることが出来るし、人気番組の紹介がテレビ大好き人間にはたまらないはずだ。今は連続大河ドラマ「真田丸」に関する展示品が満載だ。(写真)
はとバスツアー、東京近辺に住んでいるものの、知らないことばかり。東京の一部をしっかりと見ることが出来て大満足。
●最後に、「東京」の曲を年代順に
初代コロンビアローズ/東京のバスガール(1957年)
島倉千代子/東京だよおっ母さん(1957年)
黒沢明とロス・プリモス/ラブユー東京(1966年)
イエロー・マジック・オーケストラ/テクノポリス(1974年)
*歌詞はありませんが、よく聴いて下さい。
マイペース/東京(1974年)
中原理恵/東京ララバイ(1978年)
クリスタルキング/大都会(1979年)
中村あゆみ/Tokyo City Serenade(1987年)