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卵かけご飯

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 久しぶりに家で卵かけご飯を食べた。手っ取り早いこともあり、以前はよく食したものだ。

 また、旅館の朝食の定番として生卵がついてくることが多い。最近は旅することが少ない。

 卵かけご飯は、「卵ぶっかけご飯」、「卵ご飯」、「卵かっか」、「卵かけ」、「たまご飯」、「たまつる」、「ぼっかけご飯」などとも呼ばれる。
 卵かけご飯の歴史

 一般的に鶏卵を食べるようになったのは江戸時代からだそうだ。

 それまでは仏教の不殺生戒の影響があったが、愛玩用に広く飼われるようになったニワトリの産んだ卵(無精卵)が全く孵化しないことから、卵は生物では無いという認識になり、卵を食することがタブー視されなくなり、採卵用にニワトリを飼う習慣が広まったという。

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 それでも鶏卵は長きに渡って高価な食材であり、卵かけご飯のような簡便な料理に用いることは考えられなかったが、江戸後期の1838年(天保9年)に、鍋島藩の『御次日記』において、客人に饗応された献立のなかに「御丼 生玉子」が見られ、その後、日本初の従軍記者として活躍した、岡山県・美咲町出身で、明治時代を代表するジャーナリスト・岸田吟香(1905年、71歳で没、写真)が1872年(明治5年)に卵かけご飯を食べた日本で初めての人物とされ、周囲に卵かけご飯を勧めたとされる。(Wikipedia 参照)

 卵かけご飯の食べ方にはいろいろなスタイルがある

 卵を崩さず醤油をかける、卵をかき回してから醤油をかける、かき回した卵をそのままご飯にかける、ご飯の真ん中に箸で穴を開ける、かき回した卵が入っている器にご飯を入れる…。

 自分は卵をかき回してから醤油をかけたり、かき回した卵をそのままご飯にかけている。
 生食の文化
  
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 ところで、現代日本では卵は生食できる食品として認知されているが、日本以外の国では韓国のユッケ(写真左)、およびヨーロッパのタルタルステーキ(写真右)で生卵と生肉、他の具材をかき混ぜる料理がある他は生食する食習慣は独特とされ、卵を食す場合は完全に火を通した調理が一般的。

 日本以外の文化圏で育った人にとって、生卵を食する習慣はカルチャーショックであり、時にはゲテモノ食と映るようだ。

 元来生卵はサルモネラ食中毒などを起こしやすく、安全に食べられる地域は日本など一部に限られている。生食を前提にしている日本では、鶏卵農家が卵の完全洗浄など衛生管理全般が行き届いているからだという。 
 卵かけご飯の魅力

 卵かけご飯という「生卵をメインに使った料理」は、日本独特のもので、今や「TKG (Tamago Kake Gohan)」と略され親しまれている。

 しかし、なぜ卵かけご飯はこんなにも愛されるのだろうか。

 美味しさは大前提として、その理由は以下の3つだと言われている。

 1、栄養価と価格の安さ

 卵は良質なたんぱく質が豊富な完全栄養食であり、1個20円台前半から購入できるスーパー食材である。

 2、失敗しらずの一食完結メニュー

 卵を割って混ぜるだけなので、失敗知らず。誰もが同じように作ることができる。また、一食で完結するメニューでもある。

 3、ちょい足しなどのアレンジ幅の広さ

 王道の食べ方だけではない。混ぜ方、ちょい足しの仕方など、調理のバリエーションはどんどん増え、チーズ、納豆、ごま油、キムチ、バター、塩こんぶなどを使った新たな食べ方を紹介するたびに、人気を博している。
「卵かけご飯専用醤油」というのもある。

 卵かけご飯に最適化するように調味されており、醤油をベースに昆布や鰹節のうま味を加え、卵との調和を向上させるために甘味を加えた「卵かけご飯専用醤油」が開発され、2000年代以降に数十社から商品化・市販され、メーカーによっては「関東風」「関西風」など細分化されている。


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おたまはん(雲南市の吉田ふるさと村が開発、2002年発売)写真)
●たまごにかけるお醤油(福山市の寺岡有機醸造が開発)
●玉子かけご飯にかける醤油(熊本市の濱田醤油が開発)
●ヒゲタ たまごかけご飯にどうぞ!(醤油メーカー大手のヒゲタ醤油が発売)
 卵かけご飯専用調味材

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 卵かけご飯に合うように、または独自の風味を出すように調合された調味材も存在している。

卵かけご飯専用ふりかけ(写真)
●おうちで 牛丼風 たまごかけご飯(ブルドックソース)
 卵は物価の優等生

 卵は物価の優等生と言われ、長い間価格の変動が少ない、貴重な食品である。

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 卵は栄養価の優等生

●必須アミノ酸

 たんぱく質を構成するのは20種類のアミノ酸。その中で、私たちの身体にとって必要不可欠で食事からとらなければならない8種類のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と言う。

 卵にはこの必須アミノ酸がバランスよく含まれており、免疫力をアップしてくれる。

 このアミノ酸のバランスを数値化したものは「アミノ酸スコア」と呼ばれているが、卵のアミノ酸スコアはなんと、最高点の100!

●脳を活性化! アルツハイマー病予防にも期待!

 ギリシャ語で卵黄を意味する「レキトース」に由来するレシチンという成分が最近注目されている。 このレシチンにはコリンと呼ばれる成分が含まれており、これが脳を活性化させ、アルツハイマー病を含めた脳の組織の老化防止が期待されている。コリンを多く摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究もある 。

●生活習慣病の予防に

 コリンには中性脂肪の量を調節する働きがあり、内臓脂肪を増やす心配もない。同時に、コリンには血圧を低下させ、高血圧や高コレステロール血症や脂肪肝などの予防や改善にも効果があるとされる。

●すぐれた抗酸化作用

 生活習慣病や老化の原因である活性酸素。卵にはメチオニンという必須アミノ酸が豊富に含まれており、体の老廃物や毒素などを排泄してくれる。 また、ビタミンA、B6、Eなど卵に含まれているビタミン群は活性酸素の発生を抑えたり、除去する働きがある。

●美肌づくりにも一役!

 お肌の潤い、もちもち感を作る主なものにコラーゲンがあるが、その主原料はアミノ酸。

●風邪に負けない身体に

 塩化リゾチームは、卵の白身に含まれているリゾチームという酵素からつくられたもの。このリゾチームには風邪の原因となる細菌などを溶かす働きがある。

 新鮮な卵の見分け方

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暁テル子 ミネソタの卵売り(1951)




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