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カラオケの楽しみ方

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イメージ 1 今や、世界共通語になっているカラオケ(Karaoke)は、1971年、神戸市のクレセント社の社長で、バンドマンをしていた井上大佑氏(75歳、写真)により、ビジネス化に成功した。(注:発明ではないという。Wikipedia参照)
 
 再生装置は「8JUKE(エイトジューク)」と名づけられ、リース販売された。しかし、井上は特許を申請しておらず、もし特許を申請していたら毎年100億円の特許権収入があったと言われている。
 
 彼は1999年の米国タイム誌で、「今世紀、もっとも影響のあった20人」の一人に選ばれ、「毛沢東や、ガンジーがアジアの昼を変えたならば、井上はアジアの夜を変えた男」として紹介されているそうだ。
 
 それから半世紀も経っていないというのに、このカラオケの隆盛ぶりは何だろうか。

カラオケ市場
 
 その原因の一つは、通信カラオケの発展だ。
 
 新曲がすぐに歌えるようになったこと、ネット・アプリの進化などにより、カラオケを楽しむ要素が増えたのが大きいと思う。
 
イメージ 2●しかし、カラオケ市場は1995年頃をピークに下り坂傾向にある。
 
 2014年度の業務用カラオケの市場規模は約6,114億円。
 
 カラオケボックスがその65%、酒場が29%と続いている。(カラオケ白書2015

イメージ 3●また、
レジャー白書2015によると、余暇活動の参加人口では、2014年では国内観光旅行が1位、2位は外食、3位は読書
 
 カラオケは2013年(3,360万人)の9位から2014年(3,400万人)13位と、人数はわずかに増えているものの順位を落としている。
 
 音楽鑑賞の人口が増え、「歌う」より「聴く」方が多くなっていることが分かる。

進化したカラオケの楽しみ方
 
 
 最近では、自作の曲をカラオケに入れたり、見知らぬ人とカラオケに集まったりと、新しい楽しみ方が広がってきた。インターネットやスマートフォン(スマホ)の技術の進化が後押しする。
 
イメージ 4「キョクプロ(エクシング)
 
 カラオケ機器大手のエクシング(名古屋市)が提供する「キョクプロ」は、自分で作った曲がカラオケ店で歌えるサービスだ。
 
 最近は専用ソフトなどを使って自宅で作曲を楽しむ人が増えている。作品をネット経由でカラオケに登録することができる。歌詞もパソコンから打ち込んで設定し、曲が流れるテンポも自由に決められる。自分の曲が何回歌われたかも分かるという。
 
「ohaco(オハコ)」(鉄人化計画)
 
 「会社の同僚や同じ大学の友人とは歌の趣味が合わない」「本当はビジュアル系バンドの曲を思いっきり歌いたい」――。こんな人にお薦めなのが鉄人化計画のサービス「ohaco(オハコ)」だ。
 
 オハコはスマホ用のアプリで、アプリの利用者はあらかじめ年齢や名前などを登録する。利用者はアプリ上で「アニメソング」など、歌いたい曲のジャンルを投稿して、同じジャンルの曲を歌いたい人の参加を呼びかける。
 
 3人以上の参加希望者が集まり、場所と時間の希望が合えば、鉄人化計画が運営するカラオケ店「カラオケの鉄人」でカラオケを楽しめる。趣味の合う人を探せる交流サイト(SNS)の機能をカラオケに特化させたアプリといえる。
 
「DAM★とも動画」(第一興商)
 
 第一興商が提供する「DAM★とも動画」は、カラオケ店で歌う姿をインターネット上の専用サイトで友人などに公開できるサービス。同社のカラオケ機器「DAM」に付属するカメラで、利用者が歌う姿を撮影する。
 
 公開した動画が他の人に何回再生されたかや、「ナイス!」と他の人からどれぐらい評価されたかなども分かる。
 
 専用サイトで気に入った動画を見つけたら一緒に歌うことも可能だ。投稿された動画をカラオケ店で再生しながら自分が歌うと、2人が一緒に歌っている動画になる。
 
 最大で6人まで一緒に歌って盛り上がることも可能だ。投稿した動画は一定の期間が過ぎると、削除されるが、無料なので何回でも投稿ができる。おすすめの動画は「今月の注目動画」としてサイトのトップページで紹介される。
 
すきっとねっと」(コシダカホールディングス)
 
 コシダカホールディングスが提供する「すきっとねっと」のサービスは同社のカラオケ機器「すきっと」で歌った曲を自分のスマホやパソコンに保存できるサービスだ。料金は1曲100円だ。
 
●1人でもエンジョイ(ヒトカラ)
 
 自分もその仲間だが、最近では1人でカラオケに行く人が増えて、新しい楽しみ方として定着している。
 
 たとえば、急遽友人と会う予定になったけど、待ち合わせ時間まで、1時間くらいあるから、という時間潰しにヒトカラを利用することもできる。
 
 ヒトカラの魅力は何と言っても「好きな歌を好きなだけ歌うことができる」ことだ。
 
 カラオケスナックでも、昼カラでも、もちろんカラオケボックスでも何人かいる場合は、順番待ちをしなければならない。そして、歌う曲はどうしてもみんなが知ってるような歌を歌わなければならない…。でも、ヒトカラなら、自分が好きな歌を好きなだけ歌うことができるので、こういったことを気にする必要が一切ない。
カラオケを上手く歌うコツ
 
イメージ 5 さて、最大の課題はこれだ。どうせ歌うのなら、客からお世辞でも「うまい!」と言って欲しい。採点でも高得点を取りたい。
 
 そのためには練習や、コツがいる。
 
 それは、まず
 
1.自分の声にあった選曲をすること
 
 自分の声質・声量に合った曲を探すのは難しいが、普通は親しい友人やお店のママさんが、教えてくれる。批評されるのは辛い。そのためには謙虚さが必要である。
 
 それが難しい場合はテープなどに録音して自分の耳で聴くこと。
 
2.歌に感情が込められるようにすること
 
 歌に「情緒」を加味できるかどうか、これがプロとアマチュアの最終的な分かれ目だといわれている。どんなに楽譜に忠実に歌えても、感情がこもっていなければ心には響かない。逆にいえば、音程が多少ズレていても、感情の入った歌は聞き手を魅了する。
 
3.腹式呼吸で歌えるようにすること
 
 「声量」とは、ただ単に、声が大きければいい、というわけではなく、抑揚をつけて歌の強弱をコントロールできること、これが「声量がある」ということの条件になる。


 例えば、音程が外れていなくても声量に乏しい歌声は上手く聴こえないし、逆に多少音域が外れていても、声量のある歌は迫力を持っている。

 声量をコントロールするためには呼吸法や息継ぎが重要になる。地声の大きい人でも息継ぎのタイミングを間違えると声量は保てない。
 
 声量をアップする最も効果的な方法は腹式呼吸をマスターすることだ。腹式呼吸で歌うと自然に声が通るようになるので、声量がアップする。
 
 通常、我々は「胸式呼吸」と呼ばれる胸部を中心とした呼吸を行なっている。胸式呼吸は酸素を取り込める量が少ないため、歌う場合には何度も息継ぎをしなければ声が続かない。
 
 一方、「腹式呼吸」は一度にたくさんの酸素を取り込めるため、少ない息継ぎで力強い声が出せるようになる。上手に歌うコツとして、しばしば「腹から声を出す」という表現が用いられる。「鼻で吸って口で吐く」という意識を持つことことが大切で、腹式呼吸が身につくと、何曲歌っても次の日、声が枯れることがない。
 
4.ビブラートを使うこと
 
 歌唱技術の一つに「ビブラート」という発声方法がある。


 

 ビブラートとは、声を震わせながら歌声に変化をつけて、感情の高まりなどを表現する発声方法である。ビブラートで歌える=歌が上手いと一般的には言われているので、会得すれば歌唱力のアップは間違いないと言える。
 
 ビブラートには「お腹から出す」方法と、「喉から出す」方法の2種類があるといわれている。喉から出すビブラートは比較的覚えやすいが、喉に負担をかけてしまう。お腹から出すビブラートの方が歌声も安定するし、喉への負担も少ないので、こちらをマスターする方がいい。
 
 ビブラートを覚えるためには、とにかくたくさんの歌を練習することが重要で、声を出す際に、喉・顎・腹の三点に意識を向けながら歌ってみてるのがよいそうだ。
ボイストレーニング入門参照)
 
 どこかで、細川たかし50才から歌が本当に上手くなる」というようなことを言っていた記憶がある。自分もそう思いたい。
 
 人間の筋肉の内で声帯が一番強いということも聞いたことがある。但し、使わないと弱ってしまうというのを言い訳に、カラオケにいそしんでいる毎日である。
 

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