人間に苦手はつきものである。
自分にもたくさんあるが、その中でも年賀状を書くのが、筆頭の内に入る。
若い頃はペンフレンドといって、文通していた頃もあるし、ブログも1日平均1作を目標にしているのが、なぜか年賀状となると億劫で、毎年苦痛のタネである。
過去に一度、返事も出さないという、最低のことをした年もあった。
天は罰を与え、普通は歳とともに増えてもおかしくないのに年々受け取る数が減り、寂しい老後を迎えている。
PCのプリンターは壊れたまま、買えばいいのに、自分にとって飲みシロの方が価値が高い。年賀状作成用のソフトも買ってあるが、机の奥に大事にしまってある。
実は今年も同じ過ちを繰り返している。はがきは買ってあるがいまだに白紙のままである。本当に情けなく、お恥ずかしい限りである。![]()
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自分は年賀状を否定する者ではない。


西欧ではクリスマスカードが定着しているせいもあり、現代で年賀状のやり取りをこれほど行っている国は日本しかないそうだ。
日本でもメールで済ますことも多くなり、これからそのあり方も変わっていくことだろう。
我々の世代になると、「生存確認」のようなものである。年賀状を貰って嬉しくないはずはない。
ところが、友人の年賀状に「年末から体調を壊した」と書かれてあった。
彼は以前の会社の同僚で、今自分が勤めている会社を紹介してくれた恩人である。
気になったので電話してみると、年末に「膵臓がん」と「肝臓がん」が見つかり、医師から既に余命の宣告を受けたのだそうだ。
同世代で、まだ働いている。電話では気丈な話しぶりだったが、とても信じられなくてショックを受けた。
人生は辛いことが多い。
閑話休題。ここで年賀状のルールを勉強してみよう。
●年賀状はいつまで出せばいいか
郵便ポストに2つの差し入れ口がある場合、片方が年賀郵便専用となる時期は、12月15日から1月7日ごろまで。1月7日が松の内・七草なので、これを基準に考えればよい。
それ以降は、通常はがきか、私製はがきで寒中見舞いで対応することになる。今年は1月31日の節分(旧正月)まで受取人に届けば通用する。
なお、今年はお年玉抽せんが1月19日(日)に行われるので、それまでにお年玉つき年賀はがきで年賀状を出しても、まだ間に合う。
●どんなものでも年賀状として扱えるか
12月15日から28日まで扱われる年賀特別郵便については
1.はがき(通常はがき、お年玉つき年賀はがき、私製はがき)…50円
2.定形郵便物(封書など)…25gまで80円、25gを越え50gまで90円
3.郵便書簡「ミニレター」(切手印面刷り込み済みのレターシート)…60円
4.点字郵便物
を年賀状として取り扱っている。
*定形外郵便物を年賀状として差し出す場合、年末に出すと年内に届いてしまう可能性があるので、確実に1月1日に届けるとしたら、配達日指定の扱いにするという方法がある。(日曜・祝日など休日を配達日に指定するとき1通200円加算、祝日でない土曜日を含む平日を指定するとき1通30円加算)
●年賀状の日付
切手をはった年賀状の場合は、年賀特別郵便の取扱期間(12月15日~28日)を過ぎると、郵便事業会社で受け付けた当日の普通の日付印が押される。
お年玉つき年賀はがきは12月15日~1月7日、原則として消印は押されない。
●賀詞の使い方
●宛名(表書き)、文章のルール
2.宛名には必ず敬称*をつける。
*敬称:一般的に、個人宛ては「様」。会社、団体などには「御中」。組織の個人に宛てる場合は、部署名を右肩に、役職名を名前の上に小さく、個人名に「様」とする。役職名には敬称はつけないので「○○社長様」とはせず、「社長 ○○様」とする。医師、恩師などに宛てる場合は名前に「先生」とつけ、「様」は不用。「殿」は年賀状では一般的ではないので「様」を用いる。
3.忌み言葉を避ける。
相手が不快に感じる言葉、「去る」「失う」「滅びる」「絶望」などや、フレーズはできるだけ書かないようにする。また「去年」は「昨年」「旧年」とする。。「昨年は体調を壊して…」など書かれても送られた方は、新年早々暗い気分になるので、できるだけ楽しい話題を選ぶ。
(年賀状博物館参照)
ここで、同じ曲を3グループの歌で。
マーヴェレッツ/プリーズ・ミスター・ポストマン (1961年)
マーヴェレッツのリードシンガー、グラディス・ホートンが戦地に赴いた恋人からの手紙を待つ気持ちを歌い上げている。
ビートルズ/プリーズ・ミスター・ポストマン (1963年)
これは、当時ビートルズが所属するEMIレコードがモータウンの英国内販売権を獲得したプロモーションを兼ねて歌ったもので、 「ウィズ・ザ・ビートルズ」(1963年)のA面7曲目に収録された。
リード・ヴォーカルはジョン・レノンが担当したが、彼がデビュー前のドイツ巡業時代、リヴァプールで彼の帰りを待つ恋人(当時、後の妻)のシンシア・パウエル宛のラヴ・レターの表に「郵便屋さん早くシンの元に届けてよ」と、この曲の歌詞をもじって書いていたというエピソードがある。
カーペンターズ/プリーズ・ミスター・ポストマン (1974年)
カーペンターズ・バージョンは、アルバム「緑の地平線〜ホライゾン」(1975年)(写真)からの先行シングルとしてリリースされ、カーペンターズにとって、「遥かなる影」「トップ・オブ・ザ・ワールド」に続く3作目の全米1位獲得シングルとなった。
(Wikipedia参照)
本当はこんなことしてはいられないんだね。遅くなった年賀状の返事出さなくっちゃ。![]()
