ユーミン(松任谷由美)は今年の1月19日に60歳になる。
7月18日でコンサートが終了すると、トータルで実に2,132公演、総動員数735万7,500人を記録するという。
また、衣装デザイナーには篠原ともえ(34歳)(写真右)を起用し、「今まで見たことのないユーミン」を演出している。
その「ひこうき雲」は、タイトル曲の「ひこうき雲」がスタジオ・ジプリ・宮崎駿(72歳)のラスト作品「風立ちぬ」のテーマソングに使われた。
そのレコードジャケット(写真)は、映画でも印象的なシーンのひとつでもある、主人公、二郎と菜穂子のキスシーン。ジブリ作品で大人の正統派のキスシーンはこれが初となるそうだ。
昨年11月29日の日刊ゲンダイに「知る人ぞ知る ユーミン伝説集」という、ユーミン・マニア必見の記事が載っていた。
着道楽
実家は東京・八王子の、創業100年を超える老舗呉服店。(下図)自分の通勤途中にある。
有名ブランドを着こなし、アフリカで衝動買いした布地でチャイナドレスを作るなど、知識とチャレンジ精神は旺盛だ。CMに出た関係でユニクロも愛用。
元祖コギャル
立教女学院中時代、成績優秀だったが、放課後は新宿の有料トイレで私服に着替え、ジャズ喫茶ACBへ。自宅を抜け出し、終電で都内へ出かけて始発で帰り、学校に通った。
レコード
小5で初めてママ&パパスの「マンデー・マンデー」(1966年)(映像)を購入。以来洋楽にハマった。中2から旧立川米軍基地に出入りし、輸入盤LP1枚を約800円で買い集めた。
GSの追っかけで、ジャズ喫茶の出待ちをするうち、ロック情報通の新譜コレクターで、ピアノも弾けることから、スタジオミュージシャンとしてスカウトされ、芸能界入りした。
松任谷正隆(62歳)
出会った当時はスコアの書き方も編曲も知らず、ユーミンが一から仕込んだ。編曲に面白さを感じなければ、結婚はもちろん、ミリオン突破のヒット連発もなかった。
教科書
シンガーソングライターの草分け的存在だけに、1990年には「卒業写真」(1975年作)(映像)が高校の教科書に登場。その後「やさしさに包まれたなら」(1974年作)、「春よ、来い」(1994年作)も収録。
美容オタク
デビュー以来、スレンダーな体形とサイズを維持する。世田谷区岡本の自宅近くの公園をジョギング。ペットボトルダンベルやコアリズムで汗を流す。「古希(70歳)でミニスカートをはく」ため、イメージトレーニングも欠かさない。
鶴の機織り
歌詞をひねり出すときはひとりで部屋にこもる。ひたすら取り組む姿は「夕鶴」のつう(写真)のようだとか。
趣味
趣味が高じて天女をテーマにした「蓮華」なるオリエンタルなバービー人形をデザイン。オークションでは高値で取引されている。(写真)
親友
料理好きなユーミンは、食べ切れない種類の手料理をふるまって歓待する。得意料理は野菜たっぷりのしゃぶしゃぶだ。
最後はこの2曲。
ルージュの伝言(1975年) 春よ、来い(1994年)