Quantcast
Channel: ♪♪中高年の中高年による中高年のための音楽♪♪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1001

楽器の脇役が活躍する音楽 【パーカッション編その1】

$
0
0
 パーカッションが主役の音楽は少ないと思っていた。
 
カスタネット
 
イメージ 1 しかし、今年の5月4日有楽町の東京国際フォーラムで開催されたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014公演の最前列席で見たルネ・マルタンのル・ク・ド・クール(ハート直撃コンサート)の世界的なカスタネット奏者のルセロ・テナさん(写真)が演奏するカスタネットの音色の豊富さには驚いた。(カスタネットの音楽参照)
 
 まずは、彼女の演奏するカルメンと、アンジェラ・ゲオルギューの歌うグラナダをどうぞ。
 


 ポピュラー音楽では、ドラムセットに組み込まれるドラムスティックを使用する「打楽器」以外をパーカッション(Percussion)と呼ぶ。パーカッションにはこんな種類がある。
 
パーカッション一覧
 
イメージ 2

タンバリン
 
イメージ 4タンバリン」tambourine)は、胴に小さなシンバルを付けた極めて浅い小型の片面太鼓である。安価で、簡単に音を出すことができるため、教育用楽器として多用される。小学校で使われる教科書ではタンブリンと明記している。
 
ビゼー/歌劇「カルメン」より第4幕への間奏曲「アラゴネーズ」
グスターヴ・ホルスト/組曲「惑星」より「木星」
 


セルジオ・メンデストブラジル66/マシュケナダ(1966年)
ザ・スプリームス/恋はあせらず(You Can't Hurry Love)1966年)
 


ギロ
 
イメージ 3ギロ」guiro(写真)は、ヒョウタンの内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する打楽器。主にラテン音楽で使用される民族楽器である。同種の楽器にヘコヘ(レコレコ)がある。
 
 刻みはヒョウタンの長手方向に垂直に入れられ、それを何本も並べてぎざぎざにする。ヒョウタンを鉛直にぶら下げ、ぎざぎざの部分に木や金属、象牙や動物の角などの棒をあて、ヒョウタンを上下させることにより、棒でこする。これにより「ギー」(長いとき)、「チャッ」(短いとき)というような音を出す。(Wikipedia参照)
 

○次の演奏のウーゴ・ブランコ(現在74歳)はベネズエラの有名なアルパ奏者。1958年に発売された「コーヒールンバ」Coffee rumba)は世界的にヒットした。
 
ウーゴ・ブランコ/El Cigarron1962年) Cumbia con arpa
 


サンタナ/僕のリズムを聞いとくれ(Oye Como Va (1970)

 


キハーダ
 
イメージ 5 「キハーダ」quijada(写真)は、キューバの楽器で、顎の骨の意味。
 
 ロバや馬の下あごの骨を乾燥させることで歯肉を取り除くと、歯肉の厚み分だけ歯と骨に遊びができ、骨に付いたまま歯が自由に動くようになる。これを楽器として用いたものである。鈴を付けたものもある。
 
 これを振ったり、叩いたり、棒などでこすったりして音を出す。
 
 日本の時代劇の効果音や演歌などでしばしば使われる、「カーッ」という音はこの楽器によって作られる。
 
水戸黄門主題歌/あゝ人生に涙あり
北島三郎/与作
 


 楽器の脇役が活躍する音楽 【パーカッション編その2】に続く。
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1001

Trending Articles