前作楽器の脇役が活躍する音楽に続いて、手足を使った、いわゆる「ボディパーカッション」の音楽を特集してみた。
フィンガースナップ(指パッチン)
写真は、指パッチンの名人、ポール牧(2005年、63歳で没)
親指との間に張力をかけた中指や薬指を、手のひら(正確には親指の付け根の部分)に勢い良く打ち当てることで「パッチン」という破裂音を立てる。なお、この音は手を叩いて音を出す基本法則とほぼ同じようなもので、空気を弾くことで鳴る音である。
映画「ウェストサイド物語」/クール(1961年)
テンプテーションズ/マイ・ガール(1964年)
クィーン/キラー・クィーン(1974年)
マイケル・ジャクソン/ディス・イズ・イット(1998年)
手拍子
ベンチャーズ/レッツ・ゴー
サンタ・エスメラルダ/悲しき願い
春日八郎/お富さん(1954年)
三波春夫/チャンチキおけさ(1957年)
手締め
「手打ちによって締める」が語源である。なお、関西では「手締め」のことを「手打ち」と表現する。
手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が行事が無事に終了したことを協力者に感謝することである。そのため来賓の場合、仮に音頭を取ることを依頼されたとしても断ることが筋である。
シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャン3回、3回、3回、1回と手を叩く。
3×3=9と1回9=漢字にすると「九」この九と1回=「丸」「丸く収まりました」との説がある。
手締めの打ち方には、3本締めと1本締めがある。
新年会など、1年のスタートであり、この1年はまだまだ続くのでこのようなときは、1本締めにする。
3×3=9と1回9=漢字にすると「九」この九と1回=「丸」「丸く収まりました」との説がある。
手締めの打ち方には、3本締めと1本締めがある。
新年会など、1年のスタートであり、この1年はまだまだ続くのでこのようなときは、1本締めにする。
「完全に終わり」とするか、「まだ完全に終わりではない」の違いで使い分けるのだそうだ。
仲の良い友人だけの集まりで、周りに迷惑がかからないようにとの配慮からシャンと1回だけの手締め(1丁締め)で済ませるならいいが、正式な場や、人生の先輩方が大勢いる場では、避けるべきだという。(http://楽しもうよ.com/139.html参照)
二葉百合子&石川さゆり/関東一本〆 (2001年)
タップダンス
「タップダンス」 (Tap Dance) は、モダンダンスの一つ。
元来はアメリカ南部の黒人のダンス。18世紀アメリカ・サウスカロライナ州の黒人奴隷の労働後のダンスでドラムが打ち鳴らされていたが、1739年にサウスカロライナ州で暴動が発生し、白人が黒人の集まる場でのドラムを禁止し、ドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出した事から始まった。
20世紀に映画や音楽とともに世界に広がった。タップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊る。
フレッド・アステア&エレノア・パウエル/踊るニューヨーク(1940年)
ジーン・ケリー/雨に唄えば(1952年)
ビル・ボージャングル・ロビンソン/ザ・サンド・ダンス(1943年)