自分だけではなく、多くのブロガーにとってもいろんな思いがあることだろう。
●どうしてこの時期に辞めるのだろうか
Yahoo!ブログには「サービスを取り巻く現在の市場環境や技術的な運用課題、今後の事業方針など、様々な要因をふまえて総合的に検討し、これ以上の継続が難しいと判断し、サービスを終了することにいたしました。ご愛顧いただきました皆様には大変申し訳ございませんが、なにとぞご理解いただけますようよろしくお願いいたします」
とあるが、本当のことはよく分からない。想像してみた。
1.β版というのがどういうものか分からないが、開発に失敗、もしくは多くの支持者を得られなかったこと。
2.現在のブログに問題点や課題がいくつもあるが、それを抜本的に改善するのに莫大な費用がかかるか、それが不可能なことが明確になったこと。
3.ブログを取り巻く環境について、SNSの発展にブログが付いていけないと判断したこと。
4.安倍内閣の言論弾圧の傾向が甚だしいなかで、最大規模のブログが犠牲になったのではないか。
もっともYahoo!ニュースそのものが、自民党議員の失態なりスキャンダルの場合は党名を入れず、他党の場合はしっかりと名前の前に党名を入れるという作為をしていたそうだ。
自分も政治や社会問題に一言多い論客の末席にいるが、そんな厄介な連中を排除したかったのでは、と思うのはうがった見方だろうか。
●今の気持ち
「Yahoo! ブログの終了宣言」は、60歳の還暦を迎える一歩手前の2009年3月22日から、今月の21日に「ブログライフ10周年」を迎える矢先のことだった。
この10年、ブログで自分の人生は大きく変わった。ブログの影響は計り知れないほどだ。
そして、昨年の12月30日の「年末だ」で、訪問者数の累計が80万人を突破したことをお伝えし、「このままでいくと2020年の東京オリンピックまでには100万人に届きそうだ」という意欲と抱負を述べたばかりだった。
今は違う。テレビを見ると永野芽耶がこんなCMをやっていた。「『カルピス』ブランド100周年『卒業』編」。
正にその心境だ。「さよならの代わりに再会を誓おう」。ブログで知った友達と別れたくない。別れるならせめてその後の状況を確認してからにしよう。
自分の人生は環境の変化の連続だった。
辛いことも多かったが、それをダーウィンの進化論「強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残る」を信じ、転居や転職を「住めば都」だと実感してきた。
歳を取ったので、リテラシー能力の衰えが目立ってきた。試練になるとは思うが、今は他ブログに移り、大げさに言うと、第2のブログ人生を歩んで行こうと思っている。
最初から読んでみた。本当に情熱を注いで来たことが分かる。
リナール/映画「ネバーエンディング・ストーリー」テーマ曲 (1984年)
最近は息切れで投稿数も減ったが、身体が続く限り続けていきたいと思う。
続く。