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歌姫(ディ-ヴァ)【その1】サラ・ブライトマン、セリーヌ・ディオン

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 歌の上手い女性歌手を崇める場合、「女王」(クイーン、Queen)と共に、「歌姫」(ディーヴァ、DIVA)という言葉を使う。

~の女王」

 「~の女王」(2015/9/27)については、拙ブログで紹介したことがある。

 音楽だけに絞っても、こんなにブログで使っていた。それでも、まだまだあるだろう。

 <日本>
・スキャットの女王…伊集加代 
・元祖CMの女王…楠トシエ 
・CMの女王…松田聖子 
・フォークの女王…森山良子 
・バラードの女王…高橋真梨子  
・ムード歌謡の女王…松尾和子  
・ポップスの女王…弘田三枝子   
・タンゴの女王…藤沢嵐子 
・冬の女王…広瀬香美 
・エレジー(悲歌)の女王…菅原都々子 
・ブギの女王…笠置シヅ子 
・ニューミュージックの女王、恋愛歌の女王…松任谷由美 
・失恋歌の女王…中島みゆき  
・海外ご当地ソングの女王…庄野真代 
・歌謡界の女王…美空ひばり  
・チャイナ・メロディーの女王…渡辺はまこ  
・ご当地ソングの女王…水森かおり  
・学園祭の女王第一号…太田裕美 
・ブルースの女王…淡谷のり子
・二代目ブルースの女王…青江三奈 
 
 <海外>

・ユーロの女王…シニータ 
・カントリー&ウェスタンの女王…ロレッタ・リン 
・フォークソングの女王…ジョーン・バエズ  
・癒し系音楽の女王…エンヤ 
・ハスキー・ボイスの女王…ボニー・タイラー  
・スキャットの女王…ダニエル・リカーリ 
・ワルツの女王…パティ・ペイジ 
・ポップスの女王…カイリー・ミノーグ  
・ディスコの女王…ドナ・サマー 
・イエ・イエの女王…シルヴィ・バルタン 
・カンツォーネの女王…ミルバ 
・ポップの女王…マドンナ  

・カスタネットの女王…ルセロ・テナ 
 
 <韓国>
・韓国歌謡界の女王…バティ・キム 
・韓国演歌「トロット」の女王…チュ・ヒョンミ(周美)
・トロット・クイーン…チャン・ユンジョン(張允瀞) 
・エレジーの女王…イ・ミジャ(李美子) 

世界の歌姫

イメージ 1
イメージ 2
 「世界の歌姫」については、「第989話:サラ・ブライトマン」(2011/11/3)で、9年前の、古い情報ではあるが2009年の9月にライブドアがネット調査したもの(図)を載せた。

 これによると、世界の歌姫のNo.1は、ソプラノ・ディーヴァ、サラ・ブライトマン(現在58歳、写真)だった。 

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 もちろん、彼女も大好きで素晴らしい「歌姫」だが、自分は当時から一貫して、このグラフでは5位に甘んじているセリーヌ・ディオン(現在50歳、写真)が、No.1「世界の歌姫」だと思っている。

 どちらも何度も、拙ブログで紹介してきた。それでは、ここで二人の歌を聴いてみよう。

サラ・ブライトマン

 彼女の歌をはじめて聴いたのは実は代表曲の「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」(1997年)ではなく、「アヴェ・マリア」(2001年)だった。早速CDを購入し、あの透き通った声に聴き惚れたものである。

サラ・ブライトマン/アヴェ・マリア(2001年)


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 イングランド・ブライトマンハートフォードシャー州バーカムステッド(地図)出身。

 全世界でのトータルセールスは3千万枚を超え、クラシックとポップスを融合した独自の音楽スタイルはクラシカル・クロスオーバーのを先導する存在として、大きな支持を得ている。

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 1981年(21歳)に新作ミュージカルの『キャッツ』のオーディションを受け、ジェミマ役を射止めた。サラはその後もアンドルー・ロイド・ウェバー(現在70歳、写真)のミュージカルに数多く出演した。1984年(24歳)にはウェバーと結婚し、ウェバー作「レクイエム」の初演でもソプラノ・パートを務めた。 

 特に1986年(26歳)に『オペラ座の怪人』にオリジナルキャストとして出演したクリスティーヌ・ダーエ役での成功は彼女の名を一躍世界に知らしめることとなった。

 ソロアーティストとしてデビューしたのは1987年のこと。1990年(30歳)にはウェバーと離婚し、その後はソロ歌手としての活動に専念するようになった。

 1991年のNHK紅白歌合戦に出演し『オペラ座の怪人』のナンバー「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌い、日本の音楽ファンにもおなじみの存在となった。

サラ・ブライトマン&アントニオ・バンデラス
オペラ座の怪人より「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」(1991年)


 また1992年のバルセロナオリンピックの閉会式ではスペインのオペラ歌手ホセ・カレーラス(現在71歳)とのデュエットで大会の公式テーマ曲『アミーゴス・パラ・シエンプレ』を歌った。

バルセロナオリンピックテーマ曲「アミーゴス・パラ・シエンプレ」(1992年)


 実は彼女はオリンピック公式テーマ曲を2度に渡って歌った初めてのアーティストである。2度目はバルセロナ五輪から16年後の2008年、北京五輪での開会式だ。 

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 代表曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は、元は「コン・テ・パルティロ」(Con Te Partirò)(君と旅立とう)という題名で、イタリアの盲目のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ(現在60歳)が、1995年のサンレモ音楽祭で歌い、4位に入賞。同年春発売のセカンドアルバム「Bocelli」の1曲目に収録されたが、その時点では必ずしも大ヒットしたわけではなかった。

 
 この曲を聴いたサラ・ブライトマンがボチェッリにデュエットを申し込み、歌詞の一部とタイトルをイタリア語から英語に変更し、「Time To Say Goodbye」とした。
 
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 そして、彼女の友人で、ドイツの国民的英雄でもあるボクサー、ヘンリー・マスケ(現在54歳、写真)の引退試合(1996年)のリング上のステージで初めて2人によって歌った。
 
 その直後の12月に発売されたシングルは大ヒットし、ドイツのヒットチャートで14週連続1位となったという。この曲はクラシカル・クロスオーヴァーというジャンルを確立した曲としても知られている。
 

<歌詞>
 
 一人きりでいるとき 私は水平線を夢見る そして何も言えなくなってしまう 部屋の中は暗い 太陽の光がないから あなたがそばにいないと 太陽も消えたまま 窓から私の心が広がっていく あなたのものになった心が あなたはそんな私に 光を降り注いでくれる あなたが道ばたで見つけた光を タイム・トゥ・セイ・グッバイ
 

 今までに見たことも 訪れたこともない場所を 私はこれから あなたとともに航海していく 船に乗って海を越えて もうどこにもなくなってしまった海を越えて イッツ・タイム・トゥ・セイ・グッバイ 

サラ・ブライトマン&アンドレア・ボチェッリ/タイム・トゥ・セイ・グッバイ(1996年)


セリーヌ・ディオン

 自分はセリーヌ・ディオンのファンである。故・島倉千代子坂本冬美と同じく、偶然自分と誕生日が同じ日(3月30日)というのも親近感を深めている。

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 以前、レンタル・ショップで「セリーヌ・ディオン・ストーリー 愛を歌にのせて」(2008年4月16日発売、写真)というDVDを借りたことがある。
 
 セリーヌ・ディオンの半生を描いた作品だが、その大半は夫で、12歳からのマネージャーである、レネ・アンジェリル(2016年、73歳で没、写真左)との出会いと結婚のことに話題を割いている。
 
イメージ 10 1994年、2回の結婚と3人の子供があるレネ・アンジェリルとセリーヌ・ディオンは、周囲の反対を押し切って結婚する。彼女が26歳、彼が52歳のときで、26歳もの年の差婚だった。(写真)
 
 そして、1999年から夫の病気の看護と出産のため、2年間休業する。さらに2010年には人工授精で双子の赤ちゃんを産んでいる。夫が68歳のときである。
 
 彼は、喉頭がんとの長い闘病生活の末に2016年1月14日、米ラスベガスの自宅で死去した。現在、彼女には連れ子の3人に、彼との間に生まれた3人の兄弟を合わせ、6人の子供がいる。

 下図が彼女の年表だ。

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 セリーヌ・ディオンの歌う好きな曲はたくさんあるが、いくつかを聴いてみよう。

Power Of Love(1993年)


To Love You More(&葉加瀬太郎)(1995年)


Immortality(&Bee Gees)(1998年)
 

I Believe in You(&Ill divo)(2006年)


 「洋楽の歌姫といえば?」(2015/2/6)によれば、集計した24,976票の内、ベストテンは次の通り。多分ここでは、サラ・ブライトマンはポップスの歌手と思われていないのだろう。

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 次回は、いろんな「歌姫」の特集を。

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