●大坂なおみ旋風
テニスの4大大会、全米オープンでセリーナ・ウィリアムズを下し、日本人初の優勝を果たした、現在世界ランク7位・大坂なおみ(20歳、写真)は、17日から開催の「東レ パンパシフィックオープン」で早速日本で凱旋出場する。
全米オープン優勝後はインタビューやファンにもみくちゃにされ、疲れも残っているだろうが頑張って欲しい。
大坂は2回戦からの登場で、14年全豪準優勝で同29位のドミニク・チブルコバ(スロバキア、29歳、写真)と、19日の予定では、17:30に対戦する。
豪華メンバーがそろう今大会。まず3度の優勝を誇る世界ランク2位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)。同4位キャロライン・ガルシア(フランス)、同8位カロリナ・プリスコバ(チェコ)など。全米覇者で勢いは一番とは言え、強敵ぞろいだ。
「東レ パン パシフィック オープンテニス」は、1984年にスタートし、今年で第35回目を迎える国内最大の国際女子テニストーナメント。
時代を代表する世界の女子テニスのスーパースターたちが熱戦を繰り広げ、日本のテニスファンを魅了する大会だ。
会場は昨年10月に開場したばかりである。
新たなイベントスポットでの世界女王の登場へ。再び大坂旋風が起きるか、その機運は高まるばかりだ。
ところで、今回は大坂なおみがテーマではない。なおみ(Naomi)という名前のタレントの特集である。
●なおみ(Naomi)の起源
「なおみ」という名前は元々日本にあったものではない。
Naomi は、旧約聖書にも登場しているヘブライ語から由来する名前で、ユダヤ教徒やキリスト教徒の女性の名前に使われることが多い。ヘブライ語で “幸せ” や “和み” を意味する言葉だ。
たまたま日本語的な発音と似ていたが、日本語との関連性はない。
そして、英語の名前Naomiは日本語のように「ナオミ」と発音しない。
発音方法をローマ字にした場合、「neiOUmi」や「neiAmi」と発音されているそうだ。
ちなみに大文字のところが強く発音するところだ。カタカナで書くと「ネイヨウミ」と聞こえる。
●ナオミ・キャンベル
海外でNaomiと言えばすぐに思い浮かべるのは、イギリスの女性ファッションモデル・ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell、現在48歳、写真)だ。
彼女のキャリアの絶頂期は1990年代初期だった。黒人モデルとして初めてパリ版「ヴォーグ」の表紙を飾り、以降、トップ・モデルとして君臨。シンディ・クロフォード、クラウディア・シファー、クリスティー・ターリントン、リンダ・エヴァンジェリスタ、ケイト・モスと並んで「ビッグシックス」、ターリントンとエヴァンジェリスタと並んで「三位一体」と称された。
1995年、映画 「マイアミ・ラプソディー」 で本格的に女優デビューし、95年にはアルバム 「ベイビー・ウーマン」 で歌手デビュー。南アフリカ共和国の政治家ネルソン・マンデラを祖父と慕い、慈善活動にも精力的。私生活では、98年のアシスタントへの暴行事件、08年のヒースロー空港での暴行事件など幾多の問題を起こしている。 (Wikipedia参照)
こんなCMにも出ていた。
●ナオミの夢
「ナオミの夢」は、1970年の、東京国際歌謡音楽祭の優勝曲。イスラエル出身のヘドバとダビデが歌った。
ヘドバとダビデ/ナオミの夢(1971年)
●日本でのナオミの起源
小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、以降「ナオミズム」という言葉が世に流行した。
●日本人のなおみ
日本人で「なおみ」の名前の有名人は多い。
まずは、歌手から。ちあきなおみ(71歳)、佐良直美(73歳)、田村直美(54歳)。
ちあきなおみ/矢切の渡し(1982年)
佐良直美/世界は二人のために(1967年)
女優。秋本奈緒美(55歳)、財前直美(52歳)、川島なお美(2015年、54歳で没)、西田尚美(48歳)。
ピン芸人。渡辺直美(30歳)、松嶋尚美(46歳)、松居直美(50歳)。
男性では冒険家の植村直巳(1984年、43歳で没)
なおみさん、みんないい人ばかりだ。