サッカーワールドカップで日本はよく頑張った。
起きたのは結局いつものように4時頃。そのとき寝ぼけていたので、後半になっていたとも知らず、まさか日本が2-0で勝っているとは思わなかった。
それが、あれよあれよという間に同点になり、最後のロスタイムに逆転されてしまった。
この大会ではまさかの下克上が続出しているが、どう見ても下から数えた方が早いFIFAランキング61位のチームが、3位の強豪に勝てるはずがないというのが大方の下馬評だった。
結果は残念だったが、よく頑張ったと健闘をたたえたい。
それにしても、マスコミの力の入れ方は異常だ。
テレビ中継はNHKだけなのに、各局はいつの間にかNHKの宣伝マンになったようだ。
ところで、ここではそれをテーマにしたものではない。
サッカーに目を奪われている中で、日本は大変なことになっている。
何もかもおかしいので、何のことか分からない人もいるかもしれないが、気象のことである。日本列島の気象がおかしいのだ。(http://www.tenki.jp/bousai/typhoon/参照)
関東では観測史上最速の梅雨明けで、記録的な暑さが続いているというのに、全国各地ではこれも記録的な大雨が降り、台風7号の影響もあってか、災害の危険による「避難勧告」まで出ている始末だ。
今日は、台風7号が暴風域を伴ったまま昼前から夜遅くにかけて九州北部地方に最も近づく見込みで、九州や中国、四国は大雨となり、暴風や高波にも警戒が必要。
台風はゆっくりと北上し、日本を去って行く模様だ。
もう一つ心配なのが全国各地で起きている地震だ。
最近、全国的にまんべんなく!?地震が起きている。下表はここ1ヶ月の震度4以上の地震である。
左図は過去7日間の地震、震度1以上の地震が50回起きている。右図は過去30日間の地震、これは204回起きている。
そして、100日間ではこんな具合だ。日本列島のあらゆる地域で地震が起きている、恐ろしい状況下にある。
火山活動も相変わらずだ。
それが、この期に及んで原発をさらに再稼働しようと企んでいる人たちがいる。
自分は、この人のご意見に全くの賛成だ。
「日本の国土は世界の陸地の0.25%しかありません。にもかかわらず、陸上の火山の7分の1集まっている世界でも珍しい『火山大国』。マグニチュード6以上の地震も、その22%が日本で起きています」
また、島村氏は、トンネル工事やシェールガス掘削、ダム建設など、人間の行為が地盤に影響して地震を引き起こすことがあるとし、すでに掘削が始まったリニア新幹線工事にも強い懸念を表明。「日本に限らず、どの国でも、原発は核兵器を持ちたいために作る」と明言し、原発の安全神話を作るために、原子力村が地震学者を抱き込んでいる実態にも言及している。(「原発安全神話」には御用“地震”学者の陰!地震学世界的権威が証言!熊本・大分大地震はさらなる巨大地震の前兆か!?岩上安身による島村英紀教授インタビュー 2016.4.25)
2020年の東京オリンピックも心配でしょうがない。
2020年の東京オリンピックも心配でしょうがない。
上図の1964年の東京オリンピックのときの会場に比べ、明らかにウォーター・フロント寄りとなった2020年の東京オリンピック。
体操、自転車、テニス、水泳、ビーチバレー、バドミントン、バスケットボール、アーチェリーなどもそうで、軒並み東京ベイゾーンに競技施設が集中している。
地震・津波への対策は十分なのだろうか、とても不安だ。
どうやら、日本には「歴史は繰り返す」という言葉を知らないでいる、懲りない人たちが多いようだ。