今年も押し迫ってきた。さすがに早朝の電車も人数が少ない。本日午前中で御用納めだ。
ようやく仕事が落ち着いたので、今年を振り返ってみた。
ちょうど1年前足掛け8年勤めた会社を辞めた。
あんなに思い入れが強かったというのに、すっかり昔のことのように思えてしまうのはどうしたことか。
自分の部屋にはその思い出が一杯詰まっている。
左は会社のパーティ写真集。退職の記念に、ある女性社員が作ってくれた。昨年の10月は自分がハロウィン・パーティを主催した。
右は元の部署で行った居酒屋での送別会で、部屋に飾ってあった垂れ幕の一部。
後ろ髪を引かれる思いからようやく吹っ切れて、前に向いて歩けるようになったということだろうか。
今年もいろいろなことがあった。以下の4つの観点からこの1年を振り返ってみたい。
●仕事
もうすぐ69歳になる。年金だけでは生活できないので、退職後も仕事をしないといけなかった。下図のように、50歳以降も転職慣れしているとは言うものの、さすがに今度は人生史上空前の厳しさを覚悟していた。
それが幸運にも、さしたる就活もしないで、7月からマンション管理人の仕事にありつけ、半年が経ったのだ。
朝5時台後半に家を出かけ、週5日、7時間労働の勤務にも慣れた。居住者だけでなく近隣の住民の方とも親しくなり、今は何とか仕事を続けていく自信がついたところだ。
もう若くはないことも実感させられたが、仕事をしなかったらもっと老化が進んだろうと思う1年でもあった。
ところで今日初めて、通っているマンションの屋上から富士山の美しい姿をみた。(写真)
今まで毎日点検で上がっているというのに、そのパノラマ風景を見る心の余裕もなかったのだ。楽しみが一つ増えた思いだ。
たくさんの小事件も経験したが、何とか乗り越えることが出来た。仕事については、それまで「心技体」が充実しているかどうかという条件はあるが、73歳、5年間続けられるのを目指したいと思う。
●生活
この歳でフルタイムで働いているのは、前述の通り、生活のためだ。収入の減少に輪をかけて、今年は税金や社会保険料が前年度の収入を引きずるのが痛い。
収入が去年までより大きく変わったのに、生活水準を一気に変えられないことに悩んだ1年でもあった。もう外で飲むことも無くなった。
今年の2月に、20年ぶりに引っ越ししたのも生活を変えた。いくつもの大型店が近くにあり、買い物が便利になったことと、何よりも大きな図書館が近くにあるのが良かった。
●政治
今の政治には本当にがっかりだ。安倍政権が繰り出す「人づくり革命」「1億総活躍」をはじめとする大げさなキャッチフレーズも欺瞞的で腹が立つ。
穏やかな言葉が影を潜め、「愛国」「反日」「国賊」「売国奴」といった、異質な他者を排除するような言葉が乱発される風潮も嫌だ。
悲惨な戦争を経験し、平和を訴えてきた人たちが次々と亡くなり、戦争大好き人間が闊歩するような日本であってはならない。
政治家に「最後は金目でしょ」と舐められない日本にしようよ、と言いたい。
●ブログライフ
最後にこの1年のブログライフだが、昨年(2016年)はパソコンが壊れたせいもあり年間130作と少なかったが、今年は今作まで167作と昨年より37作増えたが、一時の一日一作の勢いはすっかり影を潜めてしまった。
ネタの数は減っていないのだが、作成能力と体力の衰えを感じている。そして、仕事がきついのでブログ作成にあまり時間を割けないという点も大きな要因だ。
そのギャップにいささかいら立っている。でもいつかは会心作を作りたいと思っている。
今年はまだ1日あるので、これが今年最後にはならないかも知れませんが、来年もよろしくお願いいたします。