御三家と三人娘は、実は三人娘という言葉の方が早い。
日本のタレントの「初代三人娘」は、1950年代のNHK第一のラジオ番組「ヤン坊ニン坊トン坊」(右映像)で声優として主演し、一躍人気を集めたユニットのことを指す。
ヤン坊は横山道代(現在は、横山通乃、77歳)、ニン坊は里見京子(現在78歳)、トン坊は黒柳徹子(現在80歳)。番組当初、みんな10代後半の若さだった。
なお、里見京子に代わって、水谷良重(現在は2代目水谷八重子、74歳)とする場合もある。
左より、2代目水谷八重子(水谷良重)、黒柳徹子、横山通乃(横山道代)、里見京子




左から、
![]()




音楽の世界で日本の元祖「御三家」は「橋幸夫」「舟木一夫」「西郷輝彦」だった。
彼らのデビューはそれぞれ、1960年(潮来笠)、1963年(高校三年生)、1964年(君だけを)であり、1962年は橋幸夫の独壇場、舟木一夫や西郷輝彦はまだ登場していなかった。
次は舟木一夫、西郷輝彦、橋幸夫の3人が順に歌う、高校三年生、星のフラメンコ、潮来笠と、みんなで歌う、水戸黄門主題歌「ああ人生に涙あり」。なお、全員「水戸黄門」に出演したこともある。
ところで、音楽における「御三家」はたくさんある。
沢田研二(タイガース)、萩原健一(テンプターズ)、真木(当時は野口)ひでと(オックス)。
「 ロック系ミュージシャン御三家」は、世良公則&ツイスト、原田真二、Char。
「アニメソング御三家」は、水木一郎、ささきいさお、子門真人。
「テクノポップ御三家」は、プラスチックス、ヒカシュー、P-MODEL 。
「バンド御三家」は、THE BLUE HEARTS、ユニコーン、THE BOOM。
「ブルーグラス御三家」(ビル・モンロー、スタンレー・ブラザーズ、フラット&スクラッグス)
「ハードロック御三家」(レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバス)
「ロック・ギタリスト御三家」(ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサー(TOTO)、ニール・ショーン(ジャーニー)、
「新ハードロック御三家」(KISS、エアロスミス、クイーン)
など。
自分が以前勤めていたオーディオ業界にも「御三家」というのがあり、その頭文字をとって、「サン・トリ・パイ」と呼んでいた。サンスイ、トリオ(現在のケンウッド)、パイオニアのことである。
(オーディオの時代【その2】参照)