1月ももうすぐ終わりだ。退職後1ヶ月、時の経つのは早い。それでもまだ余韻から抜け出せていない。ぽっかり心に穴が開いた感じだ。
退職に加え、引っ越しの対応の疲れからか、先週の土曜の夕方から風邪で体調を崩した。
熱も出て食欲も湧かなかったので3㎏体重が落ちた。もう1週間寝込んでいたが、こうしてはいられない。この間にすっかり腑抜け状態になっている。
おまけに家族みんなバタバタと倒れた。自分の次に妻が家の階段から落ちた。幸い大きなけがではなかったが、顔中絆創膏だらけだ。長男もインフルエンザにかかり、次男も風邪で会社を休んでいる。
これが引っ越しの日に重ならなくて良かった。当日まであと2週間。メインの箱詰めが残っているが、準備はほぼ終わっている。
引っ越し業者は親切にこんなチェックリストを作ってくれている。
引っ越しまでにどんなことが起きるか分からない。気が付いたことは早く行うに越したことはない。
●転出届
郵便局と区役所への転出届は1月20日(金)に行ってきた。
郵便については、今の住所に送られてきた郵便物は1年間転送してくれる。
区役所では、移転先の市が変わると国民健康保険料と介護保険料も変わるので、その手続きが必要だ。転入後は2週間以内に移転先の区役所に家族全員のマイナンバーの書類も持参しなければならない。なお、印鑑登録も新たに申請をする必要がある。
住所変更は銀行や運転免許証、年金、その他いろいろあるので抜けが無いように気を付けなければならない。
●ごみの整理
生活があるのと、置き場所がないので、引っ越し前日までに箱詰めを全て済ますことは出来ない。当日予想外のゴミが発生したときが少し心配だ。
なお、これはゴミとは言えないが、宅配業者が自宅まで無料で取りに来てくれるというので、思い切って書籍を処分した。引き取りから2週間経った業者の報告によると、冊数は350冊。買い取り対象はそのうちの66冊。想定外ではなかったが、キャンペーン期間で20%増しの値段でも全部で695円だった。買った額からすると本当に微々たるものだ。
これまで自分は人よりも環境の変化に順応性があると思っていた。
ところが歳を取ったせいだろうか、今はそんな自信など全くない。不安だらけだ。
まず、仕事について、もはや今までのようなフルタイム勤務や労働条件は望めないだろう。
わずかな望みを抱いていたが、退職後時間が経つと緊張感も途切れ、病気になり弱気になっていることもあり、体力的にも無理であることを自覚してきている。
生涯現役を目指してきたが、もう完全にリタイヤしようかという心が頭をもたげている。
そして、引っ越しの際、家族と相談したが考え方に亀裂が生じた。逆に言えばこれまで腹を割って話をしてこなかった「ツケ」が回ってきたということだ。
大きな環境の変化により、日々の生活を変えていかなければならないが、その前提として周りとうまくやっていけるのだろうか。
問題を先延ばしした結果、晩年を迎え人生の試練を迎えることになった。