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老人に対する差別的発言

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 憲法改正にからんで、「ナチス政権の手口に学んだらどうか」と発言したのをはじめ、失言に事欠かない、麻生太郎・副総理兼財務相(現在75歳、写真)。

 正に「不治の病」としか思えないのだが、またも暴言が飛び出した。

 6月17日、北海道・小樽市で開かれた自民党の集会で「90になって老後が心配とか訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と発言。自分だって75歳の老人のくせに、それこそ、いつまで生き恥をさらすような暴言を繰り返すつもりだろうか。

 過去には、終末期医療にふれさっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」。日本と中国の米価の差について「アルツハイマーの人でも分かる」と発言したことも。

 こんな輩が日本の副総理だなんて。しゃれにもならない。
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 ところが、アメリカ・ニューヨークを訪問している安倍首相(現在62歳、写真)は日本時間9月21日夜、金融関係者らを前に講演し、日本の高齢化や人口減少について、「重荷ではなくボーナスだ」などと強調したという。

 「日本は高齢化しているかもしれません。人口が減少しているかもしれません。しかし、この現状が我々に改革のインセンティブを与えます。日本の人口動態は、逆説的ですが、重荷ではなくボーナスなのです」 

 また、「日本はこの3年で生産年齢人口が300万人減少したが、名目GDPは成長した」として、「日本の人口動態にまったく懸念を持っていない」と強調。さらに、「日本の開放性を推進する」として、「一定の条件を満たせば世界最速級のスピードで永住権を獲得できる国になる。乞うご期待です」とアピールしたそうだ。  
 本当にそう思っているのだろうか。そうであれば、麻生氏の失言にに対して叱責すべきだし、更迭したっておかしくはないだろう。
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 日刊ゲンダイ6月25日号で、編集者・ライターの元木昌彦氏(現在70歳、写真)が麻生氏の暴言に対して吠えていた。以下はその要約だ。

 この国は年寄りに冷たい国と分かっているつもりだったが、麻生アホ副総理の発言は、看過できない大暴言だ。

 なのに、新聞、テレビが「麻生辞めろ」といわないのはどうしてなんだ。舛添のみみっちいカネの話より大問題だと思う。(中略)

 オレも古希を過ぎたからいつ死んでもいいと思っているが、役立たず、こくつぶし、年金泥棒といわれて黙って死んでいくわけにはいかねぇ。

 年寄りを敬えなんていいたいんじゃない。昔から人ってものはよ、長寿と幸福を求めてきたんじゃないのか。

 それを長生きは罪だ、破綻している年金や介護制度を使わずに早くくたばれと言わんばかりの風潮は、怒らないほうがおかしい。

 若いのよく聞け。団塊の世代は勝ち逃げなんていうが、オレたちだって若い時は馬車馬のように働き、カミさんや子供を養い、一円も誤魔化さずに税金を払ってきたんだ。

 会社にいる時はほとんど病気もしなかったから健康保険もとられっぱなしだった。その間、無能な政治家や官僚たちがオレたちの血税を湯水のように使って、日本中を掘り返したり、無駄な箱モノを建てたり、天下り先をいくつもつくるムダ遣いをしてきた結果が、1000兆円という途方もない借金になったんじゃないのか。

 消費税を8%に上げるときなんて言った?社会保障費に使わせてもらうと言ったんじゃないのか。株価を上げたり大企業を儲けさせるために使っていいなんて、言った覚えはオレにはない。

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 先夜、宗教学者の島田裕巳(現在62歳、写真)とかいうエライセンセイが書いた「もう親を捨てるしかない」を読んでいて、思わず本をぶん投げた。

 「もはや社会的活動もできず、何の役にも立てなくなって生きているのは社会的罪悪であり、その報いが孤独であると私は思う」

 そのためには70歳死亡法案や70歳以上に殺し合いをさせたらどうかと言わんばかりである。おきゃあがれ!
 元木昌彦氏のお怒り、ごもっともです。

 老人が老人の足を引っ張り、非難している。人ごとのように聞こえるが、自分が動けない身になったら、麻生氏も島田氏も同じことが言えるのだろうか。

 これは自分が戦争に駆り出されない安全な身の輩が、戦争賛美をしているのと同じことだ。
 
 





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