最近の拙ブログ・Jack(ジャック)つながりで、今回はTom(トム)を。
Wikipediaによると「男性名の Tom は、トーマス (Thomas) の英語・オランダ語での短縮形。英語では Thom の綴りもある。類似の短縮形にトミー (Tommy) がある。Tom はまた、ヘブライ語の「正直者」に由来する名でもあり、男女共に使われる」とある。
有名人でTomの名は、Jack以上に多い。
左から、俳優・トム・アトキンス(80歳)、歌手・トム・ジョーンズ(76歳)、演奏家・トム・スコット(68歳)、プロゴルファー・トム・ワトソン(66歳)、俳優・トム・ベレンジャー(67歳)、トム・ハンクス(59歳)、トム・クルーズ(53歳)、トム・ハーディ(38歳)など。まだまだいるよ。
それでは、彼らが絡んだ映画主題歌を。
○トム・ジョーンズ
1970年代にはセックスシンボル的な扱いを受け人気を博したトム・ジョーンズ。その芸名は、本名及び1963年の映画、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」にちなむ。
●何かいいことないか子猫チャン(What's New,Pussycat?)は、クライヴ・ドナー監督による1965年製作のコメディ映画。ウディ・アレンが脚本・出演を兼ね、類稀なる艶笑コメディに仕上がっている。
写真は、前列左から、ウッディ・アレン、ピーター・オトウール、ピーター・セラーズ。
後列左から、ポーラ・プレンティス、ロミー・シュナイダー、ウルスラ・アンドレス、キャプシーヌ。
●007 サンダーボール作戦(Thunderball)は、イアン・フレミング、ケヴィン・マクローリー、ジャック・ウィッティンガムの長編小説『007』シリーズ第8作。また1965年公開、テレンス・ヤング監督のアクション映画。『007』シリーズ第4作。
主題歌には当初 “Mr. Kiss-Kiss Bang-Bang”という曲が用意されており、シャーリー・バッシーでこれを録音までしていた(後に同じ曲をディオンヌ・ワーウィックであらためて録音している)。
ところが公開日が近づくにつれプロデューサーが「曲名が映画のタイトルと異なり、歌詞で映画のタイトルを一言も言わず、しかもボンドの色男ぶりが女性の視点から語られる」という歌に不安を抱くようになり、急遽 “Thunderball” を書かせてこれと差し替え、“Mr. Kiss-Kiss Bang-Bang” の方はインストゥルメンタルとして劇中に挿入した。
新主題歌の “Thunderball” は大至急で作詞作曲されて録音されたため、トム・ジョーンズの本来の声域より高いキーで書かれていた。ぶっつけ本番に近いスタジオ録音で、ラストの長いハイノートを得意の大音声で歌いきったジョーンズは、頭に血が上ってその場に卒倒してしまった。本人も認めている有名なエピソードである。(Wikipedia参照)
トム・ジョーンズ/映画「何かいいことないか子猫チャン」主題曲(1965年)
トム・ジョーンズ/「サンダーボール作戦」主題曲(1965年)
○トム・ハンクス
●フォレスト・ガンプ/一期一会(Forrest Gump)は、1994年公開のアメリカ映画。 日本公開は95年で配給収入38億円のヒット作品。
1985年にウィンストン・グルームが発表した小説『Forrest Gump』をエリック・ロスが脚色して製作された映画。監督はロバート・ゼメキス、主演はトム・ハンクス。
「フォレスト・ガンプ」は主人公の名前。ちなみに "gump" はアラバマ州の方言で、「うすのろ」「間抜け」「愚か者」の意である。なお「フォレスト」はクー・クラックス・クランの結成者として知られるネイサン・ベッドフォード・フォレストに由来してのネーミングである。
サウンドトラックの売上枚数約1,800万枚。ザ・バーズのヒット曲、「ターン・ターン・ターン」(Turn! Turn! Turn!)(1965年)を主題曲に使った。
人より知能指数は劣るが、純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく"うすのろフォレスト"の半生をアメリカの歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。
キャッチコピーは、劇中にセリフとしても登場する「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」。
サウンドトラックの売上枚数約1,800万枚。ザ・バーズのヒット曲、「ターン・ターン・ターン」(Turn! Turn! Turn!)(1965年)を主題曲に使った。
●「恋に落ちた時」(When I Fall in Love)は、ヴィクター・ヤング(音楽)とエドワード・ヘイマン(歌詞)が作曲したポピュラーソング。
フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年)
めぐり逢えたら・愛のテーマ(When I Fall In Love)(1993年)
○トム・クルーズ
●トップガン(Top Gun)は、1986年公開のアメリカ映画。アメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた航空アクション映画。
1986年度の全米興行成績1位を記録し、日本でも1987年度の洋画配給収入1位を記録した。本作の大ヒットにより、主演のトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りを果たした。助演のヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ティム・ロビンスら、若手俳優の出世作としても知られる。
「トップガン」とは、アメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで、エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導するために造られた養成機関である。
サウンドトラックも大ヒットし、ビルボードアルバムチャート1位を獲得。ベルリンが歌う挿入歌「愛は吐息のように」(Take My Breath Away)もシングルチャート1位を記録し、アカデミー賞とゴールデングローブ賞においてアカデミー歌曲賞およびゴールデングローブ賞 主題歌賞を受賞した。
●カクテル(Cocktail)は、1988年のアメリカ映画。ヘイウッド・グールドの同名小説を映画化した作品で、ロジャー・ドナルドソン監督、トム・クルーズ主演。彼のスマイルと、フレアバーテンディングによるカクテル作りの派手なパフォーマンスでヒットを博した。
「ココモ」(Kokomo)は、映画『カクテル』の主題歌でザ・ビーチ・ボーイズが1988年に発表したシングル。厳密には彼らのシングルでなく、リトル・リチャードとのスプリット盤という形でリリースされた。
ザ・ビーチ・ボーイズは、ココモで「グッド・ヴァイブレーション」(1966年)以来22年ぶりにBillboard Hot 100での1位獲得を果たした。
トップ・ガン/Take My Breath Away by Berlin (1986年)
カクテル/Kokomo by The Beach Boys (1988年)
Wikipedia参照。
その2に続く。