今年の三が日は、一部地域を除き全国的に好天に恵まれているようだ。(下表)(tenki.jp参照)
昨日(1月1日)は最近に珍しく、元旦に長男と近くの神社へ初詣に出かけた。
■初詣
今年は元旦。神社(前川神社、写真)は長蛇の列。これでは参拝に2~3時間はかかると思い、並んで待つことに価値を見いださないタイプなので、境内で振る舞われていた甘酒とお神酒をいただき、おみくじを買って帰った。(小吉だった)
久しぶりに長男と二人で歩いて行く。1時間程度の道のりだが、話が弾んで時間を感じさせない。つくづくこんなひとときが大切だと思う。
◆初詣のマナーについて
そもそも初詣とは、「年籠(としごも)り」という神道の習慣だったという。神道起源なので本来は神社に行くものだが、お寺でも問題はない。
大みそかから日付が変わって元旦となり、その日のうちにお参りするのが本来の姿だが、一般的には正月三が日までの参拝を初詣と言う。1月7日の松の内(門松を飾っておく期限)まで受け付けている社寺も多い。
参拝は清潔な服装で行いた。その昔はしっかりとお清めをしてから出かける、つまりは「神事」だったのだ。鳥居をくぐるときには軽く会釈をするのがマナー。これから穢(けが)れを祓(はら)っていただくことへの敬意をあらわす。
はじめに手水舎(ちょうずや)で身を清める。まず柄杓(ひしゃく)で水を汲み、左手を洗う。次に右手。最後に口に水を含んでゆすぐ。柄杓を口につけるのではなく、左手に水を受けて口に運ぶようにしよう。
お清めが済んだらお参り。鳥居や参道の真ん中は避けて歩く習わしがあるので注意。「正中」といって神様が通る道といわれているからだ。
いくつかお参りする場所がある場合は、最も大きな主殿から参拝しよう。拝殿では、手に持った荷物は下に置くのが失礼がないとされている。
参拝の手順は次の通り。
(1)一礼
(2)鈴を鳴らして邪気を祓う
(3)おさい銭を投げる。五円(ご縁)やその倍数が人気
(4)二礼
(5)二拍手。この時、右手だけすこし下にずらす
(6)一礼
※お寺の場合は、拍手はせず合掌するだけ
おみくじは、良い結果なら財布などにしまって身に着けよう。悪い結果なら、境内にあるおみくじ結びの木に結んで帰ると良いとされる。
帰路はなるべく寄り道をせずに、いただいた福をそのまま持ち帰るのが吉。これで一年、幸せに過ごせること間違いなし?(申年には申年の作法がある!? 今さら聞けない正しい初詣の仕方参照)
■今年は申年
「十二支」が「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類で年・月・方角・時間を表し、「十干」が「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10区分で、等級区別に使われる。
2016年、今年の干支(えと)はサル。十二支の9番目で「申」と書く。
十二支とはもともと農作物のサイクルについて表したもので、申とは成長した実が固まりつつある時期のこと。これをわかりやすくするため、発音をもとに動物の名を当てたのだ。
十二支の動物を指定日に挨拶に来た順番に決定する、というお釈迦様の招集により集まった。鶏が猿と犬の間になったのは仲の悪い両者を仲裁していたため。今でも犬とは仲が悪く、折り合いが悪い事を「犬猿の仲」というのはここに起縁するとされている。
◆申年生れの人口
◆申年生れの人口
総務省は、最新の人口推計から2016年1月1日時点の申年生まれの人口が男性は480万人、女性は512万人の合計991万人となり、人口に占める割合は7.8%と発表した。
十二支別に見ると、丑年生まれが最多で、申年は酉年生まれに次いで2番目に少ない。(下表) ![イメージ 4]()
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「お猿のかごや」は、作詞:山上武夫(1987年、70歳で没、写真左)、作曲:海沼實(1971年、62歳で没、写真右)による日本の童謡。
歌詞の「小田原提灯」(写真)とは、小田原の職人が考案した、じゃばら構造で折り畳みができる提灯。「懐中提灯」とも言われ、携帯に便利で丈夫・安価・雨に強く、江戸時代の旅人に人気を博した。
モンキーズ/デイドリーム・ビリーバー(1967年)
東京の日の出(ネットから借用しました) ![イメージ 9]()
十二支別に見ると、丑年生まれが最多で、申年は酉年生まれに次いで2番目に少ない。(下表)
「男女、出生別申年生まれの人口」は下表の通り。
■猿にちなんだ曲
お猿のかごや(1938年)
作詞者の山上氏が、ある日夕焼けを眺めながら、「故郷(長野市松代)の山道で出合った猿は今頃どうしているかな」と物思いにふける中、猿がかごを担ぐ歌詞が浮かんだという。
長野市にある山上家は、祖父の代から骨董商を営んでいて、家に小田原提灯があったのでこれが歌詞の一部に加わったようだ。(Wikipedia参照)
ゴダイゴ/モンキー・マジック(1978年)
モンキーズ/デイドリーム・ビリーバー(1967年)
アラベスク/ハロー・ミスター・モンキー(1978年)