タイトルを「老化との戦い」としたが、普段から気張って何かをしている訳ではない。また、「若い」と自分に言い聞かせているので、いつもは年齢を意識していない。
それでもテレビで同世代の人が出演すると身につまされることがある。ーこの人と同じ年代なんだ。
俳優で歌手の中村雅俊(64歳、写真左)や、舘ひろし(65歳、写真右)だ。
とても田崎史郎と同世代とは思えない。
日本人は68歳から「老人」若く見える人は何が違う? (日刊ゲンダイ2014.8.6号)によると
学生が思い浮かべる老人のイメージは、「しわ」、「小さい」、「散歩をよくする」、「ゲームをしない」、「杖をついている」、「なまっている」など。
槇みちる/若いってすばらしい(1966年)
ザ・サベージ/いつまでもいつまでも (1966年)
それでは、日本人は一体、何歳から年寄りになるのか?
市場調査会社「カンター・ジャパン」が16歳以上の男女約1000人にアンケートしたところ、“お年寄りと思う”年齢の平均は、67.7歳だった。同様の調査は世界24カ国でも行われており、日本は上から数えて6番目。1位は日本と同じく高齢化の著しいイタリアの72.2歳だった。
日本人の67.7歳といえば、昭和21年度(1946年4月~47年3月)生まれの人たちを指す。プレ団塊世代といわれる人たちで、彼らの当時の大学・短大進学率は25.4%。数年前に退職金として約2500万円を受け取り、現在の歯の数は平均19.16本(20代は約28.5本)。
健康的には何の問題も無いが、「気力」「好奇心」に衰えを感じている。
また、この67.7歳という年齢は、完全にヨボヨボというわけでもなく、見た目で印象が大きく変わる。老人にもロマンスグレーにも見えるのだ。たとえば、髪の毛の生え際が1センチ後退すると、見た目は平均5.7歳老けて見えるという。
●若さを維持するのは仕事をしているかどうか
自分もそう思う。ここ(日本人は68歳から「老人」若く見える人は何が違う?)ではこんなことも書かれている。
「私は若く見える要因は容姿ではなく、働いているか否かだと思う。65歳で完全に職場から離れ、1、2年も悠々自適で過ごせば、それはもう老人にもなる。男の場合、仕事をしなくなったら一気に老けますね」
内閣府の調査によると、この年代の39%が70歳を過ぎても「仕事をしたい」と考えている。一生働き続けるのはつらいが、おそらく39%の人は老人にはならずに死んでいく。
働いていいことはいくつもある。何度もこのブログで書いたことだが、規則正しい生活、適度なストレス、能力を磨く機会、多くの人との出会い…。
ところが、仕事には過度なストレスがつきものである。2年前に心筋梗塞で倒れたのも、ストレスが原因だ。
■ストレス
ストレスが身体に悪いのではなく、「ストレスは身体に悪い」と思うことが悪い?」
確実に言えるのは、健康の側面から見ても「人生に意味を求め、よくなろうと願い、行動を続けること」は、イヤなことを避けて通り続ける人生よりも良い、ということです。人生に意味を見つけ、夢を追う、ワクワクする気持ちに従って人生を選択していくこと、そしてどんなストレスを感じたときも「自分ならできる」と信じることが鍵だと思います。
と締めくくっている。
そして、仕事を続けるためには健康が一番だ。その中で今一番怖いのがこれだ。
■認知症
65歳以上の認知症の人は、2012年時点で462万人に上る。2025年には700万人になるとされ、高齢者の5人に1人。もはや誰にとってもひとごとではない。
毎日の食生活や運動の大切さが書かれていて、生活習慣の改善で認知症をかなり予防できると教える。予防トレーニングとして、社交ダンスや音楽療法、同時に二つのことを行うデュアルタスクなどが紹介されている。
●人生に目標を持つこと、前向きに生きること
私は100歳の誕生日に「100歳はゴールではなく関所だよ」と詠みましたが、次の私の関所は2020年の東京オリンピックです。6年後、私は108歳になっています。そこで今年も一句、詠むことにしました。 「108歳は 私の次の 関所だよ」
彼の1日は今でも分刻みのスケジュール。10年後の予約まで入っているという。講演では老いの生き方を説く。
「私たちは過去に失敗が多ければ多いほど、長生きをしないと償いきれないわけです。早く死んでしまうと償いはできない」
彼の心境は、「音楽で言えば『クレッシェンド』(成長していく)で、満月に向かって三日月が段々満ちていく思いだ」というから、滅茶苦茶にポジティブだ。
吉永小百合、三田明/明日は咲こう花咲こう(1965年)
吉永小百合/勇気あるもの
自分にとって食生活と運動は鬼門だ。
●食生活
よく飲んでよく食べる。腹八分目は意識しない。まあ、食事やビールが美味しいので、「美味しくない」よりはずっといいかと思っている。
効用として、コレステロールの吸収を抑える=ダイエット効果、筋肉の緊張を解き、血管を広げる=高血圧予防、停滞している血の流れを正常にする=沈静作用、腎臓・肝臓の働きをサポート=デトックス効果があるようだが、もうすぐ2ヶ月、まだよく分からない。
●運動
後は、ブログで頭の体操と、音楽でリラックス。カラオケで声帯の訓練位だろうか。
それでも、長生きをする要素は十分にありそうだ。
吉田拓郎/今日までそして明日から(1971年)
忌野清志郎/高齢化社会(1991年)
やはり、健康が一番大切だね。