4月29日の拙ブログ、ゴールデンウイークをどう過ごすかで、次の題材のブログを考えていると述べたことがあるが、これまで実際に投稿したのは1と5しか無い。
2.加山雄三とザ・ランチャーズのメンバーの歌
3.街角の歌
4.ストリートの歌
5.神奈川県のおきて
6.呉海軍工廠
7.人生の贈りもの 倍賞千恵子
8.人生の贈りもの なかにし礼
9.満州
10.年をとって良いこと
そろそろ残りを片づけて行きたいと思っている。
今回はそのうちで4の「ストリートの歌」を。
ストリート(street)は、日本語に直すと「路上」だと思っていた。
ストリートファイター、ストリートチルドレン、ストリートミュージシャンという言葉がイメージの底にある。(第539話:ストリートミュージシャン参照)
マーサとヴァンデラス/ダンシング・イン・ザ・ストリート(1964年)
Wikipediaによると、ストリートとは、市街地の中を走る道路。しばしば、そこでの人間活動を主体とした意味あいで使われる。
ラテン語で「舗装」を意味するストラータ (strata) が語源で、元は舗装道路 (strata via) を意味した。必ずしも全てのストリートに当てはまるわけではないが、舗装されている。語源からは必須条件に思えるが、実際は未舗装のストリートもある。
公道で、誰もが自由に通行できる。自動車専用道路でもない。市街地内にあり、建物や施設の間を通っている。人がようやく通れるような細い路地ではない。
道路との違い
道路 (road) の主な機能が目的地への輸送であるのに対し、ストリートの機能は公共の相互作用であるとされる。「道路」との意味あいの違いをはっきり出したいときは、往来、街路、〜街のような訳語も使われる。
輸送より人間活動の場としての役割に重きを置いた用語なので、道路での人間活動については「ロード」ではなく「ストリート」が使われる。たとえば、ストリートミュージシャンなどである。仮にこれを「道路音楽家」と訳しては意味合いがずれてくる。訳すなら「街頭音楽家」「街角音楽家」などが近い。
ストリートとアべニューの違い
ストリートとアべニューの違い
ストリートとアべニュー(avenue) の間に明確な違いはないが、ある程度のニュアンスの違いはある。
イギリス英語では、歩道と車道があって街路樹も植えられているような道路はアベニュー、それより狭い道路がストリートと呼ばれる。
アメリカ英語ではそのような違いはない。一方、固有名詞としては、ある方向の道路にストリート、それに直角方向の道路にアベニューと名づけられることがある。
フランスでは、「通り」はおおむね リュ (Rue) で表現されるが、その他にシャンゼリゼ通りのような並木道もしくは、有名な建築物へアプローチするような通りを指したアベニュー (Avenue) という語、幅の広い大通りを指すブールバール(Boulevard、城壁跡地に形成された道路を指した)、車の通らない細い路地パサージュ (Passage)といった単語が用いられる。(Wikipedia参照)
これは毎年八月に行われる、原宿表参道元気祭り・スーパーよさこい。表参道アベニューとNHK前ストリートはその会場の一つ。
今年は、8月29日(土)と30日(日)の2日間に渡って行われる。(スーパーよさこい2014【その1】参照)
アベニューの曲を。
ベンチャーズ/十番街の殺人(Slaughteron 10th Avenue)(1965年)
それではいくつかストリートの曲を。
クリス・バーバー/谷啓とスーパーマーケット
バーボン・ストリート・パレード(1949年)
アメリカ・ニューオーリンズのフレンチ・クオーターは、一般的に「The Quarter」と呼ばれるここで最も歴史があり有名な地区。ヴュー・カレ (Vieux Carré、フランス語で「古き街-Old Square」の意) としても知られる。。
一般的に、カナル・ストリート(南西)、エスプラネード・アベニュー(北東)、ランパート・ストリート(北西)、ミシシッピ川 (南東)の4辺で仕切られた地域指す。カナル・ストリートとエスプラネード・アベニューまでは12ブロック、ミシシッピ川からランパート・ストリートまでは7から9ブロックほどある。(地図)
有名なのは、バーが多く立ち並ぶバーボン・ストリート(Bourbon Street)である。
日中はその大部分は静かだが、夜になると活気を取り戻す。フレンチ・クオーターで行われる多くのフェスティバルの期間中は特に賑わいを見せる。その中には恒例のマルディグラがあり、このときにはバーボン・ストリートは多数の観光客で溢れる。
バーボン・ストリート・パレード(Bourbon Street Parade)は、ディキシーランド・ジャズのスタンダード・ナンバーとして有名。1949年にポール・バーバリンが作曲した。
ルイ・アームストロング/ベイズン・ストリート・ブルース(1926年)
「ベイズン・ストリート・ブルース」(Basin Street Blues) は、スペンサー・ウィリアムズ作曲の、ディキシーランド・ジャズ・バンドのレパートリーとしてよく演奏される曲のひとつ。1926年に発表され、1928年のルイ・アームストロングの録音で有名になった。『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のサウンド・トラックにも使用された。
曲名のベイズン・ストリート(上地図)は20世紀初期にニューオーリンズのフレンチ・クオーターで悪名高い歓楽街として知られた、ストーリーヴィルの目抜き通りを指す。ベイズン・ストリートが歓楽街になったのは1870年頃である。
ダイアナ・クラール/オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート
ジャズのスタンダード・ナンバー、「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」(On the Sunny Side of the Street、明るい表通りで)は、ジミー・マクヒュー作曲、ドロシー・フィールズ作詞の1930年の曲。
ハリー・リッチマンとガートルード・ローレンスが主演したブロードウェイのミュージカル『リュー・レスリーのインターナショナル・レビュー』で最初に紹介された。(Wikipedia参照)
バート・バカラック/ボンド・ストリート(1967年)
オックスフォードストリートとピカデリーを結び、北側をニューボンドストリート、南側をオールドボンドストリートという。
音楽の「ボンド・ストリート」は、映画「007/カジノ・ロワイヤル」(1967年)より、とってもコミカルで軽快なバート・バカラックの曲。
最後は、ストリートに絡む音楽。
映画「ストリート・オブ・ファイアー」より/今夜は青春(1984年)
映画「ストリート・オブ・ファイアー」(Streets of Fire)は、西部劇方式を踏襲したアメリカ・ロック映画。あらすじはこうだ。
発売当時レーザーディスクで何度も見た(聴いた?)映画で、音楽シーンのサラウンド効果が素晴らしい。特に「今夜は青春」の歌の途中でドラムをたたいた後、キーボードが炸裂し、左右に音が移動するが、その迫力に驚かされる。
主題歌の「今夜は青春」(Tonight Is What It Means to Be Young)は、ダイアン・レインは歌が歌えないので、ローリー・サージェンが吹き替えをしている。
1人の音量ではヴォーカルの厚みが薄くなるので、最終的に4人のヴォーカリストがユニゾンで歌ったものを合成して使用しているようだ。(Wikipedia参照)
バック・ストリート・ボーイズ/アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ(1999年)