テレビがないので、いくらNHK連続テレビ小説「マッサン」の人気があろうとも見たことがなかった。
それが、YouTubeで1時間半もあるマッサン 最終週145〜150話(最終回)の映像を見たら感動で泣けて泣けて、ティッシュがいくらあっても足らないほどだった。
スコットランドの女性と、日本の男性の「国際結婚」という大きなハードルを越えた夫婦愛。
途中の映像を見ていないので分からないが、太平洋戦争をまたいだことや、敵性国ということが逆境に追い打ちをかけたことは想像に難くない。
写真左は「マッサン」こと亀山政春(実在の人物名は、竹鶴政孝(1979年、85歳で没))役の玉山鉄二(35歳)
ところで、「マッサン」には、たびたび「歌」が登場する。
「蛍の光」「埴生の宿」「故郷の空」などが劇中で歌われ、故郷を大切に思うエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の母国・スコットランドの民謡が印象的な「マッサン」だが、日本の流行歌を聴くこともある。
それが「命短し 恋せよ乙女」のフレーズで有名な「ゴンドラの唄」である。
この曲は彼女だけではなく、同じドラマで共演していた田中優子(相武紗季)も口ずさんでいて、同じ時代を描いたNHKドラマ「ごちそうさん」(2013年)でも高畑充希が演じた西門希子が劇中で披露していたそうだ。
そのシャーロット・ケイト・フォックスが、4月29日に「ゴンドラの唄」でCDデビューを果たしたが、彼女が「いちばん歌いたい日本の曲!」としてデビュー・シングルに選んだのがこの曲だった。
その後、この曲は松井須磨子の代表曲として定着し、末永く愛されるヒット曲となった。
「ゴンドラの唄」(写真)のプロモーションビデオは4月17日、山梨・山中湖近くの洋館で撮影。胸元をあらわにしたシャーロットが、色っぽいキスやベッドシーンを繰り広げる。
朝ドラでは見られなかった色香漂う表情に本人は「『マッサン』で見せられなかった私のセクシーな部分を見せたい」とアピール。
気になる相手役は1995年のNHK連続テレビ小説「走らんか!」に主演した俳優、三国一夫(40歳、左写真)で、朝ドラ主演コラボとなる。(4/28夕刊フジ)
3階まで人垣ができた会場を見渡し、思わず「アッハッハ」と笑った。「カンドウシタ。ビックリ」と流ちょうな日本語で驚き、胸に手を当てて実感を味わった。
関係者によると、演劇を専攻したノーザンイリノイ大学で歌のレッスンを行っていたが、人前で歌うのはほぼ初めてという。3曲目の「上を向いて歩こう」では歌い出しを失敗し「ワンモアタイム!!」とやり直すなど、ちょっぴりほろ苦かった“デビュー戦”。
それでも朝ドラの撮影終了後となる3月からボイストレーニングを積んできた成果を見せ、自分で作詞作曲したカントリーポップ「Drained The Day Away」を含めた3曲を伸びやかな声で歌い上げた。
来日前からファンだった日系アメリカ人の音楽プロデューサーKishi Bashi=キシバシ=とタッグを組んでの歌手デビュー。
5月中旬からアメリカでレコーディングし、7月末にはアルバムも発売する。8~9月にかけて全国10カ所でのコンサートツアーも予定。エリーそのものの朗らかな笑顔で「今度ハ夏ニ戻ッテキマス。チョット待ッテテクダサイ」と再会を約束した。(4/29ディリースポーツ)
同作は5月29日、DVD(オルスタックソフト販売)が日本先行発売。
マッサンもびっくりの大胆艶技である。(4/28夕刊フジ)
ともあれ、彼女の今後に目が離せなさそうだ。