この歳になっても知らないことが多いのは、ブログを始めて、さらに自覚することとなった。
中でも知らなかったのは、日本の政治の仕組みと、自分の住んでいる地域のことであった。
政治に関しては、日本がいかにアメリカによって毒され支配されているか、今まで気付かなかったことだったが、これは、いつか改めて記述していきたい。
地域については、今神奈川県に住んでいるが、自分の住んでいる地域について無知であるか、この本を読んでよく分かった。
神奈川のおきて
予想通りシリーズもので、他に群馬、茨城、栃木、埼玉、千葉があり、当該県人は必見の書である。
自分と神奈川県の関係
まず、自分がどれだけ神奈川県とかかわり合いがあるかを調べてみた。
この表の通り、住まいとしては合計27年間、その内訳は川崎市に2年間、横浜市青葉区に7年間、同市港北区に3年間、そして現在も居住し続けている同市緑区に15年間である。
そして、勤め先としては合計15年間、横浜市緑区に10年間、同市神奈川区に10ヶ月、川崎市多摩区に4年間である。
いずれにしても、自分の人生に深く関わってきた県であることに間違いはない。
このゴールデンウィークの間に何回かに分けて拙ブログで、主に上記の本を参考に、神奈川県についての知識を深めていきたいと思う。(以下「神奈川のおきて」の文章を参考にした場合、黒字といたします)
神奈川県の概要
神奈川県の人口は9,097,624人で、東京都に次ぐ全国第2位。人口密度は東京都、大阪府に次ぐ第3位。県内総生産は東京都、大阪府、愛知県に次ぎ第4位。県内の政令指定都市数は3つと日本最多。面積は2415.81km²で、国土の約0.6%を占め、第43位。
県内の市町村数は33で、うち市は19、町は13、村は1(愛甲郡清川村)。県内の政令指定都市は横浜市(3,710,824人、18区)、川崎市(1,461,866人、7区)、相模原市(722,679人、3区)の3市、中核市は横須賀市(406,372人)の1市、特例市は小田原市(194,672人)、大和市(232,744人)、平塚市(256,775人)、厚木市(225,075人)、茅ヶ崎市(237,911人)の5市である。(2015年2月1日現在、Wikipedia参照)
県東部の横浜市、川崎市は、都市化・工業化が進んでおり、東京湾に面した京浜工業地帯の一角を形成する。





神奈川県のイメージ
ところで、長く「横浜」に住んであるが、あて名にわざわざ神奈川県を加えることはない。
特に横浜市民にこの傾向が強いようだが、神奈川県民には高確率で「出身自治体の名前」を言ってしまうようだ。
横浜以外でも、藤沢市、平塚市、茅ヶ崎市あたりの人々も、堂々と自分の市名を答えがち。
そもそも神奈川県民は、住んでいる自治体への帰属意識の方が強いので、「神奈川県民」という自覚が薄い。
その証拠に神奈川には「県民の日」がなく、他県では県民の日があることを聞いて心底驚いたりするのだ。
神奈川県と、横浜市のイメージは違う。それで蔭では「横浜県」と冗談ぽく語られているようだが、あながち的外れでもないみたいだ。
横浜市の人口は370万人。一つの市だけで神奈川県の3分の1の人口を占めている。
ちなみに、370万人という人口は、県別人口が全国で11位の茨城県よりも多く、10位の静岡県よりちょっと少ない。仮に横浜県と独立したら、いきなり全国で人口11位の県になるくらいの規模を持っているのだ。
横浜の市民のほとんだが「横浜市歌」を歌えるというが、(自分は歌えない)他県民が「横浜」と聞くと、「横浜=海」と、海沿いの桜木町やみなとみらい辺りを想像するようだが、世間で言っている横浜のイメージはあくまで「中区」と「西区」であり、今自分が住んでいる北部はみんなが思っているような「横浜」ではない。
横浜市歌(1909年)
平山三紀/ビューティフル・ヨコハマ(1970年)
荻野目洋子/湾岸太陽族(1987年)
神奈川県の形
右図のように川崎と横浜の北東部が犬の顔、川崎市川崎区が鼻、多摩区と麻生区が耳、三浦半島と小田原・湯河原がそれぞれ前脚と後脚、山北町の西の出っ張りが尻尾というわけだ。
これだと横浜市中区が口の下あごで、横浜~川崎の埋立地のデコボコがまるでキバのように見える。
真心ブラザーズ/カモン!カナガワケン(2012年)
続く