拙ブログ・目黒川の桜を投稿した際、「3月29日(日)は新横浜ラーメン博物館に息子と行き、帰りがけ歩いて、ほぼ満開になっている鶴見川沿いの桜を眺めてきた」ことをお伝えした。
以前JR新横浜の隣の駅・小机に住んでいたこともあり、歩いても行ける距離にあるので、新横浜ラーメン博物館の通称・ラー博には何度も足を運んだものだ。
福岡市には4年間住んでいたが、名島亭の名は聞いたことがなかった。市の中心から離れた東区にあるので知らなかったのかもしれない。
最近はご無沙汰しているし、一度行ってみたいと思っていたところで、息子が美味しい細麺のラーメンが食べたいと言うので、一緒に行こうということになった。
1993年に開業というから、あれからもう22年。ラー博はオープン時から通っている。
横濱カレーミュージアムもあっという間(2001年~2007年)に閉店し、この手のテーマパークは長続きしないものと思っていた。
ところが、ここだけは違う。絶えず進化しているからであろう。11時ちょっと前に着いたが、もうお客の行列である。
但し、何回も行くのはちょっと損をした気になる。
その理由は入場料の310円にあるが、自分のようなシニアと、小学生以下は100円である。それでも、いつかは撤廃、100円均一、若しくは土日祭日限定料金にしてくれるものと期待している。
そして、もう一つの課題はJR新横浜駅からは近いが、表示案内が少なく、初めての人には分かりにくい場所だ。自分は根っからの方向音痴なので、今回も道に少し迷った。
ところで、ラー博の建物は3F建ての構造になっていて、現在(4月1日)地下1Fと地下2Fはこんなフロアだ。(黄色の網かけは地下1F)
ラーメンは以下の通り。
上段左より、山形「龍上海本店」、フランス「NARUMI-IPPUDO」、博多「元祖名島亭」、ドイツ・フランクフルト「無垢-muku-ツヴァイテ」
下段左より、気仙沼「かもめ食堂」(4月5日卒業)、熊本「こむらさき」、札幌「すみれ」、「支那そばや」、東京「二代目げんこつ屋」
眺めとしては、こんな感じ。正に昭和のノスタルジアが漂う「三丁目夕日」の世界だ。
さて、早速地下2Fにある名島亭のラーメンを食べる。
断っておくと、ラーメンの味については一家言持っていると思っている。
特に博多ラーメンについてはうるさい。ここで、今や世界の「一風堂」も、「ふくちゃんラーメン」もいただいたことがある。従って、評価は辛口になるのでご容赦願いたい。
今度は、麺が間延びしている。ー自分の舌がおかしいのかね。
そこは日本人の経営者ではなさそうだったが、自分にとって正に「博多ラーメン」の味だった。
これで気持ちがすっきりした。
なお、ラー博の営業時間は、11:00〜23:00(土日祝日は10:30から)、JR東日本・横浜線/JR東海・東海道新幹線新横浜駅北口から徒歩5分、横浜市営地下鉄ブルーライン新横浜駅 8番出口から徒歩1分。
館内イベントとして、地下2Fの鶴亀公園(イベント広場)では、「横浜大道芸」として各パフォーマーによる手品・ジャグリング・バルーン・パントマイムなどの本格的な大道芸のほか、紙芝居屋さんによる紙芝居芸、かとうれい子(徳間ジャパン)による昭和歌謡ライブ、などの各種イベントが毎日開催されている。
たまたまいただいたラーメンの評価は厳しかったが、ここは、ラーメン好きやそれほどではない人も、一度は行ってみる価値のある「日本の宝」の場所。
日本で最高のフーズテーマパークと言って差し支えないと思う。
矢野顕子/ラーメンたべたい(1984年)