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66歳

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 昨日(3月30日)、66歳になった。特に感慨があるわけではないが、ブログに記録として残したいために認め(したため)た次第である。
 
 人生の黄昏時を迎えていることは事実だろうが、まだまだ元気でいられることが有難い。
 
 前作「黒澤映画『生きる』」ではないが、否が応でもこれからの人生のあるべき姿のことを考える。今は、残り僅かであろう会社人生を全うし、従業員・会社・地域に何らかの貢献ができたら、と思っている。
 正直なところ「アンチエイジング」は意識している。老化が怖い。特に、ガン認知症にが一番心配だ。
 
 しかし、健康について、いろんな記事は読むが、決め手がない。毎日、好きなものを食べ、好きなものを飲んでいる。それが健康の秘訣のような気もする。
イメージ 1 それでも、自らを「老齢精神科医」と語っている、和田秀樹(54歳、写真)の著『がまん』するから老化する(2011年、PHP新書)は一読に値すると思っている。
 
 巻頭の「内容紹介」には、こんなことが書かれてある。
 
 人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。
 
 つまり、「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。
 
 本書は、最新の老齢精神医学の知見をもとに「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「もっと肉を食べてもいい」など、アンチエイジングの”新常識”を解説。
 
 いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?
 第一章では「老化とは何か」というテーマで、昔と比較して日本人の老化が遅くなっていることを伝えている。
 
 例えば、漫画「サザエさん」の父親・磯野波平は原作では54歳、波平の妻でサザエさんの母に当たる磯野フネが48歳と聞いて驚く人は多いだろう。
 
イメージ 2

 朝日新聞朝刊で「サザエさん」の連載が始まったのは昭和26年(1951年)だそうだが、昭和の時代を通して、それほど大きな違和感はなかったように思う。
 それでは、現在54歳48歳の有名人を見てみよう。
 
 上段54歳、左から徳永英明真田広之浅野ゆう子黒木瞳。下段が48歳、左から東山紀之三浦和良国生さゆり江角マキコ。ー昔と今の若さの基準がいかに違うか、分かるというものだろう。
 
イメージ 3

イメージ 4 映画俳優で「老け顔」と言われる人たちがいた。前作、黒澤映画「生きる」で主演した、志村喬(写真)もその一人だ。映画での年齢設定は53歳だったが、それでも老けている。しかし、彼の実際の年齢はもっと若く、驚くなかれ、47歳だった。
 「老け顔」の俳優の双璧は、笠智衆(りょうちしゅう)と飯田蝶子だろう。
 
 
イメージ 5 小津安二郎監督(1963年、60歳で没)の作品では欠かせなかった名優・笠智衆(1993年、88歳で没、写真)は、代表作の一つ東京物語では、1歳しか歳の変わらない杉村春子5歳下の山村聡らの父親で15歳も年上の東山千栄子と夫婦を演じるなど、老け役として見事な演技を披露した。
 イメージ 6  一方、飯田蝶子(1972年、75歳で没、写真)は、1923(大正12年)、野村芳亭監督(1934年、53歳で没)の死に行く妻で端役デビュー。同年、牛原虚彦監督『人性の愛』に老け役で出演、それが認められ、喜劇映画の女三枚目として活躍した。
 
 その後、吉川満子岡村文子らと並ぶ松竹蒲田の名脇役女優として多くの作品に出演。女中、母親、芸妓、小母さんなどの役柄を演じた。戦後は、黒澤明監督酔いどれ天使などに出演した。庶民派の老婆や、祖母を演じ、お婆さん女優として親しまれた。晩年は東宝若大将シリーズで主人公の祖母を演じて人気を得た。また、時間ですよなどのテレビドラマでも活躍した(写真は、映画「酔いどれ天使」のワンシーン。彼女が51歳のときのものである)
 続く。(すいません、出かける支度をする時間が来てしまいました)会社から帰って続編を載せます。お許し下さい。
 
 
 
 
 

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