自分は給与所得者であるが、公的年金(企業年金と老齢年金の一部が支給されている)、介護保険料(65歳になり、給与控除されなくなった)、医療費控除(年間医療費が10万円を越えている)があるので、昨年度の確定申告をしなければならない。
確定申告は過去に何度か行ったことがあり、全て管轄の税務署に出かけて手続きをした。
少し遠いところにある税務署であることと、いつも驚くほどの人の列に並ぶことを考えるとおっくうになる。
それで、今年はe-TAXに挑戦してみた。
まずは、持っているパソコンがe-TAXを出来る環境にあるかを調べなくてはならない。
1.WindowsがVISTAであることは知っている。しかし、Internet Explorer のバージョンは知らない。
Internet Explorer を開き、[ツール] (またはメニュー バーの [ヘルプ])をクリックし、[バージョン情報] をクリックする。(図)
2.Javaのスクリプトが有効になっているか確認する。
Internet Explorer を開き、[ツール] →[インターネットオプション]→[セキュリティ]→[レベルのカスタマイズ]→[スクリプト Javaアプレットのスクリプト 有効になっている]を確認(図)
ところが、それからのことがもっと重要なことに気が付かなかった。
電子証明書の取得と、ICカードリードライタの購入である。
ここでお手上げとなった。
ICカードリーダー(写真右)は家電量販店で購入手続きを行う。安くても最低2千円はかかる。
それではと、パソコンで入力し、書面で送ろうとしたが、拡張子.dataがインストールされない。これだと印刷が出来ない。
次の日は確定申告の締めきりと思っていた3月16日である。
あわてて窓口に電話すると、拡張子.dataがインストールできないことはあるので、直接税務署で手続きをするしかないことと、納税手続きの期限が当日であり、還付の締めきり日ではないことを知らされる。
それではと、次の日午後から会社を休んで税務署で手続きを終えた。
順番のカードを貰うと、百何番である。説明員不要でパソコンで入力できると言ったらすぐにコーナーに連れて行ってもらった。
念のため、拡張子がダウンロードできないので出力はできないが、入力したデータをUSBに入れ持って行ったが、それは使えないということだった。
しかし、何度も同じことを入力しているので、スイスイと書けた。
給与所得の源泉徴収票と年金、介護保険料の源泉徴収票のはがき、医療費の領収書を添付して係員に渡す。
何だ、これが一番手間がかからなかったんだ。
手続きを怠っていたら約5万円還付されなかったことを考えれば無駄なことではなかった。
過去の例からすると、多分2週間後には振り込まれてくる。
何だかホッと一息ついた感じだ。やれやれ。![]()

ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトン/タックスマン(1966年)