新年の挨拶でも述べたが、今年の3月で65歳になる。いやな言葉ではあるが、通常「高齢者」と呼ばれる年齢に達する。
65歳と言えば次の様な曲がある。-井上陽水「人生が二度あれば」(1972年)
こんな歌詞だ。
父の湯呑み茶碗は欠けている それにお茶を入れて飲んでいる 湯飲みに写る 自分の顔をじっと見ている 人生が二度あれば この人生が二度あれば
母は今年九月で六十四 子供だけの為に年とった 母の細い手 つけもの石を持ち上げている
そんな母を見てると人生が 誰の為にあるのかわからない 子供を育て 家族の為に年老いた母 人生が二度あれば この人生が二度あれば
父と母がこたつでお茶を飲み 若い頃の事を話し合う 想い出してる 夢見るように 夢見るように 人生が二度あれば この人生が二度あれば
何と気が滅入るようなネガティブな歌だろうか。
これは竹内まりやの「人生の扉」(2007年)だが、これもあまり明るい感じがしない。
I say it's fun to be 20 You say it's great to be 30 And they say it's lovely to be 40 But I feel it's nice to be 50
満開の桜や色づく山の紅葉を この先いったい何度見ることになるだろう ひとつひとつ人生の扉を開けては感じるその重さ ひとりひとり愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
これはビートルズの「64歳になったら」(When I'm Sixty-Four)(1967年)。64歳といわれるのはあと3ヶ月だけである。
「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」は1967年のビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に収録されている曲。
曲は恋人に向かって「僕が年をとって髪も薄くなり、君の膝の上に可愛い孫が座っている。そんな64歳になっても君は僕を必要としてくれるかい?愛してくれるかい?」と問いかけるラブソングである。
ポール・マッカートニー作。発売当時、ポールは25歳だった。そのポールも今や71歳。昨年は来日して元気な姿を見せた。
芸能人で今年65歳になるのはどんな人たちだろうか。(http://hpcgi1.nifty.com/eien/birsys.cgi?y=64参照)
小川知子(1/26)市村正親(1/28) 南こうせつ(2/13)佐藤B作(2/13) 伊武雅刀(3/28) 武田鉄矢(4/11) 酒井和歌子(4/15)冠二郎(4/23) 風間杜夫(4/26) 大竹まこと(5/22) 火野正平(5/30) ガッツ石松(6/5) 岸部四郎(6/7) 大木凡人(7/1)上田正樹(7/7) 沢田雅美(7/11)間寛平(7/20) 勝野洋(7/27) つのだ☆ひろ(8/1)小松みどり(9/5)矢沢永吉(9/14) やしきたかじん(10/5)桐谷広人(10/15) 堀内孝雄(10/27) 斉木しげる(11/18) 松崎しげる(11/19) 森田健作(12/16) テリー伊藤(12/27)
音楽を聴いてみよう。今回は男性ばかりに絞ってみた。
南こうせつ/夢一夜(1978年)
海援隊(武田鉄矢)/贈る言葉(1979年)
冠二郎/旅の終わりに(1977年)
上田正樹/悲しい色やね(1981年)
つのだ☆ひろ/メリー・ジェーン(1971年)
矢沢永吉/時間よ止まれ(1978年)
堀内孝雄/愛しき日々(1986年)
松崎しげる/愛のメモリー(1977年)
何だ!みんなバリバリの現役歌手じゃないか。
サラリーマンだけが年寄り扱いされているんじゃないの。今年もガンバろ~っと。![]()

「人生は65歳からがおもしろい」(河村幹夫著、海竜社)