前作、今年の横浜10大ニュースの第9位に、横浜市人口が370万人突破、全国市町村で最多を維持(5月)というのがあった。
ちなみに、現在2位:大阪市(268万人)、3位:名古屋市(227万人)、4位:札幌市(192万人)、5位:神戸市(154万人)で、横浜市の人口とは100万人以上の隔たりがある。
横浜は昔から大都市だったのではない。
この場所は、現在の中区本町通りに当たるそうだ。
太平洋航路の拠点として、また、捕鯨の際の供給基地として日本の港を利用することを望んだ一行との外交交渉の結果、1854年に横浜村で日米和親条約が締結され、1858年には神奈川沖・小柴(現・八景島周辺)のポウハタン号上で日米修好通商条約が締結された。
この通商条約に「神奈川」を開港するよう定めたことで、1859年に横浜港を開港し、1889年市制施行とともに横浜市が誕生(当時の人口は12万人)したのが、横浜の都市開発の発端となった。(Wikipedia参照)
地方の方は「横浜」といえば、「お洒落で、エキゾチックな街」 というイメージがあるのではないだろうか。
でもそれは、西区や中区の横浜駅周辺、みなとみらい、関内、馬車道、伊勢佐木町、中華街、元町などがある中心街。
自分が住んでいるところは田舎に近い北部。ここにその雰囲気は少ない。
それでも、会社が横浜駅の隣駅だったこと、友人が山下公園の近くに住んでいたことで、中心街には足しげく通ったものだ。
その中心街の一つ、みなとみらいは今、クリスマスが近いこともあり、夜のイルミネーションがとても美しい。
「ご当地ソング讃」(溝尾良隆著、1998年)のサブタイトルは、魅力ある「まち」にはいい歌がある。
下図の通り、その書によると第5位だが、魅力のある「まち」横浜にはいい曲が揃っている。
由紀さおり&安田祥子/赤い靴(1922年)
横浜では、山下公園に『赤い靴はいてた女の子の像』(写真右上)が作られ、市内は「赤い靴号」(写真)という定期バスまで走り、すっかり横浜の街に根を下ろしている。
美空ひばり/港町十三番地(1957年)
タイトルにある「港町」とは、京急大師線港町駅(画像)で、十三番地は存在しないが、作詞の石本美由起が語呂の良さから十三番地にした。
また、歌詞の中の「銀杏並木の敷石道」は山下公園、「マドロス酒場」は馬車道あたりの酒場がイメージされたものだという。
いしだあゆみ/ブルーライト・ヨコハマ(1968年)
五木ひろし/ヨコハマたそがれ(1976年)
青江三奈/伊勢佐木町ブルース(1968年)
ゆず/桜木町(1998年)
関係の場所は次図の通り。