9月23日に、結婚についてを投稿したが、その第2弾、題して「結婚の理想と現実」。
初恋から、一般的に人は恋愛の経験を重ねる。結婚に至る途中で、こんな経験をすることもある。「同棲」である。
1970年代「同棲時代」という言葉が一世を風靡した。
また、この漫画をもとに上村一夫作詞・都倉俊一作曲による大信田礼子の曲。
大信田礼子/同棲時代(1973年)
このときの由美かおる(当時23歳)のヌードポスター(写真)は飛ぶように売れた。
同棲生活を歌ったかぐや姫の「神田川」が流行ったのもこの頃だった。
かぐや姫/神田川 (1973年)
次は結婚の番だ。
ダ・カーポ/結婚するって本当ですか(1974年)
新沼謙治/嫁に来ないか(1976年)
吉田拓郎/結婚しようよ(1972年)
オヨネーズ/麦畑 (1989年)
○1972年に大ヒットした「結婚しようよ」は、吉田拓郎(当時22歳)が最初の妻、四角佳子(当時20歳)の彼女へのプロポーズの曲だが、その言葉通り、その年の6月に二人は軽井沢の教会で結婚した。日本で「ジューン・ブライト」(6月の花嫁)ブームになったのは、これが起源なのだそうだ。そして、全日本ブライダル協会は1994年、6月の第1日曜日を『プロポーズの日』と制定したというから、今年は6月8日がその日に当たった。
先進国の中では、日本は結婚率の高い国のひとつだそうだ。婚外子は2%程度である。
しかし、初婚の年齢は高くなっていて、厚生労働省の調べによると、1950年は男性25.9歳、女性23.0歳だったものが、2010年は男性30.5歳、女性28.8歳と、60年間で5歳高くなっている。
そして、日本の正式婚の数は、統計の始まった1947年に93万件で、2010年に至るまで年間70万件台を維持していたが2013年には66万件に減っている。
未婚率は年々上昇しており、30代前半で未婚の男性の割合は1960年の9.9%から2005年には47.1%まで上昇した。生涯未婚率も上昇しており、2010年時点で男性19.4%、女性9.8%となっている。
何が原因なのだろうか。

非正規就業者の増加は間違いなく「非婚」に結び付いている。
30歳代は男性の正規就業者の未婚割合が30.7%であるのに対して、非正規就業者は75.6%となっている。
そして、世の中が便利になり、結婚に特にメリットを感じない、女性と暮らすことにあまりメリットが感じられない、としている男性も増えている。

かつての日本には、「結婚して一人前」とする周囲からの社会的な圧力があった。たとえば、「結婚しないと出世が遅くなる」とする企業も多く、独身を貫こうとするだけで勇気が要った。だが、現代では、そのような社会的な圧力は少ない。

圧力のある時代では、若手女性社員は男性社員のお見合い要員と見なされる風潮があり、企業が結婚相手をしばしば世話しており、結婚は企業が従業員を統制する手段でもあった。しかし現在、結婚話はセクハラ問題となる可能性がある。
自分の働いている職場の女性もシングルマザーが多い。
男性も離婚経験者が増えている。
厚生労働省の調査によると、1947年の離婚件数は約8万件だったところが、2013年には約23万件となっている。(離婚率でいえば、2013年で人口1000人あたり1.84)
現代の離婚の原因の主なものは「性格の不一致」である。
厚生労働省が定義する「離婚率」とは異なるが、マスコミなどで言われる「3組に1組が離婚」などの表現は、全国の「その年の離婚件数」を全国の「その年の新規婚姻件数」で割った数字である。
「結婚の理想と現実」よりZARD/Good bye MyLoneliness(1991年)
http://allabout.co.jp/gm/gc/68345/3/ によると、結婚の理想と現実は以下の通り。
内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「相手に満足できないときは離婚すればよいか」との質問に対して、「賛成」と「どちらかと言えば賛成」の合計が46.5%にとどまったのに対して、「反対」「どちらかといえば反対」の合計が47.5%となり、23年ぶりに反対派が賛成派を上回るという結果が出た。
賛成派は1997年の54.2%をピークに毎回減り続けており、一昔前に比べると、離婚に対して寛容ではなくなってきていることが窺えるという。
こんなにならないように、したいもんだね。 そして、こんな曲を歌わなくてはいけない…かも?
一節太郎/浪曲子守唄(1963年)【逃げた女房にゃ未練はないが】
すぎもとまさと/吾亦紅(2007年)【来年で俺離婚するんだよ】
小林幸子/おもいで酒(1979年)
森田童子/僕たちの失敗(1993年)
