「年の差婚」というのは10歳以上離れた年の差が対象になるようだが、それにしても、芸能人の年の差婚が後を絶たない。
それで、最近はさして驚かなくなったが、テレビ東京の報道番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」でメーンキャスターを務める人気アナウンサー・大江麻理子さん(35歳)が、オンライン金融大手、マネックスグループの松本大(おおき)社長兼CEO(50歳)との15歳年の差の電撃婚にショックを受けた男性ファンも多かったことだろう。(写真)
そして、9月18日には人気女優の仲間由紀恵さん(34歳)と俳優・田中哲司さん(48歳)の結婚報道が。(写真)
芸能人・有名人夫婦の年の差ランキング!という記事がある。
恋愛に「定年」はない。人は灰になるまで恋愛出来る。また、好きな人に対する「年齢制限」もない。…といっても、すざましいばかりの年の差婚。
上述の男性はまだ老年に達していないが、子供が生れたとき、自分の年齢を痛切に感じることだろう。
ところで、日本は典型的な高齢化社会になったが、こんなアンケート結果がある。
<高齢者と思う年齢>
50~70代が高齢者だと思う平均年齢について聞くと70.5歳だった。一般的な高齢者の定義である65歳以上を、5歳以上も上回っていることが分かった。
また、50~70代で高齢者と呼ばれることに抵抗がある人は60.3%で、65歳以上でも47.7%が高齢者と呼ばれることに抵抗を感じているようだ。
<年代別働き続けたい年齢(平均値)>
現在、働いている人に働き続けたい年齢について尋ねたところ、全体では平均して67.5歳までだった。
65歳以上で働いている人に同じ質問をすると、平均で働き続けたい年齢は74.5歳、75歳以上で働いている人においては83.8歳まで働きたいと回答している。
今の年齢は昔に比べ30歳差し引くべきだという説まであるが、この結果を見ると、間違いなく老人が元気になっている。
論語の教えの60歳「耳順(じじゅん)」、70歳「従心(じゅうしん)」も改訂版が必要な時代なのかもしれない。
恋愛についても積極的になるはずだ。 過去にこんなことがあったが、当時世間では大騒ぎとなった。
「老いらくの恋」とは、昭和の歌人、川田順(1966年、84歳で没)が66歳のとき、娘ほど年が違う弟子と恋に落ち込んだとき詠んだ次の句が語源だそうである。
墓場に近き老いらくの 恋は怖るる何ものもなし
1948年京都大学経済学部教授・中川与之助夫人で歌人の鈴鹿俊子との恋に苦しみ、自殺未遂を起こし、いわゆる”老いらくの恋”と騒がれた末に結婚した。
思想家・荒畑寒村翁(1981年、93歳で没、写真)が90歳のとき、40歳の女性に恋をし、原稿用紙20枚の恋文を1日に3回も送ったのは有名な話だ。
「肉欲が伴わない分、嫉妬は5倍です」と言ったそうである。
しかし、恋愛感情は長続きしないという説がある。
恋する気持ちの高ぶりを生み出しているのは、「ドーパミン」という脳内物質である。 ところが、「ドーパミン」の大量分泌は体への負担が大きいため長続きせず、そのため「恋愛の賞味期間」はせいぜい18ヶ月~3年だという。
厳格なシーク教徒の両親に育てられ、さらに高校のとき網膜の病気で視力を失った彼女は、人生を「運命」「偶然」「選択」という3つの観点でとらえ、選択の余地が少なかった自分の運命から、逆に「選択」を研究テーマに選んだ。
75%が見合い結婚のインド。インドでは恋愛結婚の離婚率が50%に対し、見合い結婚の離婚率は5%。幸福度調査でも、見合い結婚は年々幸福感がアップするのに対し、恋愛結婚は結婚したときがピークで、その後は低下するだけだという。
夫婦仲について、「愛欲」という本能に基づいた関係にこだわっていることが大きな原因である。
多くのカップルは次第に枯れて行き、「愛欲」から「友情」や「戦友」の関係に変わっていくのに、いつまでもセックスを感じることの方が不自然だという。
結婚に関する質問に対する回答を2つ。

近代社会では結婚は成人した市民同士の契約です。そのなかには相互の扶養義務のほかにセックスを契約者以外としない、という項目が含まれています。契約外の第三者とセックスしたら契約破棄(離婚)の理由になる、そして相手に損害賠償請求できるという法的根拠があることから、この契約が結婚契約に含まれることがわかります。
だからわたしは結婚をこう定義しています。
「たった1人の異性に排他的かつ独占的に自分の身体を性的に使用する権利を生涯にわたって譲渡すること」
この契約、守れますか? 既婚者のなかには、契約違反を平気でしている人たちもいますし、最初から守れないものとタカをくくって契約を結んでいるひとも多いようです。あなたはこれが許せないのですね? まったく同感です。少なくともわたしは、こういう契約はおそろしくて結べません。約束しても守れそうもないので、いちども約束しないできました。なんてバカ正直なんでしょうね(笑)。
こういう守れない契約を社会の基礎として成立した近代社会ってヘンて思いますか?
ところで契約違反かどうかを判定する「一線」て、何でしょうか。
配偶者以外の異性と一緒にお茶するのはOK?食事は?キスは?ベッドインは?セックスに恋愛感情が伴っていなければ許せる?それともセックス抜きで恋愛感情が伴う方が許せない?そのつど配偶者に許可を得たり、報告しなくちゃいけない?…許す許さないと、他人の感情と行動に権利があると思えるなんて、なんと不自由な契約でしょうねえ。聞けば聞くほど守れそうもなくなります。
はい、契約違反した人たちには、すべからく契約を解消していただきましょう。それがあなたの納得する解決ですから。
そもそもセックスの相手をおクニに登録して契約を結ぶ必要なんてない、と思いませんか?
そうすれば「婚外恋愛」も「不倫」もなくなります。登録は親子関係だけでじゅうぶん。これがあなたの問いに対する根本的な解決です。![イメージ 7]()
パートナーに飽きるのが怖くて結婚に踏み切れない女性の質問に対する、作家・伊集院静氏(写真)の回答。(週刊文春連載「伊集院静の悩むが花」より)

君ね。大好物の食べ物だって、年に一、二度しか行けない高級レストランの名物料理だって、三日も四日も同じものを食べてりゃ、誰だって飽きるでしょう。ましてや五年、十年と同じ相手と居て、飽きないわけがないでしょう。バカなことを訊くんじゃないよ。
わしは仲の良い後輩で、見所があり、大人の男として、ちゃんと生きて欲しい仲間で、そいつが独身だったら、必ず言うの。
「おまえさんも結婚を一度せにゃイカンヨ」
「一人前の男になりたかったら、俺たちが結婚して辛い、いやな思いをしたことを、おまえさん一人がしないで済むというのは絶対に許されないから」
小林旭/ゴンドラの唄(1915年発売の曲)
美空ひばり/人を恋ふる歌(1898年発売の曲)
詩人であるロバート・ブラウニングは、幸せな結婚生活の秘訣についてこう要約している。
「幸せな結婚に必要なのは、『良い人を見つける』ことではない。『自分が良い人になる』ということだ」
(Wikipedia参照)