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おはら風の舞in八王子

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 8月31日に、日から9月、秋がやってくという題の記事を投稿したが、そのとき、越中八尾「風の盆」(おわら風の盆)9月最初の祭りとして紹介したことがある。
 
 死ぬまでには一度、と思っていたが、まさか東京・八王子で見ることが出来るなんて夢のようだ。
 
 それが昨日・9月20日(土)、「おはら 風の舞 in 八王子」という催しがあった。
 
 八王子は自分が勤めている会社のある街。それも今年で11回目だという。
 

 昨日はたまたま仕事があり、八王子に来たのでラッキーだった。


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 仕事は早く終わったので、流し踊り始まる18時20分まで時間を潰した。
 
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 「おはら風の舞in八王子」の流し踊りは、八王子まつりで紹介した、八王子の芸鼓さんによるあでやかな踊りと囃し・演奏から始まる。
 
 何度も追っかけて彼女たちを見た。とても素敵で、思わず感動の涙をこぼしてしまった。八王子はいい街だ。
 
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おはら風の盆について
 
イメージ 4 ところで、おはら風の盆」が有名になったのは、高橋(現在85歳、写真の小説「風の盆恋歌」1985刊)からである。
 
 そして、石川さゆりによる風の盆恋歌が発表され(1989 なかにし礼作詞、三木たかし作曲)、「風の盆」は全国的に有名になった。
 
 それ以来、ふだんは人口2万人ほどの富山県の山間にある静かな町に、「風の盆」の3日間に30万人ほどの観光客が訪れるようになっている。(下図)
 
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石川さゆり/風の盆恋歌(1989年)
 

 おわらの踊りは「豊年踊り(旧踊り)」「新踊り」に大別される。
 
イメージ 10 豊年踊りの所作は農作業をしている所を表した踊りで、老若男女を問わず、誰にとっても楽しむことのできる踊りである。市が観光客向けに行う「おわら講習会」や、富山県内の学校の運動会などで踊られているのも、この豊年踊りである。豊年踊りには唄と唄との間に踊る素踊りと、唄の上の句に入れる宙返り、下の句に入れる稲刈りの所作がある。ただし素踊りのみで踊ることもある。次に述べる新踊りが後に振付けられて「新踊り」と称されたことから、こちらの豊年踊りは「旧踊り」と呼ばれるようになっている。
 
 新踊りはさらに「男踊り(かかし踊り)」「女踊り(四季踊り)」に分かれる。
 
 男踊りの所作は農作業を表現しており、所作の振りを大きく、勇猛に躍り、女踊りの所作は蛍狩りを表現しており、艶っぽく、上品に踊るのが良いとされる。その両者とも、新踊りは昭和初期に日本舞踊家・若柳吉三郎によって振付けられた主に舞台演技用の踊りである。
 
 まず女踊りを当時八尾にも多くいた芸鼓たちに振り付け、その後男踊りを振付けた。もともと女踊り(四季踊り)にだけ唄に合わせた四季の所作が入っていたが、近年では男女混合で踊るときにペアを組んで妖艶な所作を入れたりもしている。なお、この所作は八尾の各町内ごとにいろいろと改良工夫がなされており、おわら踊りの特徴の一つとなっている。
 
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  そして、おわら節を唄い演奏する者を「地方(じかた)」といい、三味線・胡弓・太鼓が楽器として使われる。
 
 三味線は地歌(じうた)三味線と呼ばれるもので、棹(さお)の太さは中棹で紅木(こうき)・紫檀(したん)などで作られ、胴には犬の皮が張られる。
 
イメージ 6 胡弓(写真)は「越中おわらに欠かせない楽器」と紹介されるほどおわらの世界に溶け込んでいる楽器だが、他の民謡や邦楽ではほとんど使われない。もともと中国から伝わった楽器で、三味線より小型で、糸と馬の毛を張った弓を擦り合わせて音を出す。
 
 太鼓は「しめ太鼓」と呼ばれる小型のもの。昔は尺八も使用されたそうだが現在は使われていない。

 また踊るスタイルには
 
 町流し:地方(じかた)の演奏とともに各町の踊り手たちがおわらを踊りながら町内を練り歩くものである。この町流しが、古来からのおわらの姿を伝えるものとされている。
 
イメージ 8 輪踊り:地方を中心にして踊り手たちが輪を作って踊るものである。(写真)
 
 
 
 
イメージ 9 舞台踊り:演舞場での競演会や各町に設置される特設ステージで見られる踊りで、旧踊りや新踊りを自在に組み込んで各町が独自の演技を披露する。(写真)
 
 がある。
 

 「よさこい」のようなにぎやかなお祭りもいいが、こんな純日本風のお祭りも素晴らしい。
 
 今度は本場の越中・八尾にも見に行きたい。
 
(Wikipedia参照)
 

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