最近、知り合いの方から万歩計をいただいた。
短い時間だが、ほとんど毎日のようにお会いしている。同年代で最近会社を退職したということも似ていて、妙に気が合っている。
会社退職時、親しい人に配った万歩計だが、使ってみないかと言われ、有難く頂戴した。
それで、ふとWikipediaを見ると、万歩計という言葉はある会社の登録商標だということを知った。
本来は歩数計というようだ。英語の「ペドメーター」(pedometer) の名称が用いられることもあるそうだ。しかし、歩数計もペドメーターという言葉は聞いたことが無いほど、万歩計の方が一般的な名称になっている。
こういう商品は世の中に多い。すぐに思いつくのがホチキス(ステープラー)、セロテープ(セロハンテープ)、ウォークマン(ヘッドフォンステレオ)、ウォシュレット(温水洗浄便座)などだ。
実は過去何度も万歩計を使ったことがある。買ったのや、健康保険組合からもらったものだが、いずれも長続きしない。
大体、ほとんどモチベーションが湧かなかった。
〇万歩計の内容
まずは、東京都を起点に日本を海岸沿いに一周するというルートを取る。そして画面には、都道府県の地図が表れ、現在の位置や次の都道府県までの距離を表示するのだ。日本一周の距離は19044.18km、何でも、歩幅70cmの人が1日1万歩で、一周までに約2,720万歩、約7~8年を要するという。
ボタンを押すたびに、歩数・歩行距離・歩行時間・消費カロリー・体脂肪燃焼量・カレンダー・使用開始日・時計を表示する。その当日分と、累計などを見ることが出来る。
万歩計があるからといって特別なことはしていない。
それで驚いたことがある。
①自宅から最寄り駅までの歩きが、歩数:1,372歩、距離:0.96km、歩行時間:12分
②到着駅から職場までの歩きは、歩数:2,022歩、距離:1.41km、歩行時間:17分
(①+②の往復で、1日の歩数:6,788歩、距離:4.74km、歩行時間:58分
③仕事(マンション管理人)としての歩きは、毎日変化する
週に2日は仕事を休んでいて、その日はほとんど引きこもり状態なので、いただいてからこれまで歩いた日の10日間の累計が17万歩、120㎞、28時間。
1日平均では1.7万歩、12㎞、2.8時間だ。
これでいくと、③の、仕事での歩数は1日平均で約1万歩、7㎞、1.8時間である。
この結果を見ると、ウォーキングやジョギングをするまでもなく、十分歩いていることがわかる。休日をどうするかだけが課題だ。
〇足の病気
3年前の2016年の同時期、場所は違うが、同じ左足を痛め、「足底筋膜炎」という病気で、半年間病院でマッサージを受けていたことがある。
そのとき痛い場所はかかとだったが、今度は土踏まずあたりだ。
現在はジクロフェナクNa除放カプセル、レバミピド錠と言う薬を飲み、炎症止めの湿布薬をテーピングしている。何とか歩けるし、歩くと症状が悪化するというものでもないようだ。
〇歩くことによるダイエット効果
万歩計を見ると、1日の消費カロリーは平均で約900キロカロリー、体脂肪燃焼量は120グラム程度だ。
消費カロリーの計算には、身体活動の強度を表すMETs(メッツ、Metabolic Equivalentsの略)を使った計算方法がある。安静時のMETsが1METs。この1METsは世界共通の物差しで、1METsを基準にして何倍のエネルギーが消費されているのか、数値で表すことによって身体活動の強度を示す。
自分の一日平均の歩行時間は2.8時間で、下表の通勤や通学での歩行の4.0METsに当たりそうだから、1日の消費カロリーは平均で約900キロカロリーという数値は合致してそうだ。
1kg痩せるためには約7,000kcalの消費カロリーが必要なので、これだけを見ると、普通に歩く程度だと、ダイエットとして過度の期待はしないほうが良さそうだ。
ウォーキングで痩せるには、早歩きが重要ということと、やはり食事のカロリー制限ということなのだろう。
それにしても毎日よく歩いているのには驚いた。
最近、契約書を更改した。条文に、「契約の終了」という項があり、「満75歳までとする。但し、会社が認めた場合に限り契約期間の延長を妨げない」とある。
当面は、75歳を一つの目標にして働きたいと思った。あと5年ある。うまくいけば75歳までに万歩計で日本一周出来るかもしれない。