Yahoo! ブログの終了宣言について【その1】で、「この10年、ブログで自分の人生は大きく変わった。ブログの影響は計り知れないほどだ」と述べた。
●Yahoo!ブログ終了に対する今の気持ち
この気持ちは本当である。自分の人生を変えたYahoo!ブログには心から感謝したい。終了はショックで、誠に残念だ。
人生を変えたというのは、自分がブログを作るには勉強が必要だった。そのため本を読み、新聞記事を切り抜き、Webで記事を漁った。
ブログは、60歳から、一般的に老化で能力が落ちると思われる時期に、間違いなく能力と知識を高めることが出来たと自負している。
しかし、落ち込んだ後の立ち直りも早い。
その終了宣言から1週間を超え、多くのブログ仲間も当初の衝撃から落ち着きを取り戻し、どこのブログに移行するとか、今後のことに気持ちが切り替わっているようだ。
他人のブログを見ていると、とても参考になる。今は、5月9日の移行日までに予行演習のつもりで、移行するものとは別のブログを立ち上げるという手もあるなと、思っている。
移行をする記事の画面については余り期待していない。自分は文字の色や大きさ、太さを変えているし、画像や映像も多い。多分ぐちゃぐちゃになる。
それは2013年にYahoo!ブログで、レイアウトの自由度が広がったとき経験した。同じ会社のものでもそんなになるのだから他社ですんなりと行くはずがない。また、動画の移行は出来ないようだ。
●自分と、Yahoo=Softbank
Yahoo=Softbankだと思っている。ヤフー株式会社はYahoo!の日本法人であるが、筆頭株主はソフトバンクグループであり、その連結子会社である。
■ソフトバンク
ちなみに、ポケベルが普及したのは1986年、携帯電話は1987年、PHS(ピッチ)は1995年に発売された。
1981年は、その年の6月に松山から福岡に営業マンとして転勤したばかりの32歳だった。
ひょっとすると、福岡でニアミスをしていたかも知れないと思うと面白い。
彼は現在もソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長やヤフー取締役を兼任し、ソフトバンクグループの筆頭株主だ。
そして最近フォーブスが発表した世界の長者番付の中で、日本ではファーストリテイリングの柳井正会長兼社長の41位に続いて、43位の216億ドルの資産家でもある。
ちなみに216億ドルは1ドル110円で換算すると2兆3760億円だ。
ソフトバンクの歴史はこんなに複雑だ。(Wikipediaの資料による)
自分が1993年から1997年までの4年間、ある事業所総務の責任者だったが、その事業所は移動体通信の開発を行っていた。
その関係で、何度も機種は変更したが、個人や会社で使う携帯電話やスマホはほとんどソフトバンク系だった。最近格安のスマホに変えたが、それもソフトバンク系のヤフーモバイルである。
ところが、飛ぶ鳥を落とす勢いだったソフトバンクにも最近は陰りが見えている。
ソフトバンクグループの国内通信子会社、ソフトバンクの東京証券取引所第1部上場は昨年の12月19日に行われた。
ソフトバンク上場、終値1282円 公開価格を15%下回る(日本経済新聞、マーケットニュース)参照
最悪のタイミングとは、①ヤフーとソフトバンクが共同出資するスマホ決済のペイペイで不正請求が起きている問題 ②アメリカとの関係が最悪のファーウェイと密接な関係にある問題 ③12月20日の通信障害の問題 が、上場直前に次々と起きたことだ。
最悪のタイミングとは、①ヤフーとソフトバンクが共同出資するスマホ決済のペイペイで不正請求が起きている問題 ②アメリカとの関係が最悪のファーウェイと密接な関係にある問題 ③12月20日の通信障害の問題 が、上場直前に次々と起きたことだ。
孫氏は世界を股にかけて活躍している政商でもある。世界が不安定な中で危ない橋を渡っているようにも見え、今後目を離すことが出来ない存在だ。
■ヤフー
ヤフー株式会社が設立したのは1996年。会社の時価総額がソフトバンクグループを上回った時期もあった。そのため"Yahoo!"の商標は、その知名度から提携等の形で、ソフトバンクグループ関連のブロードバンドサービス(Yahoo! BB)、ソフトバンクモバイルのIP接続サービス名(Yahoo!ケータイ)などに使われている。
最近の決算は資料の通り。売り上げはもとより十分利益も出ていると思うが、増収減益のようで、これがブログから撤退ということになったのだろうか。
ヤフーとの付き合いは2003年からだ。ソフトバンクの携帯電話に遅れて10年後である。
多分友人が経営していた雀荘からの帰りがけだったと思う。新横浜の街頭で若い男性がYahoo!プロバイダーのキャンペーンを行っていたが、「本日限り」という言葉に乗せられて加入した。
これには後日談があって、翌週同じところを歩いているとまだキャンペーンを続けていた。「してやられた」と地団駄を踏んだものだ。
ブログはある会社で定年を迎える1ヶ月前、プロバイダーに加入して6年後の、2009年3月22日に始めた。
ときはリーマンショックの真っ只中。60歳からの再就職は長期戦もやむなしと考え、その不安定な気持ちを抑えるため、ブログでもやってみようかという軽い気持ちでスタートした。
ところが、失業期間もなくすんなりと就職し、その会社に8年近く働くことが出来たのだ。
このブログの最初にYahoo!ブログに感謝していることを述べた。
しかし、「本日限り」という言葉に騙されて加入して以来、不満だらけだったことも事実だ。
今でもスマホ購入代金や使用料の明細が複雑怪奇であるように、当時から請求明細を見ても訳が分からなかった。
当時の請求明細の一例を見ると、①8M基本料が1,039円、②プロバイダー料が1,354円、③通信機器レンタル費用734円、④回線使用料が165円とある。
当時の請求明細の一例を見ると、①8M基本料が1,039円、②プロバイダー料が1,354円、③通信機器レンタル費用734円、④回線使用料が165円とある。
最近引っ越ししたのを機会に、脱退したが、毎月延々と4,000円程度ヤフーBBに払ってきた。15年間だから合計72万円という計算になる。
電話と同じで、他社と比較しにくい請求明細になっているので、よく分からないが、当初の6年間はブログもやっていないので、割高感は強かった。
ブログのトラブルのコメントの一部で「無料だから仕方がない」という声があり驚くことがある。それは違うと思う。ブログは間違いなくそれで割高になっているはずで、加入のインセンティブにもなっているはずだ。
言葉尻を捉えるようだが、この「サービス終了」という文字もヤフー側が「サービスしている」という尊大な気持ちを感じるのは自分だけだろうか。せめて、「申し訳ありません」という言葉が使えないのだろうか。
2004年に約450万人もの加入者のデータが流出したり、2014年には、メールが通信障害で4日間も止まったこともあった。
ブログでは何度もトラブルに見舞われた。改革はいいのだが、何か「新しいこと」をしたときはいつも問題が発生した。
最近もトラブルが続いている。今書いているこの文章は何度も書き直した。
このことではないが、もうYahoo!ブログが終わりだというのに、昨日クレームのメールを出した。これまで何度もメールしたのに返事がなかったが、どういうわけか今回は自動応答とは言え、真摯な返答が返っきた。
追伸:メールを出した翌日の今日返信が来た。驚くべき速さだ。
結論から言うと自分の勘違いだった。「記事のアクセス解析」は自分が閲覧した回数が含まれている。だから「非公開記事」を自分が何回も見ると、ベストテンに入ることもありうるわけだ。Yahoo!ブログさん、すいません。![]()

<質問>
終了までのお知らせでは下表となっているが、ベータ版を除き、5月9日に初めて何かが変わるわけではない。
今月末を持って「美味しいブログ」「Tポイント山分けキャンペーン」および「ナイス機能」が終了する。
「ナイス機能」には支えられてきたし、「Tポイント山分けキャンペーン」は有難かった。(画像)
Yahoo!ブログでの思い出は尽きない。本当は名残惜しくてたまらない。