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老化現象「ハメマラ」

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 もうすぐ70歳だ。少し前までは自分は若いと思っていたが、段々年相応になったと思うようになってきた。

1.置かれている環境の影響も大きい。それは、人との接点が減った」ということだ。

 一般企業に勤めていた2年前は、自分は一つ年上の社長に続いての年長者だったが、若い人も多く、当然その人たちと話す機会もたくさんあったので、あまり「歳」を感じたことがなかった。

 今もマンション管理人として働いているが、人と話す機会が圧倒的に少なくなっている。もちろん人と接することはあるが、じっくり話し込むことはほとんど無くなった。

 ときどき行われる同業者の研修で集まる人たちはほとんど同世代。自分を鏡で見ているようで、嫌が応にも自分も「老人」であるという自覚が生まれる。

 そして、仕事上の付き合いもあって飲みに行くことも多かったが、今は家計のこともあり、外食すらほとんどしない。

 カラオケをしなくなったということも含め、「声」を出すことが少なくなったということだ。

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 昨年末に行われた上述での研修で、アンチエイジングについて講演があり、その中で「本や新聞を音読する」というのがあった。

 「声帯」は人間の筋肉の中で一番強いが、使わないと真っ先に衰える筋肉でもある。これはいい方法だね。

2.そして、「身体が老人らしくなった」ということだ。

 いろんな箇所で身体が悲鳴を上げている。

 俗に「ハメマラ」というが、男性の老化の進行で代表的な部位のことをいう。

 男性はみんな知っていると思うが、ちなみにハメマラの『ハ』は(歯槽膿漏や歯肉炎、固いものが噛めないといった症状)、『メ』は(視力低下、細かい文字が読めない)、『マラ』は梵語のmaraから男性の生殖器官(ED(勃起不全)や尿の切れの悪さ)を意味する。

 3番目の「マラ」はここでは置いといて、「歯」と「目」は幼いころから病院に通った回数では双璧で、今でもよく病院にお世話になっている。


 歯については、子どもの頃から食後や就寝前に必ず歯を磨くという習慣をきちんとしていれば、バロメーターと言われる20本以上の歯」があったのではないかと、今では悔やまれる。

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 昔から固いものが好きだったが、随分前から義歯のお世話になっている。今では好きなスルメ(写真)も怖くて食べられない。

 「8020現在歯数と健康寿命」に、歯の健康と健康寿命の関係のことが書かれている。

 8020運動は、平成元年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。(日歯HPより引用)

 愛知県知多半島の65歳以上の住民を3~4年間追跡した研究において、歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯等を入れている人では、歯が少ない人また義歯を入れていない人と比較して、年齢、治療中の病気や生活習慣などの影響を取り除いても、その後に認知症発症転倒する危険性が低いということがわかってきています。

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 は、歯の状態や入れ歯の使用状態と認知症になっている人の割合を示しています。

 これによると歯を失い、入れ歯を使用していない場合、歯が20歯以上残っている人や歯がほとんどなくても入れ歯によりかみ合わせが回復している人と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になるということを示しています。また、図5では、歯が19歯以下で入れ歯を使用していない人は、20歯以上保有している人と比較し、転倒するリスクが2.5倍になることが示されています。


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 またによると、保有する歯が19歯以下の人は、20歯以上の人と比較して1.2倍要介護認定を受けやすいという結果が出ています。つまり要介護状態になる危険性も歯が多い人ほど少ないこともわかってきています。(中略)
 
 歯が多く残っていることや、すでに喪失していても入れ歯等で口腔機能を維持することは要介護になりやすい疾患を予防し、健康寿命を延伸する可能性があると思われます。

 現在、平均値で20本以上保有する年齢層は69歳までとなっています。70歳以降では自分の歯が20本を下回っている方が多いことがわかります。平均寿命が、女性では86.41歳、男性が79.94歳である日本において、歯の本数は長寿に追いついていない現状となっています。
目(眼)

1.まずは、目の役割について

 目の役割は大きい。もちろん目は物を見るためにあるが、少なくとも人間の場合には、「目は口ほどにものを言い」「目は心の窓」という言葉もあるように、目は非言語コミュニケーションの大きな部分を担っている。
 2.
の違いと使い方について(「目」と「眼」の違いと使い分けを区別するポイント参照)

【目】「め」と漢字で書くとき「目」と書けば間違いない。
「目」の汎用性の高さを表す用例
▼「見る行為」に関係する
・形や外観:ため目、つり目
・見る行為:お目にかかる
・見た印象:見た目、目つき
・能力:目が悪い(視力)、目が高い(洞察力)
・評判:世間の目
▼「見る行為」に関係しない
・形が目と似ている:台風の目、魚の目
・区切りをあらわす:一つ目、二番目、三年目、節目
・状態や性質:落ち目、焦げ目
・体験:大変な目にあう
【眼】「眼球」が正式名称で「目玉」は俗称。そのため「眼科」などと言う。
【目と眼】「目」は形状から機能まで幅広く使われるが「眼」は医学の専門用語と「見る行為」に特化される傾向にある。
「眼」が使われる医学・生物学の専門用語以外の言葉の例
▼「見る行為」に関係する…審美眼、観察眼
▼「見る行為」に通じる…眼力、心眼、慧眼
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3.眼鏡

 子どもの頃から近視乱視があり、40代後半から老眼も加わった。

 眼鏡をかけるのは煩わしいのと、そんなに絶望的ではなかったので、かけたりかけなかったりしていた。

 それが、今は眼鏡をしていない。とても気に入っていた、買い替えたばかりの眼鏡を無くしたことがある。どこを探してもないので、どうやらゴミと一緒に捨ててしまったようだ。

 眼鏡を代える暇も無く、60歳になって転職した会社では最初からかけるのを止めた。ところが、不思議なことに視力が改善したのだ。以来、眼鏡をかけたことがない。

 眼鏡をかけ続けると、悪い視力が固定してしまうという話を聞いたことがある。自分は多分そのクチだ。

 3月に運転免許証の更新が待っている。長い間運転をしていないので、そろそろ返上しようという気持ちと、今も事実上身分証明書の代わりとなっているので、いろんな手続きで不便にならないかという心配が交錯して、更新するかどうか迷っている。
4.目の病気

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 目の病気ではこんな経験がある。

 40歳手前の頃だったと思う、営業の仕事で山口県の宇部市のあるホテルに泊った。次の日起きるとどうも右目がおかしい。ギラギラした感じがする。何度目をこすっても治らない。そのときはまさかそれが白内障(図)だとは夢にも思わず、このところ展示会続きで疲れが出たのだと思っていた。
 
 それからが大変だった。生活は一変した。目が悪いため、運動能力も落ちた。それでも仕事が営業なので車の運転を避けることが出来ず、特に夜の運転はひやひやものだった。
 
 その後病状の進行を待って、5年後にやっと手術をした。当時は白内障も入院して手術をしていた。初めて経験する入院。そのときまだ44歳、こんなに若い白内障患者はいない。周りは老人ばかりである。じろじろ見られて恥ずかしかった思い出だけが残る。
 
 病気の原因は不明である。もちろん糖尿病ではない。紫外線を浴びすぎるとなるそうで、営業活動で外に出ることが多かったせいだろうと思っている。
 5.目の衰え

 最近、目の衰えを強く感じる。

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 本やテレビを見ても疲れて長続きしない。長く見ているとぼやけて二重写しに見える。そして、物が見えにくくなった。ハズキルーペが欲しいぐらい小さい字が見えにくい。(画像)

 まだ大丈夫だが、これ以上目が悪くなると、今の仕事では致命傷になる。ゴミが見えなくなると仕事にならないからだ。

 最近観たテレビで、印象に残るシーンがあった。

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 1月7日に日本テレビで放映された「はじめてのおつかい!爆笑!2019年大冒険スペシャル」(画像)だが、最後のこの映像しか見ていない。

 23年前、0.02という弱視の舟君が初めてのおつかいをする。涙涙の話だった。

 お母さんは、心配で心配でたまらない。本人も行くとは言ったものの、途中で決断が出来ない。お母さんはわが子を弱視という理由で甘やかしてきたことを悔いる。実は、この子のおつかいはナレーションの言うとおり「お母さん、貴方のおつかい」だった。はじめてのおつかいは、1年後には一人で行けるようになっていて、23年後には立派に成長して乗り継ぎの多い職場に通っているという。

 目が見えないと言うのはどういうものだろうか。いつか、研修の一環で、目隠しをして歩かされたことがある。何の目的でしたのかは忘れたが、不安で恐ろしい経験だった。誰しも未知の世界は怖いものだ。

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 これからいろんな臓器が弱くなるだろうが、目が見えなくなるのは最も怖い病気の一つだ。目が見えないとこれまで経験した多くの楽しみが失われる。行動範囲も限られる。

 その代り、健常者には分からない感性が発達する。辻井伸明(30歳、写真)を見ればその凄さが分かる。 

辻井伸行/ラ・カンパネラ


 流れに任せるしかないね。

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