●第一印象の大切さ
人の印象を決める要素として、五感のうち視覚が占める割合が約87%を占めると言われているが、笑顔とあいさつが好印象の決め手だと思う。
今、マンションの管理人をして多くの人に出会うが、改めてそのことを強く感じている。
ここでは「後ろ姿」が大切としている。今は死語かも知れないが、当時は「バック・シャン」(写真)と言っていた。
ハニー・ナイツ/ふりむかないで(1971年)
音楽の場合、第一印象というのは、「出足」というか、イントロである。好感度を上げるにはイントロが極めて重要だと思う。
●曲の出足に衝撃を受けた音楽
自分がイントロに衝撃を受け、いっぺんに好きになった曲はこの2曲である。 いずれも楽器はドラムス(シンバル)を使っている。間違いなく大ヒットする予感がして、2曲ともその通りとなった。
■洋楽ではこの曲、シルヴィ・バルタンの「アイドルを探せ」である。(拙ブログ:シルヴィ・バルタン参照)
シルヴィ・バルタン/アイドルを探せ(1964年)
■邦楽では荒井由美(現:松任谷由実)の「ルージュの伝言」(1975年)。
その後、1989年に公開されたジブリ映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマソングに起用された。
バックコーラスとして写真左より、山下達郎(65歳)、吉田美奈子(65歳)、大貫妙子(64歳)、そして、スキャットの女王・伊集加代子(現:伊集加代、81歳)という、錚々たるメンバーが参加している。
後に夫となるプロデューサーの松任谷正隆からコーラスを頼まれた山下達郎が、コーラスアレンジを自分に任せてもらえるならやるって言ったそうだ。これで抜群のアメリカン・ポップになった。
荒井由美/ルージュの伝言(1975年)
●ドラムスのイントロが印象的な曲
ドラムスはリズムをとるため、ふさわしいからだろうか、イントロで使われることが多い楽器だ。
②フロアタム
③スネアドラム(サイドドラム)
④トムトム(タム)
⑤ハイハットドラム
⑥シンバル
■中島みゆき/地上の星(2000年)
中島みゆき/地上の星(2000年)
■黄金の腕(The Man with the Golden Arm、1955年)
ビリー・メイ/映画「黄金の腕」主題曲(1955年)
■シング・シング・シング
「シング・シング・シング」は、1938年にベニー・グッドマン楽団がカーネギー・ホールでのコンサートで演じて以来、同楽団の代表曲として知られる。
また、クルーパはルックスも良かったことから、一介のドラマーでありながらアイドル的な人気を博し、映画などにも出演した。
ベニー・グッドマン/シング・シング・シング(1938年)
◆シング・シング・シングは、日本映画『スウィングガールズ』(Swing Girls、2004年、画像)でも取り上げられた。
脚本・監督は『ウォーター・ボーイズ』(2001年)の矢口史靖(51歳、写真)。東北の片田舎の落ちこぼれ女子高校生がビッグバンドを組んで、ジャズを演奏する青春映画。キャッチフレーズは「ジャズやるべ!」。
ロケは山形県置賜地域(地図)を中心に行われ、セリフも山形弁(置賜弁)が使われた。
置賜地域は、山形県の最南端に位置し、東は奥羽山脈を境に福島県、宮城県と、西は朝日山地を境に新潟県と、南は吾妻山系・飯豊山系を境に福島県会津地方と、北は朝日岳・白鷹山を境に村山地域に接している。
また、山形県の母なる川「最上川」の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地を中心に長井盆地を含めた最上川系の陥没盆地と宇津峠山地を分水嶺とする小国盆地から成る。
スウィングガールズ/シング・シング・シング
オレンジ色の統一ユニホーム(女子部員はスカートタイプ)が特徴で、高い演奏力とダンス技術を併せ持ち「オレンジの悪魔」という愛称で知られている。
KYOTO TACHIBANA HIGH SCHOOL GREEN BAND - ROSE PARADE 2018
●イントロクイズ番組
■シャープさん・フラットさん
これは、2人の回答者がシャープさんとフラットさんになって対抗し、レコードや生演奏で、出題される音楽のタイトル(クラシック、ポピュラー、歌謡曲等)を当てるもの。碁盤風の電光掲示板の25マスを使って、最終的に縦横斜めにマスが一列揃えば勝つという、ビンゴゲーム的なクイズ番組であった。(Wikipeia参照)
当時は最も音楽が好きな年代。曲当てには自信があり、番組に出たい気持ちで一杯だった。
■クイズ・ドレミファドン!
超ウルトラ・ドンといって、とても常人には解答が無理だと思われるクイズもあった。
少なくとも自分は、上記の音楽については、今でもトップの速さでボタンを押すことが出来る自信がある。