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今年の広島カープ

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 先日、帰省しましたを投稿したが、広島に帰ったことで、まだ書きたい記事があった。

広島はカープ一色

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 関東に住んでいてはとても想像できない。故郷の広島はカープ一色で、至るところで真っ赤なカープ色に染まっていた。
(写真)

 呉市で行われた高校の同期会は、当時の野球部の連中がカープのユニフォームを着て、出し物を行った。

 呉冷麺うどんも食べた。そして、広島に帰ると絶対に食べなければいけないと思っていた、お好み焼き帰りがけ広島バスセンターに着き、ブラブラ街を歩いて寄ったお店も、カープの飾り物で一杯だった。

 実は、東京方面に帰るバスは、広島駅新幹線口だったが、間違えて広島バスセンターまで行ったので、電車で駅まで戻った。

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 大学生の時代によく利用していた路面電車だったが、見違えるほど洗練されたものになっていた。写真)もちろん車内広告はカープ一色だ。

 昔は乗客といえば年寄りと学生というイメージだったが、夕刻というせいもあり、サラリーマン姿が目立つ。切符も非接触型カードとなっていた。普通西日本では使えないSuicaもここでは使えるようだ。

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 19:50、広島駅新幹線口から深夜高速バス(写真)に乗車した。

 ここでも、帰りのバスの運転手と車掌は、二人ともカープのユニフォームを着ていた。

 どうやら、広島ではカープファンではないと生きていけそうにない。他球団のファンにとっては息苦しいところかも。
今年のCS戦

 クライマックス戦(Climax Series)は、カープがジャイアンツに3連勝。アドバンテージを入れて4勝0敗で、東京ドームに行くまでもなく、マツダスタジアムで終わった。

 昨年も3位のDeNAがCS戦に勝利したが、今年ジャイアンツがカープに勝つと、もっとCS戦の矛盾が露呈し、モヤモヤした気分になるところだった。

 こんな下克上を許すと、今年のセ・リーグはどこが一番強かったのかということになる。興行的には対戦が増えていいのだろうが、あまり褒められた制度だとは思わない。

 今期のセ・リーグの戦績は次表の通り。

 首位から13.5ゲームも引き離され、しかも勝率が5割に満たないチームが、1ゲームのハンディはあるものの、短期決戦で優勝する可能性がある仕組みは、どう考えてもおかしいと思う。

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 クライマックスシリーズのMVPは菊池涼介(28歳、写真)に決まった。

 シーズンでは、打率.233とあまり活躍しなかったが、第2戦(18日)の決勝3ランなどを評価されてMVPに選出された。

 しかし、守備はさすがに天下一品だ。この日も8回に立岡の二遊間のゴロをダイビングキャッチ(映像)し、わき役としても打席でもきっちり2犠打をこなした。


今年のカープ

 今年のカープは、4月の中旬から一度として首位の座を引き渡したことがなかったが、ちょっと去年とは違っていた。かつては投手王国と呼ばれていたカープだったが、投手陣が活躍できず、打線に頼った1年だった。

 そして、優秀なコーチがヤクルトに去った。

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 打撃コーチ・石井琢朗氏(48歳、写真左)、外野守備、走塁コーチ・河田雄祐氏(50歳、写真右)の二人だが、特に石井氏の指導方法には定評があり、2016年優勝の立役者とまで言われた。
彼の移籍は大きな痛手だったはずだ。

 日刊ゲンダイの記事では、「打高投低」過ぎて、コーチ同士が殴り合い寸前の言い争いで、チームが「空中分解」しそうな時があったそうだ。

 酷暑の7月半ばのこと。巨人が破竹の7連勝で5ゲーム差に追い上げてきたとき。それが3連勝で、一体感が生まれたという。

 どこかの内閣のように仲良しクラブではなく、緊張感があることも強さの一端と言えるのだろう。

 実は打線も、上表で分かる通り、打率ではヤクルト中日より劣っている。四球犠打、そして盗塁が他チームに優っているのだ。

 活躍したと思う野手は、まず、打率.306、本塁打39本、出塁率.468を誇って、MVP最有力候補でFAの去就が取りざたされている丸佳浩(29歳、写真左)。昨年は骨折で終盤で離脱したが、打率.320を残した不動の4番打者、鈴木誠也(24歳、写真左から2番目)。初めて規定打数に達し、打率.302の松山竜平(33歳、写真中央)と、打率3割には達しなかったが、今年ブレイクした野間俊祥(25歳、写真右から2番目)、そして打率.305の選手会長・会澤翼(30歳、写真右)だろうか。

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 投手陣では、まず先発陣から。最多勝(15勝)をジャイアンツの菅野智之と分け合った大瀬良大地(27歳、写真左)が唯一目立ったものの、昨年大車輪だった野村祐輔(29歳)、岡田明丈(25歳)もいま一つ。ジョンソン(34歳)も勝ち越したものの、往年に比べるともう一つ。昨年リーグ2位の15勝を挙げた薮田和樹(26歳)は2勝にとどまった。

 一方、抑えでは、中崎翔太(26歳、写真左から二番目)が68試合登板の大車輪、32セーブを挙げた。中継ぎの一岡章司(27歳、写真右から二番目)は59試合に登板、防御率も2.88と頑張った。あとはアドゥア誠(20歳、写真右)のブレイクに期待か。しかし、昨年リーグ最多タイの68試合に登板した今村猛(27歳)がいま一つだった。

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外国勢では、
エルドレッド(38歳、写真左)の出場が少ないのが気になった。愛されキャラですっかり広島の地になじんだエルドレッド。早く一軍に復帰して欲しい。

 その代り、ドミニカ三銃士というか、いずれもドミニカ共和国出身の投手、フランスア(25歳、写真左から二番目)、野手のバティスタ(26歳、写真右から二番目)、メヒヤ(25歳、写真右)の台頭が光った。

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 簡単に総括すると、昨年活躍できなかった、野手では鈴木誠也、投手では大瀬良大地の底上げ分が光った一年だったといえる。

日本シリーズ

 さて、今年の日本シリーズはソフトバンクと当たることになった。今週の27日(土)、28日(日)と、いずれも18:30スタート、マツダスタジアムで行われることになった。

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 パ・リーグとの試合ではDH制が適用される。今年で最後の41歳8ヶ月の新井貴浩(写真左)がスタメンで登場するだろう。これが楽しみだ。

 ジャイアンツとのCS戦で、逆転勝利に結びついたヒットをまた期待できる。

 球団史上初のリーグ3連覇の勢いそのままに、目指すは34年ぶりの日本一。

 それでは皆さん、ご一緒に。



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