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桜の季節がやってきた【その2】

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桜の名所

全国の桜名所

 日本人の好きな「三大~」とか「五大~」は桜の名所にもある。下図赤カッコと、写真五大桜

1.三大桜・三大巨桜

 三春滝桜(福島県三春町、シダレザクラ)、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市、エドヒガンザクラ)、山高神代桜(山梨県北杜市、エドヒガンザクラ)

2.三大夜桜

 高田公園(新潟県上越市、ソメイヨシノ)、円山公園(京都府京都市、シダレザクラ)、丸山公園(長崎県長崎市、ソメイヨシノ)。若しくは、弘前公園高田公園上野恩賜公園(東京都台東区、ソメイヨシノ)

3.三大桜名所

 弘前城(青森県弘前市、ソメイヨシノなど)、高遠城址公園(長野県伊那市、コヒガン)、吉野山(奈良県吉野郡)

4.五大桜

 三春滝桜狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市、ヤマザクラ、「駒止めの桜」とも)、根尾谷の淡墨桜石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市、カバザクラ)、山高神代桜
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目黒川のソメイヨシノ

 前作で桜新町のことに触れたが、目黒川の桜で知られる最寄り駅・池尻大橋は、そこから3つ先の駅だ。(下図)

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 世田谷区から、目黒区、品川区を通り東京湾に注ぐ約8kmの目黒川

 もう15年も前のことで、その時は1年しか働かなかったところだが、会社が目黒区青葉台にあり、最寄り駅が池尻大橋で、いつも目黒川沿いを歩いて通っていた。

 普段はどうってことのない川だが、春になると俄然様相が変わって来る。今年は3月24日(土)に満開になる予定だ。

 当時からの行きつけの居酒屋は、毎年のことだが、今年も土日に店舗前に売店を出すというので、久しぶりに行ってみようと思う。

 ここは今や、何と全国で一番の人気を誇るお花見スポットである。

 池尻大橋から東急目黒線下の亀の甲橋(品川区)までの約3.8kmの川沿いの両岸には、約800本ソメイヨシノが咲き誇り、大きな公園などはないものの、川沿いのそぞろ歩きを楽しむことができる。
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 今年は3月24日から4月10日までライトアップされるそうだが、水に映る花のシルエットや散り落ちた花びらが浮かぶさまは、日本の美そのものだ。(写真)

 自分は、そのうちの半分の距離に当たる、池尻大橋から中目黒までの約1.9km(下図)しか歩いたことがないが、ここは川幅が狭いので、両岸の桜の枝が重なりあって咲き競うかのような風景が圧巻である。



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 そして、「花筏」(写真)

 花筏(はないかだ)とは水面に散った花びらが連なって流れているのを筏に見立てた言葉で、春の風情の一つ。

 今年は、3月23日(金)~4月15日、70分、3,900円の目黒川「花筏クルーズ2018」が行われる。

 川一面に広がる花筏をかき分けて進む姿が、もう一つのお花見の楽しみとして注目されている、おススメのイベントのようだ。(写真)

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桑田山の雪割桜

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 雪割桜は、正式にはツバキカンザクラ(椿寒桜)といい、シナミザクラカンザクラの交配種で、早咲き桜のトップバッター。(写真)

 高知県須崎市桑田山では、雪がまだ残る頃に咲くので『雪割桜』と呼んでいる。

 の通り、蟠蛇森(ばんだがもり)の中腹にある桑田山(そうだやま) には、70年ほど前、松山市から株分けしてもらい、台木に接ぎ木したと言われている。

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 山全体には1,000本近くの雪割り桜の木があり、満開に咲き誇る雪割り桜を一目見ようと多くの見物客が訪れる。

 2月中旬~3月中旬に、濃いピンク・桃色の美しい花をつける雪割り桜、寒い時期に咲くので、お花を楽しむ期間は長い。
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 ところで、戦後間のない時期に発表され、軍国主義の重苦しい桎梏から解き放たれた喜びを謳歌する作品の代表曲の一つが、西條八十作詞、服部良一作曲の「青い山脈」である。

 「青い山脈」石坂洋次郎原作の日本映画『青い山脈』の主題歌として1949年に発表された曲である。発表当初は藤山一郎奈良光枝が歌っていたが、奈良が早世した(1977年に53歳で死去)こともあり藤山一郎の歌として有名である。

 作曲者の服部良一は、著書の中で「梅田から省線に乗って、京都に向かう途中のこと、日本晴れのはるか彼方にくっきりと描く六甲山脈の連峰をながめているうちににわかに曲想がわいてきた」と記している。

 歌詞にある「雪割り桜」は、根雪の残るまだ寒い時期に満開を迎える、春の訪れを知らせる花。

 雪割り桜の咲く下には、まだ古い冬の時代の名残がある。長い苦しい戦争が終わり、国土は焼け人々は闇市を徘徊しながらも、新しい時代の幕開けに切ない希望を託している歌の象徴が「雪割草」だった。

藤山一郎&奈良光枝/青い山脈


続く。

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