前作で3連休、ネットが使えなかったことをお知らせした。
テレビを見ないので、とても時間つぶしに困り、これまでいかにネットに依存した生活を送ってきたかを実感する。
自分はすでに立派な!?ネット中毒患者である。
それでも、たまにそんな経験をするのも大切なことだと思う。
おかげで、たまった新聞の切り抜きや、過去の資料を一気に整理することが出来た。
それも一杯になっているので、あまり見ないものは、別に大きな透明の袋に入れ、よく見るものは机の引き出しに入れてある。
また、一部はクリアファイルに入れ書棚に置いてある。
作家の曽野綾子さん(80歳)がこう語っている。
「大変皮肉なことですが、老年になってから老年を始めるのでは遅い。地震が来てから非常用の装備を買いに走るようなものです」
「私は死後自分の存在を後世に残そうという気持ちが全くありません。(中略) だから、身辺は早くから整理し始めました。始末って、手も体力もかかるので、元気なうちにはじめなきゃならないんです。そうやって整理する一方で、アフリカへ旅行に行くなど、したいことをする。もういつ死んでもいいと思えれば、かえって冒険が出来ます。『自由をわが手に』です。若いときと違う青春は、現実にあるんですよ」
1.親を捨てる
2.子供を捨てる
3.友人を捨てる
4.家を捨てる
5.見栄を捨てる
6.年賀状やお中元をやめる
7.カネを捨てる
「無理をするから、お互いが不幸になる」 親の面倒は自分でみなくていい
「子供になんか残すな!」 『カネは自分で使い切る』が正しい
など、解説を加えないと誤解を招きそうな勇ましい言葉が続いている。
考え方には賛成だ。但し全て実行できる自信はない。
「老前整理」という言葉がある。
老前整理コンサルタントの坂岡洋子さんが次の様に説明している。
「老前整理とは文字通り、老いに備えて身辺整理をする、という意味の造語です。私が老前整理の必要性を感じたのは、介護の現場においてでした。
ケアマネージャーとして介護現場で働いたときに痛感したのは、高齢者はとにかくモノをたくさん持ちすぎているということ。
おカネを稼いでいた現役時代は、古くなったものは 『また買えばいい』と処分することもできたけれど、収入が年金などに限定される老年になると、一度捨てたらもう買い戻せないという思いが出てきて、なかなか捨てられなくなってくる。その結果、家の中にどんどんモノが溜まっていくのです」
「思い切って『捨てる』勇気を持ってほしい」と強調している。
AERA3月31日号にも「捨てて4月から心機一転 捨てる哲学」という特集記事があった。
羽生善治は後悔、小島慶子は会社、「獺祭」旭酒造は伝統…と続く。 これは広告しか見ていないので、改めて本を買って内容を紹介することにしたい。
いずれにしても久しぶりの書類整理。
いろいろなことを発見したので、その詳細はおいおいお伝えして行こうと思う。