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五木寛之

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 同じ年代の有名人がバタバタと亡くなる中、五木寛之氏(現在84歳、写真)が元気だ。彼は「人生五十年というのは正しい。それ以後はオマケと考えて感謝の日々を送るべきだ」と言っている割にはその「オマケ」の人生が長い。

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 今から42年前の1975年、彼がまだ現在の歳の半分の42歳のとき、日刊ゲンダイでエッセイ『流されゆく日々』を始めたが、2008年に通算8,000回の世界最長コラムとしてギネス世界記録に認定され、この7月28日現在、10,216回と、今もなお連載中だ。


 拙ブログで検索すれば「五木寛之」こんなにヒットする。

 何と、33作「五木寛之」登場しているのだ。

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 もっとも、2001年には映画化され、33作のうち7作も登場する「大河の一滴」(1998年)は「この世にしぶとく生き残った者は、全て『善キ者』たちの死によって生き長らえている『罪深き者』たちなのだ」というフレーズがほとんどである。

 ちなみに下表の挿入テキストの黒字は小説・随筆、青字は音楽関係だ。
 
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 五木寛之は、主に「人生のヒント」、「大河の一滴」、「下山の思想」等、「人生」と、百寺巡礼」(2008年、講談社文庫、写真)、百の旅千の旅」「旅のヒント」等、「旅」をテーマにした「小説家・随筆家」であると同時に、音楽にも造詣が深く、「作詞家」としても有名である。

 音楽のエピソードではこんなものがある。

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「演歌」「艶歌」とも「怨歌」ともいう。「怨歌」は彼が圭子(2013年、62歳で没)の歌を聴いて評した造語で、その経緯を怨歌の誕生」(2013年、双葉文庫、写真)という実名小説でこのように描いている。
 
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 「藤圭子(写真)という新しい歌い手の最初のLPレコードを夜中に聴いた。彼女はこのレコードを一枚残しただけで、たとえ今後どんなふうに生きて行こうと、もうそれで自分の人生を十分に生きたのだ、という気がした。

 日本の流行歌などと馬鹿にしている向きは、このLPをためしに買って、深夜、灯りを消して聴いてみることだ。おそらく、ぞっとして、暗い気分になって、それでも、どうしてももう一度この歌を聴かずにはいられない気持になってしまうだろう。

 ここにあるのは、<艶歌>でも<援歌>でもない。これは正真正銘の<怨歌>である」

藤圭子/圭子の夢は夜ひらく(1970年)




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五木ひろし(現在69歳、写真左)の命名者である山口洋子(2014年、77歳で没)は、苗字の「五木」を五木寛之から頂戴したものだったが、改名後のデビュー作である「よこはま・たそがれ」で、この7月21日に79歳で亡くなった平尾昌晃(写真右)と初顔合わせをした。これは、ロカビリー歌手から作曲家に転身した平尾にとって、初めての演歌作品でもあった。

 なお彼は、五木ひろしに「ふりむけば日本海」(1971年)という曲を提供している。



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この人も今年の4月12日に亡くなった、ペギー葉山(83歳で没、写真)と五木寛之の話題。

 2010年、「自らの人生を振り返った時、希望がわくような歌にしたいね」と、45年の付き合いの、五木寛之と相談して、NHK「ラジオ深夜便」の1月、深夜便20周年記念曲として作られた「夜明けのメロディー」は、彼女のヒット作品として、約40年ぶりのオリコンチャートインを果たす快挙を成し遂げた。 


そしてこんな曲も彼の作詞によるものだ。

 立原岬のペンネームで「旅の終りに」(1977年、歌:冠二郎)等も作詞した。また、五木寛之の名では「青年は荒野をめざす」(1968年、歌:ザ・フォーク・クルセダーズ愛の水中花」(1979年、歌:松坂慶子「金沢望郷歌(2005年、歌:松原健之などの作詞を手がけている。




 五木寛之は1932年(昭和7年)生まれだが、どんな有名人がいるのだろうか。

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 上段は現存の男性。から、稲盛和夫(実業家)、露口茂(俳優)、渡部恒(政治家)、若山弦蔵(声優)、三浦雄一郎(冒険家)、田中邦衛柳澤愼一仲代達也(俳優)、石原慎太郎(政治家)、神津善行(作曲家)

 中段は、現存の女性。から、惠子渡辺美佐子有馬稲子(俳優)、木元教子(エッセイスト)、寿美花代野村沙知代(タレント)、久保菜穂子岩崎加根子(俳優) 
 
 下段は故人。カッコ内は没年と没年齢。から、谷啓(2010年、78歳)、
船村徹(2017年、84歳) 、宇井純(2006年、74歳)、真鍋博(2000年、68歳)、石堂淑朗(2011年、79歳)、小室直樹(2010年、77歳)、安田伸(1996年、64歳)、谷幹一(2007年、74歳)、高千穂ひづる(2016年、83歳)
 現在、五木寛之のこの3冊を読んでいる。

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 「嫌老社会を超えて」(2015年、中央公論新社)、「うらやましい死にかた」(2000年、文藝春秋)、「余命」2015年、祥伝社)である。

 次回は、この書籍を参考に長寿社会【その3】を投稿する予定だ。


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