最近ザ・スリー・デグリーズを投稿したが、3人組の女性ヴォーカルが多いのに気が付いた。
3回に分けて行うつもりだが、初回は海外で1960年代までに活躍したグループを紹介したい。
まずはこの人たちから。
アンドリュース・シスターズ
アンドリュ-ス・シスターズは、長女ラヴァーン(低音担当)(1911-1967)、次女マキシン(高音担当)(1916-1995)、3女パティ(リードヴォーカル)(1918-2013)の3姉妹のグループ。
昨年(2013年)の1月、パティが94歳で亡くなり、メンバー全員が他界してしまった。
ミネソタ州ミネアポリス出身。1937年、デッカよりデビュー。1938年の「すてきなあなた」で注目を浴び、1940年代末までに「ビア樽ポルカ」「ラムとコカ・コーラ」など数々のヒット曲を連発した。ビッグバンド時代らしいノリのよいリズムの曲が多く、力強い3声一体のハーモニーで魅了する1940年代を代表するグループ。(第765話:アンドリュース・シスターズ参照)
ブギ・ウギ・ビューグル・ボーイ(Boogie Woogie Bugle Boy Of Company B)
ラムとコカ・コーラ( Rum and Coca Cola)
マクガイア・シスターズ
マクガイア・シスターズは、「スリー・ビューテー・マクガイア」の愛称で親しまれ、1950年代に活躍したアメリカ・オハイオ州出身の容姿端麗な3姉妹のコーラス・グループ。
1955年、ドゥワップの名曲「SINCERELY」のカヴァーが全米1位の大ヒットを記録。1956年のシングル「Moonglow」は映画「ピクニック」のサウンド・トラック盤と共にヒット。
1958年、「SUGAR TIME」が全米チャート最高7位を記録し、この曲も彼女たちの代表曲の一つとなった。
映画「ピクニック」よりムーングロウ(Moonglow)(1956年)
シュガー・タイム(Sugar Time)(1958年)
マクガイア・シスターズは、1968年を以て、活動に終止符を打っている。一番若い妹はソロ・シンガーへと、上の二人は主婦業に専念したそうだ。
この映像は2004年のもので、それぞれ78歳、76歳、73歳の時のもの。右側、次女のドロシーさんはパーキンソン病で2012年、84歳で他界されたという。
ザ・ロネッツ
代表曲は、「Be My Baby」「Baby, I Love You」「(The Best Part of) Breakin' Up」「(Walking) in the Rain」など。
リードシンガーのヴェロニカ・ベネット(別名ロニー・スペクター)(現在70歳)が「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第69位にランクインしている。(Wikipedia参照)
あたしのベビー(Be My Baby)(1963年)
ベビー・アイ・ラヴ・ユー(Baby,I Love You)(1963年)
ザ・スプリームス
1964年から、66年までアメリカ・デトロイトを発祥地とするモータウン旋風が巷に吹き荒れた。
その中心は何と言ってもスプリームスだった。
そのメンバーの一人、フローレンス・バラードの悲劇は「ドリーム・ガールズ」として映画化された。
ストップ・インザ・ネームオブ・ラヴ(Stop! In the Name of Love)(1965年)
キープ・ミー・ハンギング・オン(You Keep Me Hangin' On) (1966年)