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老人の顔

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 今日(9月21日)はハッピーマンデー制度により、敬老の日だ。敬老の日のひっかけもあるのだろうが、シルバーウィークで5日間と云う久しぶりの大型連休の中日である。
 
 ところで、明治の文豪・森鴎外(1922年、60歳で没)のひとこと。
 
 「人間は親から貰った顔のままではいけない。その顔を自分で作って行って立派なものにしなくてはならない(小堀杏奴「晩年の父」)
 
イメージ 1 この言葉は鴎外の次女・小堀杏奴(こぼりあんな)の「晩年の父」(岩波文庫)の中に出てくる。
 
 鴎外の若いころ(左)と、晩年(右)はこんな顔だった。
 
 立派な顔立ちであるが、彼は幼少の頃から自分の容貌が美しくないと思い、気にしていたようだ。
 これは、「年をとれば自分の顔に責任を持て」という言葉に似ている。顔は木で言うと「年輪」のようなものだ。年輪を重ねて「いい顔」になる人は確かに存在する。
 
 人生の集大成を顔で判断されても仕方がないのだろうか。
 
 自分は結構自分の顔を見ている。トイレでは鏡を見ることは欠かさないし、スマホで自撮りしたり、用も無いのに証明写真のBOXに入り写真を取ることもある。
 
 「老醜」という言葉がある。年を取れば仕方がないこともあるが、出来ればみっともない姿はさらしたくない。http://facelift-biyou.com/参照)

イメージ 2イメージ 3
 
 もちろん、これに当てはまることは多々ある。
 
 それでも、自分で云うのもおかしいが、ロマンス・グレイにはなったものの髪が残っていること、まだ肌がくすんでいないこと。
 
 そして、今でもフルタイムで会社に勤め、人前で話すことが多いという緊張感の連続も同年輩より若いと言われる秘訣だろうと思っている。
 芸能人などで、素敵な年の取り方をしている人を見ると、自分も少しでもあやかりたいと思うものだ。
 
 特に自分たちの世代は団塊の世代なのでその対象者が多い。
 
 どんな人がいるのだろうか。(ここでは昭和21年~昭和25年生まれまで範囲を広げています)
 
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 男性の歌手が頑張っている感じだね。名前は50音順ですが、認知症テストでどれだけ名前を覚えているかテストしてみよう。(答えは次回の拙ブログで)
 今はともかくみんな若い。
 
 漫画の世界で、昭和の中高年代表がサザエさんの父親の磯野波平なら、平成の代表は島耕作だ。
 
イメージ 8イメージ 9 磯野波平(写真左)は漫画では54歳島耕(写真右は、1947年(昭和22年)9月生まれという設定だから現在67。「課長島耕作」のときは36歳から45歳のときだったが、今や部長、取締役、常務、専務、社長を経て、「会長島耕作」である。
 
 今では中高年という認識がこんなに変化している。
 多分、自分は長生きをする可能性が高い。但し、これと言った趣味がないだけに、出来るだけ長く働き続けることが条件だ。
 
 働いていることのメリットはたくさんある。
 
 規則正しい生活、適度なストレス、能力を磨く機会、多くの人との出会い…。
 
 よく遊び、よく働く。これからも明るく前向きな人生を送り続けることが出来たら「老人の顔」にはならないと信じている。
竹内まりや/人生の扉(2007)
 

<歌詞>
 春がまた来るたびひとつ年を重ね 目に映る景色も少しずつ変わるよ 陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く 気がつけば五十路を越えた私がいる 信じられない速さで時が過ぎ去ると 知ってしまったら どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ
 I say it's fun to be 20 Yousay it's great to be 30 And they say it's lovely to be40 But I feel it's nice to be 50 
 満開の桜や色づく山の紅葉を この先いったい何度見ることになるだろう ひとつひとつ 人生の扉を開けては感じるその重さ ひとりひとり愛する人たちのために生きてゆきたいよ

井上陽水/人生が二度あれば(1972年)
 

<歌詞>

父は今年二月で六十五 顔のシワはふえてゆくばかり 仕事に追われ このごろやっと ゆとりができた
 父の湯呑み茶碗は欠けている それにお茶を入れて飲んでいる 湯飲みに写る 自分の顔をじっと見ている 人生が二度あれば この人生が二度あれば
 母は今年九月で六十四 子供だけの為に年とった 母の細い手 つけもの石を持ち上げている そんな母を見てると人生が 誰の為にあるのかわからない 子供を育て 家族の為に年老いた母   

人生が二度あれば この人生が二度あれば 父と母がこたつでお茶を飲み 若い頃の事を話し合う 想い出してる 夢見るように 夢見るように 人生が二度あれば この人生が二度あれば

 
 
 
 
 
 
 

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