右表の通り全国の都道府県の中で、大阪府に次いで第4位だ。
それは、神奈川県の発車メロディや、接近メロディ、いわゆる「駅メロ」で如何なく力を発揮している。
JR東海道線
遠距離通勤客の増加による混雑の激化を背景に、JR東日本はラッシュ時の輸送改善に力を入れており、貨物線を有効活用した通勤ライナーの増発や、2階建てグリーン車の連結による着席サービスの向上、座席のロングシート化による定員増や4ドア普通車の導入などが図られている。
上野東京ラインは、東京から北関東方面へ向かう東北本線(宇都宮線)や高崎線との相互直通運転を行い、ラッシュ時の混雑の緩和を図っている。(Wikipedia参照)
それでは、東海道線・茅ヶ崎、平塚、小田原3駅の発車メロディを。
サザン・オールスターズ/希望の轍(わだち)(1990年)【JR茅ヶ崎駅】
「希望の轍」は、1990年に公開された映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバムの2曲目に収録された曲で、サザンオールスターズの代表曲の一つ。
ボーカルの
桑田佳祐(現在59歳、写真)が茅ヶ崎市出身であることで、茅ヶ崎商工会議所青年部の署名活動で集められた、1万件を超える署名とアンケートがJR東日本に提出され、これを受けて、2014年10月1日より茅ケ崎駅東海道線ホームの発車メロディに採用された。
5番線(東京方面)がイントロ、6番線(小田原方面)がサビで、それぞれ15秒程度流れる。
たなばたさま(1941年)【JR平塚駅】
1951年に戦後の復興策として始まったが、 平塚青年会議所の発案により、2013年から2年を限度として、JR平塚駅の発車メロディーに童謡「たなばたさま」を使用。
今年は7月3日(金)から7月5日(日)をお祭りの予定としている。
お猿のかごや(1938年)【JR小田原駅】
作詞者の山上氏が、ある日夕焼けを眺めながら、「故郷(長野市松代)の山道で出合った猿は今頃どうしているかな」と物思いにふける中、猿がかごを担ぐ歌詞が浮かんだという。
長野市にある山上家は、祖父の代から骨董商を営んでいて、家に小田原提灯があったのでこれが歌詞の一部に加わったようだ。(Wikipedia参照)
京急電鉄
少し古いが、2013年の朝日新聞4月9日号に「ご当地駅メロ花盛り」という記事が載っていた。
列車の発車合図にはもともと、鐘やブザー、ベルが使用されていたが、国鉄民営直後の1980年代後半、JR東日本がメロディーに切り替えた。
耳に優しい音にすることで、「うるさい」という乗客からの苦情に応えるとともに、駆け込み乗車を防ぐ狙いもあったという。
首都圏では、その駅にちなんだ「ご当地ソング」が花盛りで、駅メロを企業の「広告」に活用しようという動きが広がっている。その中で一番熱心なのは「京急電鉄」だ。
京急では、2008年7月に京急線16駅の駅メロを募集し、16駅に品川駅を加えた17駅の駅メロを決定。
その駅メロは右画像の「京急駅メロディ-オリジナル-」というCDにもなっている。
(拙ブログ、ご当地駅メロ花盛りで一部紹介しています。赤の囲みがそのとき紹介した曲)
山口百恵/横須賀ストーリー (1976年)【横須賀中央駅】
山口百恵/秋桜 (1977年)【京急久里浜駅】