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大久野島

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イメージ 4 4月18日投稿の拙ブログ、愛川欽也逝く 愛川欽也と『アド街ック天国』で、NHK連続テレビ小説『まっさん』(写真)で有名になったとはいえ、まさか、故郷広島県・竹原市が紹介されるとは思わなかった。
 
 名所の少ないところなので、「ベスト20どころか、ベスト5まであるのか?」と失礼なことを言ってしまった。
 イメージ 5 広島県・竹原市は人口2万7千人。瀬戸内海に面し「安芸の小京都」と呼ばれる小さな都市である。(写真)
 
 小学生のときに住んでいたのは、1958年に豊田郡・竹原町と合併した忠海町、今は忠海地区と言われる地域で、実は市の中心部、竹原のことはあまり知らない。
 そのベスト20は次の通り。
 
 
 上記のほとんどを知らないが、このうち3位の大久野島と、5位のアヲハタジャムは忠海に関係するところだ。
 
 そこで今回は、「大久野島」を取り上げてみたい。
イメージ 10イメージ 11 大久野島は、広島県竹原市忠海地区から沖合い3kmに位置し、周囲は4.3km1934(昭和9年)に瀬戸内海国立公園に指定されている、人は住んでいない。
 

 忠海港発のフェリーがあり、忠海港発は、8:30から2時間おきに出港。帰りの便も考えると、最終便は15:30発の便。

 
大久野島発の最終便は17:13(ただし、2月~10月の間のみ。11月~1月の間の大久野島発最終便は16:13

 
フェリー乗船時間は15程度。


 
毒ガスの島
 
 大久野島には、明治30年代に日露戦争開戦に備え、芸予要塞の一角として砲台などが設置された。その後砲台は撤去されたが、陸軍は、第一次世界大戦時に、地理的な条件や秘匿の容易さなどから、大久野島を化学兵器の生産拠点に選び出した。
 
イメージ 1 毒ガス工場の存在は機密性から秘匿され、陸軍が発行した一般向け地図においても大久野島一帯は空白地域として扱われ、地図から消された島」と呼ばれた。
 
 当時は、地元の農民や漁民、勤労動員学生ら6,500人が一定の養成期間を経て従事していた。
 
 その後、毒ガスは終戦後、GHQや政府により、周辺海域への海洋投棄、島内での地中処分といった方法で行われ、除毒措置も施された。しかし処分は十分ではなく、現在でも島内地下45mの土壌で高濃度のヒ素が検出されるなど、負の遺産を受け継いでいる。
 
 また、大久野島で働いていた職員達にも被害があった。1950年に元従業者から喉頭がんが初めて発見され、また激しい咳や膿性のタン、原因不明の頭痛に悩まされる人が相次いだ。
 
 
イメージ 3 政府は1954年に救済のため特別措置を適用したが、毒ガス関係者のガン発生頻度は全国平均の15だという。
 
 自分も覚えているが、忠海病院(現・呉共済病院忠海分院写真)に多くの患者が収容されていた。これまでに4,500の中毒患者の治療にあたっているのだそうだ。
 
イメージ 2 こうした歴史を風化させないという地元住民の願いにより、1988年には大久野島毒ガス資料館(写真)が開館した。
 
 大久野島には現在も危険な土壌汚染地域や倒壊の可能性がある建物もあるため、立ち入り禁止になっている場所も存在するという。

ラビットアイランド
 
イメージ 6 大久野島は、近年では多数のウサギが生息することでも知られ、「ウサギ島(ラビットアイランド)」とも呼ばれる。
 
 戦後はすっかり無人化し、戦争の傷跡だけが残った大久野島だったが、高度成長期の1963年、アウトドアレジャーを推進するために出来た「国民休暇村」が誘致され、海水浴場あり、キャンプ場あり、テニスコートあり、温泉ありのリゾートアイランドとして生まれ変わった。
 
 島外の小学校で飼育されていた8羽のウサギ1971年に島に放されて野生化し、繁殖したが、 2011年の卯年(うどし)にちなんで大久野島のウサギがマスコミで取り上げられると、全国的に知られるようになった。それで、大久野島は「ウサギ島」とも呼ばれるようになった。
 
 昨年3月にはキャンプにやってきた外国人観光客「ラビットアイランド」としてブログに紹介し、それをきっかけに最近は海外からも注目が集まっている。
 


 
イメージ 9 今、島では700匹のウサギたちがいて、野生なのに人懐こいウサギたちが年間10万人の観光客を迎える「ウサギの楽園」として知られ、一部のウサギ好きの聖地ともなっている。(写真)
 
 そして、ウサギの保護のため、島には補助犬以外の犬の連れ込みは禁止されているそうだ。
 
 毎日対岸から島を眺めることが出来、子供の頃にはキャンプまでした思い出の島。
 
イメージ 7イメージ 8 海水浴(写真左)では、オコゼ(写真右)に噛まれて、足を腫らせてほうほうの体で家に帰ったことも今は懐かしい。
Wikipedia参照
 
 
 
 
 
 

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