いきなりこんな話から…。
今年の初詣はすっかり時期外れの1月18日(日)、一人で近くの神鳥前川神社(しとどまえかわじんじゃ)(図)に出かけた。近くと言っても、家から歩いて1時間程度はかかる。
生来、混雑が嫌い、買い物や食事、ましてや願いごとなどで、長い行列を並ぶ気がない。
正月の三が日はとても混むので、お参りするのをあきらめて甘酒だけ飲んで帰ったこともある。
おみくじを引く。大吉だ。そこにはこんなことが書いてある。
「おもうがままになる運です 短気をいましめて身をつつしみ 何事にも心静かに他人とよく相談して事をなさい すべて心のままになるでしょう」
何と嬉しい言葉だろうか!これが精進の末、真実になることを祈るばかりだ。
そして、こんな句も。もちろん、当時桜は咲いていない。
「さびしさに 何とはなくて 来て見れば うれし桜の 花ざかりかな」
回りくどくなったが、それで今回は桜の話題を。
同日の夜、東京タワーでは一日限定で、ピンク色に輝く「さくら開花ピンクダイヤモドヴェール」のライトアップが行われた。(写真)
ところで、全国の桜の名所といえばこんなところだ。(黒枠は次で紹介する名所)
残念ながらほとんど行ったことがない。ここでは、千光寺公園(広島県尾道市)と西公園(福岡市)だけだ。

三春滝桜(福島県三春町)、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)、山高神代桜(山梨県北杜市)

高田公園(新潟県上越市)、円山公園(京都府京都市)、丸山公園(長崎県長崎市)、若しくは、弘前公園(青森県弘前市)、高田公園(新潟県上越市)、上野恩賜公園(東京都台東区)

弘前城(青森県弘前市)、高遠城址公園(長野県伊那市)、吉野山(奈良県吉野郡)

三春滝桜、狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市)※駒止めの桜とも、根尾谷の淡墨桜、石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)、山高神代桜(写真)
しかし、近場でも素晴らしい姿を見ることができるのが桜の特長だ。
自分の住んでいる横浜市緑区内でも数々の桜の名所がある。その一例を。

その一つ、通勤途中のJR十日市場駅から霧が丘方面に続く環状4号線沿いの、1km以上にも連なる桜並木は圧巻だ。(3月27現在まだつぼみだ)

相鉄線「鶴ヶ峰」駅・相鉄線「三ツ境」駅・JR横浜線・横浜市営地下鉄「中山」駅下車、各駅から、「よこはま動物園」行きのバスで約15分のところにある、ズーラシア。
ズーラシアでは、3月後半から花をつける早咲きのオカメザクラ、陽光、3月末~4月のはじめに咲くソメイヨシノ、ソメイヨシノより少し遅れて咲くシダレザクラが、みんなのはらっぱ~ころころ広場~ぱかぱか広場にかけて、時期をずらして順番に咲いていき、長い期間、色々な種類のサクラの花が楽しめる。他にもウワミズザクラ、ジュウガツザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどが園内のあちらこちらに散りばめてあり、全部で700本以上のサクラがある。(3月27現在まだつぼみだ)

四季の森公園の桜はなんと言っても南口周辺が見事で、駐車場の周辺から売店横の広場にかけて大きく枝を張ったソメイヨシノが咲き誇る。木も大きく、数も多く、春の陽射しを浴びて輝く様子は素晴らしい景観だ。桜の下にはお花見の人たちがシートを広げ、それぞれに春の日を楽しんでいる。公園東側の区画とを繋ぐ「もりの連絡橋」へと上る散策路へと歩を進めると、少し高みとなって広場の桜を見下ろすことができて、この景観もたいへんに美しい。また「南口広場」正面の展望台からの眺めも素晴らしい。南口から北口を結ぶ遊歩道沿いにも桜が咲き、これも美しい。(横浜線沿線公園探訪参照)

また、区制30周年記念事業(1999年)の一環として約90本植樹された桜も、16年経過した現在綺麗に鶴見川の土手を彩るようになり、新旧合わせて桜の名所になりつつある。伸び伸びと枝を広げられる桜は、鴨居駅周辺ではここの場所しかない。(緑区観光情報参照)
ここで桜の歌を。桜を取り扱った曲はとても多い。近年のポピュラーソングは、「桜ソング」といわれ親しまれている。
さくらさくら
坂本冬美/夜桜お七(1994年)
福山雅治/桜坂(2000年)
川野夏美/さくら さくら(原曲は2004年、歌:服部浩子)
森進一/さくらの唄(原曲は1976年、歌:美空ひばり)
「桜の歌」、最後はどうしてもこの曲を。
元々は彼の友人の結婚をきっかけとして作られたもの。2003年1月から3月にかけて、MBSのクイズ番組『世界ウルルン滞在記』のエンディング・テーマとして使用され、その年以降の卒業式や予餞会で多く歌われた。
彼が、学校を訪問して「合唱」を一緒に歌った映像と、卒業式で「独唱」を歌ったサプライズ映像を。
森山直太朗/さくら(2003年)