年末ギリギリだというのに、全く関係のない記事。
私が選んだカントリー・ソングのベスト5。
今もカントリーは人気があるようだが、最近の曲は知らない。また、古いカントリーもあまり知らない。奇しくも1960年から70年代前半の曲ばかりだ。完全に独断と偏見?に基づいているのでご容赦を。![]()

それでは、発売の順から聴いてみよう。
ブラザース・フォア/牛追いの歌(1962年)
1960年代カレッジ・フォークの旗手として一世風靡したブラザース・フォアは、1962年の秋から冬にかけてアメリカ各地のカレッジを中心に54か所もの大掛かりな公演旅行を行った。そのときの録音が「クロス・カントリー・コンサート」というレコード(写真)に収められていて、その冒頭の曲がこの「牛追いの歌」である。(第809話:ブラザース・フォア参照)
タミー・ウィネット/スタンド・バイ・ユア・マン(1968年)
この曲は、彼女が25歳のときの大ヒットナンバー。ジャック・ニコルソン主演の「ファイブ・イージー・ピーセス」(1970年)(映像)にも使われた。
「Stand by Your Man」とは邦訳で「あなたの夫のそばに立ちなさい」という、ウーマンリブ花やかりし頃に貞淑な妻を勧めた大胆な内容で、ヒラリー・クリントンが、1992年、夫のビルが民主党大統領候補として出馬したが、彼の懲りない下半身問題がマスコミに取り沙汰され、それまで優勢だった支持率を一気に落としてしまったとき、「私は、男に寄り添い、家でクッキーを焼くだけのタミー・ウィネットのような女ではない」と言ったことが世論を動かし、共和党の現職ブッシュ・シニアを破って大統領の座を射とめたというエピソードがある。
グレン・キャンベル/トライ・ア・リトル・カインドネス(1969年)
ファミリー・バンドでプレイをしていた彼は、22歳のとき、プロミュージシャンを目指して、ロサンジェルスでデビューする。
1967年(29歳)に発表した「Gentle On My Mind」が全米で大ヒットし、この年のC&W部門のグラミー賞に輝き、「By The Time I Get To Phoenix」が続けて大ヒットし、カントリー・ミュージック界の1人として不動の地位を築いた。
日本では、この「Try A Little Kindness」で一躍人気者となった。
アン・マレー/スノーバード(1970年)
医師である父と5人兄弟、二匹の犬に囲まれ、のびのびと育ったようだ。今でもカナダ中心に活躍している。「ダニーの歌」で1974年度グラミー賞の最優秀カントリー女性歌手賞、「辛い別れ」で1978年度グラミー賞の最優秀ポップ女性歌手賞を受賞。
チャーリー・リッチ レイ・コニフ/朝やけの少女(1973年)
レイ・コニフのカバーも大好き。
まだ聴きたい曲があったので少し心残り。
来年のために取っておきますね。![]()

