そして、集中治療センターに3日間。一般病棟に移って2日間。9月30日(月)に退院。あっという間の入院生活だった。
また、重要な会議が迫っていたので、退院の翌日から会社に出勤した。
その後、今年の5月21日から3日間の検査入院(心疾患、退院)を経たが、あれからちょうど1年が経った。
今でも2ヶ月に一度は通院しているし、次の薬を毎日欠かさず飲んでいる。





健康的な生活に改善を図ったわけではない。相変わらず飲んだくれているし、仕事などのストレスが減ったわけでもない。
9月28日にこんな記事が載っていた。
お酒に弱い体質の遺伝子型を持つ人は、心筋梗塞になったときに心臓のダメージが大きくなりやすいとする研究結果を、米スタンフォード大のチームがまとめた。ヒトのiPS細胞を使った実験で確かめたという。論文を米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン電子版に発表した。(中略)
チームは、東アジア系でお酒に弱い遺伝子タイプの5人と、そうではない5人の皮膚の細胞からiPS細胞をつくり、心筋細胞に変化させて性質を調べた。この酵素は心筋梗塞になったときに出てくる活性酸素の解毒にもかかわっていて、お酒に弱いタイプでは心筋細胞でもこの酵素がうまく働かず、細胞が死にやすくなっていることがわかったという。
お酒に弱い人は心筋梗塞などが重症化しやすい傾向にある、と臨床医の間では経験的に受け止められていた。これまでのマウスの実験では、この酵素に心筋細胞を守る働きがあるかどうかははっきりしていなかった。
チームは、東アジア系でお酒に弱い遺伝子タイプの5人と、そうではない5人の皮膚の細胞からiPS細胞をつくり、心筋細胞に変化させて性質を調べた。この酵素は心筋梗塞になったときに出てくる活性酸素の解毒にもかかわっていて、お酒に弱いタイプでは心筋細胞でもこの酵素がうまく働かず、細胞が死にやすくなっていることがわかったという。
お酒に弱い人は心筋梗塞などが重症化しやすい傾向にある、と臨床医の間では経験的に受け止められていた。これまでのマウスの実験では、この酵素に心筋細胞を守る働きがあるかどうかははっきりしていなかった。
これでお酒を飲んでいることに納得し、悦に行っている始末である。
ところで、ガン、脳卒中と合わせて3大疾病といわれる急性心筋梗塞。グラフの通り、悪性新生物(ガン)に続いて死亡率が急速に高まっている。
左図は、人はいずれ何らかの死因で死亡することになるが、生命表の上で、ある年齢の者が将来どの死因で死亡するかを計算し、確率の形で表した「死因別死亡確率」である。
2010年の死因別死亡確率をみると、0歳では男女とも悪性新生物で将来死亡する確率が最も高く、次いで、男は心疾患、肺炎、脳血管疾患、女は心疾患、脳血管疾患、肺炎の順になっている。
65歳では0歳に比べ悪性新生物の死亡確率が低く、他の死亡確率が高くなっており、75歳では更にこの傾向が強くなっている。一方、90歳では男女とも脳血管疾患の死亡確率が75歳より低くなっている。
2013年から14年にかけての資料だが、天海祐希さんと、敏いとうさんは一命を取り留めている。
一般的に心筋梗塞は、メタボ体質の人が多いとされるが、天海さんのようにスリムな人もストレスが原因で心筋梗塞に見舞われることもあるので要注意。
過去は、1969年、正力松太郎(84歳)、1979年、初代引田天功(45歳)、1980年、大平正芳(70歳)、遠藤実(76歳)、2010年、吉岡治(76歳)、小林繁(57歳)、松田直樹(34歳)など。
徳光和夫さん、西田敏行さん、松村邦洋さんたちは一命を取り留めた人たちである。
http://apital.asahi.com/article/sakai/2014080800004.html
心筋梗塞を患うに当たって、病気には前兆があること、そして、それを見逃さないことの大切さをつくづく感じた。
振り返ってみれば、自分にもいくつも前兆があった。



そのせいか、入院・手術をすると、短期間で一気に体重が減ることがある。
これはいまだに前兆なのかどうかは定かでないが、全身がジンマシンでかゆくて堪らなかったのが、手術するとそれがぴたりと止まった。 その他、呼吸困難、吐き気、左手小指の痛み、冷や汗などがある。
幸運にもたった5日間の入院ではあったが、とても苦しい経験であったことに間違いはない。
そして、薬は死ぬまで飲まなくてはいけない。その出費も大変である。
健康を維持することは大切だ。やはり若いころのような無茶な生活をしてはいけないね。
ビージ-ズ/ハートブレーカー
パット・ベネター/ハートブレーカー(1980年)